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委員会会議録

委員会補足文書

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令和4年12月20日逢初川土石流災害検証・被災者支援特別委員会
委員間討議の開始、委員間討議の終了 【 討議 】 発言日: 12/20/2022 会派名:


○竹内委員長
 次に、本日の委員会の運営方法についてであります。
 本日は、今後の委員会の報告書作成に向けた委員間討議を行います。
 お手元の提言案を御覧ください。
 これまで調査の観点ベースで作成しておりましたが、報告書作成に向け、項目など提言の形に置き直したものをたたき台として御用意させていただきました。
 また、委員間討議をスムーズに進めるため、前回委員会での被災者支援に関する調査において、参考人や委員の皆様方から発言があった主な項目について、この案に、基本的には全て盛り込んでございます。
 本日は、この提言案をたたき台として、追加や削除すべき項目や、修正すべき内容について、御協議をいただきたいと考えております。
 第5回委員会での被災者支援に関する内容に加え、これまでの行政対応の部分も含め、提言案全体について、委員の皆様方から御意見をいただければと思います。
 それでは、自民改革会議のほうから、提言案の修正について書類が出てますので、それを説明をしていただきながら、他の委員の皆様方に関しましてはそれを聞いていただいて、次に、各会派等々から順次発言していただき、その後、委員間で協議すると、そんな段取りでいきたいと思います。

 それでは、自民改革会議の修正案を代表して、どなたか。

○藤曲委員
 以前の提言案に一部、修正、加筆等させていただきました。赤で書いてある部分が、加筆したところです。また、横線が削除した部分で、若干、説明させていただきたいと思います。
 今回、第三者委員会の青島委員長はじめ委員の皆さんに来ていただいて、実際に、この検証委員会での検証がどのように行われたかということで、その状況について、貴重な御意見を聴取させていただいた結果、やはり第三者委員会の中というよりも、この前の出石先生の話にもありましたように、検証委員会が与えられた事務局案というか、その基になるものがですね、ある程度あって、そこに対して検証されていったということで、独立性がなかったというコメントが象徴的だったのですが、やはり1点、県側の視点からの検証であったという内容が、皆さん方の御意見を聞いていて明らかになりましたので、その点を、赤字の箇所ですが、文言として入れさせていただきました。
 当初の、土採取等規制条例に基づく検証というか、そこが論点として、第三者委員会の検証がありましたけれども、ただ、この全体的な視点で、どうしたら防ぐことができたのか、また、再発防止の観点から、どうすればよかったのかというような視点で考えた場合には、県の所管法令の森林法や砂防法、廃掃法などの観点で議論がされていなかったと、十分な議論がされていなかったということで、まずはその議論の検証が十分になされたものとは言えないということを、加筆させていただきました。
 また、取りまとめの中で、ヒアリングであるとか、検証時間の短さや、議事録を公開する方針である一方で、議事録のない会議が存在した。また、資料としては全ての公文書が出されていますけれども、実際にはその一つ一つを精査したとは言えない部分も委員の方々から御発言もありまして、十分な議論が、中立・公正な手法により検証されたとは言いがたい部分もあるので、ここの1番の最初のところに、最終的には再検証を行うべきと思慮するというような言い方をさせていただいてはどうかと思います。
 これで、なぜ新たな第三者委員会の設置としなかったかと言いますと、検証委員会の委員の皆さん方からのお話、そしてまた、県当局の話を聞く中で、やはりもっと関わらなければいけなかった、もっと危険性を認識して、市との連携、また県の中での連携、それぞれの連携を通して、その危険性を認識して、お互いにそこに踏み込めばよかったのができなかったという、その組織文化の意識改革ができていなかったという、当局の反省部分もありました。これは、だから法律的に責任があるとかないではなくて、組織文化の意識を改革していくという意味で、外から指摘するだけではなく、自ら総括すべきものでもあると思いますので、ここで、あえて新たな第三者委員会という言葉ではなく、とにかく、ここはまずは当局側がしっかり責任を感じ、再検証する作業をもう一度行うべきではないかという形にさせていただきました。
 また、2ページ目ですけれども、森林法の部分、少し砂防法の部分、加筆を加えさせていただきました。
 また、3ページ目になりますけれども、廃掃法、廃棄物の処理及び清掃に関する法律のところも、議論の中にありましたけれども、その部分の記述がなかったので、ここにおいては、その違反があったわけではないですが、この廃掃法の部分で、がれき等の混入が認められていた場所があったので、これに対しての措置命令ができなかったのかを、検討を行うべきではなかったかという点を、入れさせていただきました。
 また、提言2の中の市との連携、(2)の市との連携のところ、最初は双方に消極的な姿勢があったということでしたけれども、あくまでも1ヘクタールの面積要件が土採取も森林法もあったと、これによって県の対応が消極的になっていたことが否定できず、市は何度か、土採取条例以外で対応できないかと相談等は県にしていた、市のアプローチはあったのですけれども、県としての対応が消極的ではなかったかということで、こういう文言、市との連携においては、お互いというよりも、県にもう少し寄り添う部分があったらよかったのではないかということで、このような表現にさせていただきました。
 後半の被災者に対する支援策等については、特に問題はないかと思いますが、加筆する部分を皆さんで検討いただけたらと思います。

