

定例幹部職員会議 部局の取組紹介 |
令和6年03月25日 |

探究しずおか 〜VUCA時代を生き抜くために〜

教育委員会教育政策課

1 要旨
予測困難な時代を生き抜き、持続可能な社会の実現に向け新たな価値を創造する力を育むため、児童生徒が自ら課題を立て、地域・企業・大学等様々な立場の他者と協働しながら課題解決に向けた道筋を探る「探究学習」を推進している。
2 探究学習に関する主な取組
(1) 各学校における取組
ア 静岡県立袋井高等学校:法多山プロジェクションマッピング
生徒が、「コロナ禍で苦しむ袋井を元気にしたい」という思いから法多山尊永寺本堂へのプロジェクションマッピングを企画。尊永寺へのプレゼン、クラウドファンディングでの資金調達、プロジェクションマッピングの学習・制作を経て令和5年4月に実現し、「ふくろい遠州の花火大会」が中止されていた地域を元気づけた。
イ 静岡県立富士特別支援学校:Qちゃんが地球を救う
生徒が作業学習で製作した家庭用の油吸収材(Qちゃん)について、「家庭で使ってもらうことが地球のためになる」と気づき、材料となる古新聞の加工方法等の実験を重ねながら吸収力を高めて商品化。受注生産や地域での販売会を実施するなど環境に優しい取組を重ねている。
(2) 県教育委員会における探究学習推進の取組
ア 発表と研鑽の場づくり…県内高校による合同成果発表会「探究フェスタ」を開催
イ 探究学習支援…オンラインプラットフォーム「探QラボShizuoka」開設、大学ゼミ等による伴奏支援
ウ 高大連携の推進…学びの充実に向け静岡大学(6月)、常葉大学(3月)と協定締結
エ SDGs教育の奨励…「SDGsスクールアワード」により、児童生徒の主体的取組を協力企業とともに表彰 ほか
3 令和6年度の取組予定
オンラインプラットフォームや大学との連携協定の枠組みを活用しながら、新たに以下の取組等を実施して探究学習を更に推進し、探究できる人=「有徳の人」を育成。
ア 探究モデル校として「ふじのくに国際高校」を開校。さらに、令和8年度の国際バカロレア教育(世界的な探究教育のプログラム)導入を目指す。
イ 探究を伴う高校生の留学を奨学金や研修等を通じて支援し、海外での探究学習を推進。

【添付資料】

探究しずおか 〜VUCA時代を生き抜くために〜(1,630KB)
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