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ICTを活用した日本最大級の水田水管理システムの実証研究経済産業部農地局農地計画課 1 要旨 水稲栽培における水管理コストの低減を図るため、2017年度からICT企業等とともに、自動給水栓の遠隔制御システムの開発及び実証研究に取り組んだ結果、これまでの機器の約半額となる製品が開発でき、約75haの水田に自動給水栓等の機器を400基設置して検証した結果、経営体の水管理時間を7割以上削減できることが確認された。 2 実証研究の背景 ・水稲栽培の労働時間は、機械化や大区画化がすすんだことで大幅に減少したが、そのうち水管理に係る時間の減少は小さく、全体に占める負担割合が増加している。
・県は大手ICT企業などとコンソーシアムを設立、農水省の事業を活用し、2017〜2019年(3年間)で実施した。 ・研究では、低価格な自動給水栓等の機器開発と操作が容易なシステムの開発を通じて、水稲経営体の水管理時間の1/2程度削減することを目標とした。 4 実証研究の成果 ・自動給水栓、水田センサー等の機器は、機能を限定し、部品点数を減らすなど低コスト化し、これまでの製品と比較して約半額となった。 ・約75haの水田に、水田センサー300基、自動給水栓100基を設置し検証を行った。水田の水管理システムとしては、日本最大級の規模である。
5 システムの普及推進 ・県では、普及推進のため、現地見学会の開催等を進めるとともに、水田の用水側だけでなく排水側の管理の省力化の検討も進めていく。
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