○竹内委員長
 まず、被災者支援の前までやってしまいたいと思います。
 では、8番委員。
 
○廣田委員
 会派としましては、第三者委員会、検証委員会のやり方として、ある意味、妥当だと言えると思いました。行政手続が適用されたのが、土採取条例だけだった。だから、そこを起点として検証せざるを得なかった。それによって規制ができたのではないかというのが、今回の検証委員会のやり方なんですけれども、だから妥当だと思ったわけですが、ただ一方で、熱海市の副市長と清水参考人の御意見の中で、盛土造成の起因が、その一帯の開発行為にあり、そこを問題視すべきだったという御意見は、やはり拭いきれないというか、捨てきれないところがあるので、そこも考えるべきだった。だから、ほかの法令のことも適用できたんではないかと。たらればになってしまうので、そこは行政手続上、どうだったかということは検証しにくいかと思うのですが、ただそこは指摘するべきじゃないかなと思いました。
 よって、第三者委員会を設置しても、行政手続上、手続していないことを検証するのはやはり難しい。したがって、再検証が行われるべきと思慮するみたいな表現というか、第三者委員会を設置してまで、改めて再検証することまで言っていいかどうかというのは、少し不透明というか、そこまで言わなくてもいいのではないかなというのが、この提言1の再検証作業についての実施というところまでの意見です。

○竹内委員長
 9番委員、補足があれば。

○阿部委員
 今、8番委員が言ったことを、整理して言うと、第三者委員会が行った、土採取条例に関して行政としてやれたことについての検証は、きちんとなされたであろうということを確認しました。それでも、後から砂防法や森林法が関わってくることが幾つか、証言の中にも散見されていて、だから、それもやるべきだったと感じますが、最初のしつらえがそうなっていなかったので、今回設置された第三者委員会に関しては、致し方なしというのが一つの結論です。
 ただし、砂防法や森林法を最初から除いたことに関しては、やはり除くべきではなかったと、やはり関連をしていたからということで、それに関しては強く指摘をしておくということです。
 ただし、今言うように、しつらえをもう1回し直して、かなり整理をした上ででないと、再度、第三者委員会を新たに立ち上げますと、公正・中立の立場で立ち上げますと言っても、最初の材料の部分が不十分であれば、また同じことの繰り返しになるんではないかという危惧を強く持ったというのが、うちの会派の意見です。

○蓮池委員
 公明党静岡県議団としては、基本的に再検証はされるべきであると考えています。やはり、人の命が失われたことは、非常に重いことで、それを県の行政が、私は止めることができたのではないかという点から、やはりしっかりと検証されるべきだと思う。ただ、新たなその検証方法については、なかなか難しい。例えば、事務局を置くにしても、やはりそれなりに行政が分かっている人でないといけないし、もう1つは、そこに、例えば、議会のこういう特別委員会の委員がオブザーバーでも何でもいいので、その検証の途中経過も含めて、意見を言えるかどうかは別にしても、参加できる体制での検証も必要ではないかと感じます。議員が委員として入ってしまうと、これは公正ではないと言われてしまうけれども、ただ、検証作業の中で、やはりきちっと、もう一度この特別委員会として、そこにオブザーバー参加をさせていただいて、検証の途中経過も含めて、きちっと見た上で再検証される方法が何かできないかという意味では、提言として再検証について触れなくてはいけない。そうしないと、結局、県がやったこの検証を追認することにもなりかねない。もし再検証されないんだったら、じゃあ、県は失敗だったけれども、そこに法的な瑕疵はないということも含めて、追認することになりかねないので、やはりそこは、再検証があるべきだと思います。

○竹内委員長
 6番委員、いかがですか。

○桜井委員
 今、自民改革会議の案を拝見させていただきましたけれども、まあ再検証は必要だなと思いますし、参考人を呼んで、この前の出石先生の話を聞くと、あの検証委員会は、与えられたことをただやっただけのことであってね、やっていくうちにいろいろな問題点が出てきたけれども、やはりその問題点については、何の検証もしていない。だから、やはり新たな検証委員会は、私は設けるべきだと思います。そのやり方、手法は、今、7番委員からお話があったように、大変でしょうけれども、新たにつくる特別委員会になるか分かりませんけれども、年度を超えてやるのか、分からないですけれども、オブザーバー的に、今おっしゃったような形でやるのも、一つの方法だと思います。

○竹内委員長
 ありがとうございます。
 まず、ポイントは、6番委員、7番委員、あるいは8番委員、9番委員、自民改革会議からも出たように、表現は別として、検証はもう一度やったほうがいい、やるべき等々の意見が出ていましたけれども、3番委員、もう一度、第三者委員会という言葉を削った、自民改革会議の意図を説明していただいていいですか。

○藤曲委員
 第三者委員会を設置するとして、どこがやるか。今回のように当局側がある程度つくったものを、第三者に検証してもらう方法をとるのか、あるいは、議会側が独立性、中立性に配慮しながら、第三者委員会をつくるのか。ただ、ここでは今、裁判で係争中であって、例えば、当局じゃない外部に第三者委員会を設置した場合に、どれだけ、今まである以上の情報を提供してもらえるのかも、非常に厳しい部分もあるのではないかと思われます。また、専門家を必要になってくるので、その辺の建付けもある。第三者委員会をどこが設置するかは、実際にはこちら側も結論としてベストなのはどういう形かまでは出ていないですが、そういう中で、先ほどお伝えしたように、やはり県の設置した第三者委員会、先ほど9番委員からも話がありましたように、今回の土採取を中心とした検証、これに対しては、私たちもそれはそれで納得し、委員の方々からもお話がありましたけれども、それを否定することはないと思います。今回のものは、一つ、こういう視点で公文書として残されたものだけを視点とした部分において、ああいう検証が出て、それを評価した部分は否定しないのであります。
 ただ、その一方で、参考人としておいでくださった委員の方々も言われていたように、いろいろな視点での見方があるという点では、再発防止という観点でも、何ができたのかという観点で、法律とは別の部分で検証していく部分においては、あまりにも法令の検証する部分が狭すぎたところもあって、その部分においては、やはりもう一度、さらに違う観点で、視点で、検証すべきである。再検証の必要性は、先ほど7番委員、6番委員からもお話があったように、それはあると思います。ただ、第三者委員会という名前にするのか、どういう形でするのかは、まずはこの委員会では、そこまで具体的なところまでは、今後検討してもらうとしても、まずはその必要性を提言としてまとめるべきであるということが、皆さんの共通認識ではないかということで、こういう表現にさせていただきました。

○竹内委員長
 7番委員から、第三者委員会という言葉が出ましたけれども、今の自民改革会議の意見では、第三者委員会というところまで、明言しなくて、提言1の一番最後に、再検証を行うべきという文字が入ってますけれども、その点、どうですかね。

○蓮池委員
 それは別に、形にはこだわらないです。第三者委員会であってもなくても、きちっと公正・中立な立場で再検証がされる形が取れれば、別にそれはこだわりません。

○竹内委員長
 6番委員、いいですか。

○桜井委員
 この委員会としては、新たな検証委員会をね、第三者って言葉を使うこともないんだけれども、やるべきだと提言して、それで締める。その後の具体的な行動はまた、どう考えるかはあれですけれども、委員会としてはそういうことをやるべきだと提言するのが、結論じゃないかと思います。

○竹内委員長
 さっき9番委員から、第三者委員会に関して発言がありましたけれども、今の7番委員、6番委員の意見を聞いて、どうですか。

○阿部委員
 一応、この委員会の副委員長という立場もあるので、先ほど言い回しを非常に慎重にしたのですが、一委員として個人の意見を申し上げると、今、6番委員がおっしゃるように、この委員会としての提言として、再検証が行われるべきというのは、言ってもいいと思いますが、副委員長としては、3番委員もさっきおっしゃったように、係争中ということもあって、じゃあすぐに設置できるのか、誰が設置主体者になるのかという問題になってくると、非常に難しいところがあって、そこのところの言い回し、非常に慎重にしないといけないと考えています。なので、うちの会派として、非常に慎重な言い回しになったのは、そういうことなのですが、もしこの修正案をそのまま使うのであれば、中立・公正な立場からという前に、例えば、しかるべき時期にとするとか、読む人からすると今すぐに、これが出た瞬間に、じゃあ、特別委員会は今すぐ、第三者委員会なり検証委員会の設置を求めるんですねという詰めが来ることが予測されるので、そうではなくて、諸般の事情にきちんと鑑みた上で、無責任に言うのではなくて、これは、うやむやにするんじゃなくて、いずれきちんとしなくちゃいけない問題なんだという認識を我々は持っているから、しかるべき時期が来たら、どういう立て方をするかをもう一度検討して、立てるんですよというようなニュアンスも、きちんとその提言の裏にあることも、ちゃんと説明ができないと、少し無責任ではないかという気はしています。
 なので、別に再検証を行うべきではないと言っているわけではないので、そこは御理解いただきたいと思います。

○蓮池委員
 今、係争中なんだけど、議会としては、どの立場で物を言うか、提言するかと言えば、これはやはり、全く罪のない、被災された皆さんの立場で、やはり議会としてはあるべきだ。その検証が、仮に県の立場を、裁判の立場、係争の立場が悪くなるようなことが仮に出てきたとしても、それはそれで、議会としては是とすると。あくまでもやはり、被災された、全く本当にもう何の責任もない皆さんが、また多くの命が、多くの財産がなくなったことから考えれば、これはやっぱり被災者側に立って、我々はあるべきだし、それを係争中だからといって、何か、立場を引いちゃうとなれば、それは何のためのこの特別委員会なのかという話になると思うんですね。だから、あくまでも、被災者の側に立った提言であるべきだと思います。

○阿部委員
 7番委員、誤解を生じないために申し上げておきますけれども、係争中だから、県の立場がマイナスになるからやめましょうということではなくて、係争中だから、多分いろいろな証拠とかが出てこないでしょうと、さっき、3番委員も少し言及されましたけれども、現実問題として、そうだろうなと思うので、そこが非常に危惧するところです。もちろん、被災者側に立つべき、現場を直接歩いて、現場の声を聞くのが我々議員なので、そこは7番委員と全くスタンスは一緒ですが、要はその現実問題を危惧しています。

○相坂委員
 自民改革会議から出させていただいた内容で、今改めて読みながら、大筋は、もう3番委員から説明させていただいたとおりですけれども、第三者委員会を置くかどうかということは、3番委員からもあったとおり、第三者委員会を置くことの、例えば今後置いたとしても、効果等が出にくいところもあるので、ここはやはり、内部での再検証をとにかく徹底してやるべきという言葉を、やはりかなり強く出せたほうがいいだろうと思います。その中で、なぜ再検証してほしいと、我々特別委員会として提言するかというと、この検証が、第三者委員会という形で検証がなされたにもかかわらず、不明な点が多すぎたということだと思うんですね。それはなぜかというと、とにかく第三者委員会そのものが、本来、県民が求めている、あるいは我々議会が期待している、あらゆる視野を俯瞰した検証がなされなかった。なので、検証としては極めて不十分な狭義の検証しかなされなかったことは、きちんとうたうべきだろうと思います。
 今、様々な災害の事後処理の中で、あるいは事後の裁判の中で、一番問われているのは、その後、検証する第三者委員会がきちんと公正なものかどうか。東日本大震災でも、あらゆる事故、災害の中で問われているのはまさにその部分であって、検証委員会の在り方として、まずは、報告書原案を当局の事務局が書いているということ、さらには、報告書のまとめの直前に行われた会議が非公開であったこと、さらには、事務局と検証委員会とのやり取りの記録を廃棄していること、こうしたことが、第三者委員会の信憑性とか信頼性を損なっているわけであって、我々が最もその検証委員会が不十分であるという、一番の根拠はこうしたその不明瞭さ、公正さに信頼が置けないことなので、そこはきちんと私は書くべきではないかと思っています。これが1つ目です。
 2つ目は、発生原因が初めから地下水ありきで行った検証委員会だったこと。これは参考人から我々特別委員会の中で言質を取っているので、発生原因は別のところにあると考えている専門家の方がいることは、あくまでも県が発表した発生原因の報告書に、信憑性とか客観性が確保されていないということなので、そういう意味では、発生原因が変われば、どの法令を適用すべきだったのか、その後の行政の在り方そのものが変わっていくことになるので、このことについても、発生原因の特定がいまだ解明されていないことは、私は特別委員会の提言の中には盛り込むべきではないかと思います。
 3つ目は、職員の指摘を、これは危ないんだと言っていた指摘があったことが、取り上げられなかったことを、職員の文化、組織文化だと、その意識改革については、やはり一定のルールを設ける必要があるということ。
 それから4点目が、公文書が見当たらない原因を、公文書がなかったのは危機意識がなかったからだとしているが、そうではなくて、公文書がないのは、意図的な廃棄、あるべきはずの公文書がなかったのは、意図的な廃棄があったはずなので、なぜ廃棄したのかを、我々特別委員会は解明できなかったんだということを、私は残すべきだと思います。つまり、特別委員会をやっても、解明できなかったことがたくさんあるので、再検証を当局に求めるのが、特別委員会の報告の筋というか、流れではないかなと思います。

○竹内委員長
 ほかに何かございますか。
(「なし」と言う者あり)
 では、今、1番委員が発言されたことは、大項目の提言1の中に、少し盛り込んで、なおかつ、今は検証委員会のスキームから、各法律に関して出ていますけれども、それとは別に、職員の文化や、あるいは原因、新たなる発生原因云々ということも少し着目をして、小項目に入れながら、再度私のほうでたたきを作ってみたいと思います。
 ここで、今日確認したいのは、第三者委員会という言葉を入れなくても、改めてこの提言1の最後ですね。改めて、再検証を行うべきであるとか、再検証を行うことも検討すべきである等々の言い回し、若干の言い回しの話ですので、たたき台を私のほうで作ってみますので、そこでまた、もっと強くしたほうがいいよとか、あるいは、もう少し柔らかくしたほうがいいんじゃないというのは、また皆様方から頂きますけれども、第三者委員会という固定は外すということで、よろしいですか。
(「異議なし」と言う者あり)
 それと今、1番委員が言ったことは、全体の構想が少し変わってくるので、そこは少しもんでみますね、大事なことですので。
 ほかに、この自民改革会議のペーパーでいくと、今、提言1だけではなくて、2、3までちょっと及んだような気もしますけれども、皆様方から意見言っていただきましたので、たたき台が出ていますが、いや、これはちょっといかがなものかという意見があればお願いします。もちろん、8番委員、7番委員、6番委員から頂いたものを加味して、このたたき台に加筆したり、表現を変えたりしてみたいと思います。

○西原委員
 さっき8番委員が、第三者委員会は妥当性があるという言葉を使われたんですけれども、今の流れでは、第三者委員会は、委員の方々が悪いのではなくて、県のしつらえなり、その建付け、これ自体に問題があったので、ここは妥当性ではなくて、1番委員がおっしゃったように、このこと自体にいろいろな漏れがあったということでいいんですよね。第三者委員会の検証に関する全てに妥当性があるということになると違うかと思います。

○廣田委員
 それでいいです。

○西原委員
 それでいいですよね。ごめんなさい。そこがちょっと引っかかったものですから。であれば、分かりました。

○竹内委員長
 ほかに。それぞれの会派からの意見は。
(「なし」と言う者あり)
 いいですか。では、若干の微調整は入れながら、4ページ目の上段、行政記録の在り方という、ちょっとこの表現も変えるかもしれませんけれども、4の前まで。復興に向けた被災者支援の前までは、大体大筋そんな感じでいきたいと思ってます。一番大事なことは、7番委員が発言をされた、被災者、多くの方々の命と財産が失われたという中で、議会として何ができるかだと思っておりますので。まだ確定ではありませんが、そんな立場でいきたいと思います。
 それでは、提言4からの被災者支援策、いろいろな参考人の方に、参考人として登場していただきましたけれども、この説明を、まずは自民改革会議からどなたかお願いします。

○藤曲委員
 この復興支援策については、提言4、提言5と実際に被災者の方や、実際現場に入っていた弁護士からのお話等、非常に参考になりましたし、これは今回の伊豆山だけではなくて、今後の被災者支援というか、災害支援にも生かせる内容が十分あったと思います。それが盛り込まれているので、この内容で非常にいいと思っております。

○竹内委員長
 8番委員、何か被災者支援に関して、会派で何かありましたでしょうか。

○阿部委員
 会派としてですね、この被災者支援は、もともとプロジェクトチームも作ってやってきた中で、この提言4、5については、それぞれごもっともと思っていますので、何ら反対するところはないですが、できれば提言6としてですね、全ての問題の発生はどこにあるかというと、国が設置している法律として、災害対策基本法、災害救助法、災害弔慰金支援支給法、それから、被災者生活再建支援法の4本があるんですね。この4本が、それぞれこの法律ができた時代背景とか、社会情勢が違っていて、大きな災害があったときに作られたとかで、つぎはぎだらけの法制度になってしまっているがために、法と法の間にすき間があったり、ずれがあったりして、熱海市が一番苦労されているのはこのことなんですね。それで、これは熱海市に限らず、これから大災害が予想される静岡県としては、ここはしっかりとやっぱり、今回直面した当該自治体として、国に対して、1回その4本の法律を棚卸しして、再構築して、被災者本位かつ被災地自治体が運用しやすい法改正をすべきではないですかという提言も盛り込むのが、今回我々、せっかく特別委員会を作ったので、重要な意味を持つのではないかと思っています。なので、そういう提言を、提言6として入れたらどうかと提言したいと思います。
 なお、ちょっとこれに関していろいろ調べたんですが、もし委員長、後で了解いただければ、関西学院大学という大学がありますが、ここに災害復興制度研究所というのがあります。ここが、いわゆる阪神淡路大震災の後からだと思うんですが、被災者本位の研究をかなりしておられて、僕もびっくりしたんですが、既に今、我々が申し上げたような法律のすき間、ずれに関して、こう変えたらどうかという提言まで作られたりしていますので、参考までに、少しさわりの部分だけ、皆さんに御覧いただければと思います。
 なので、またそれを御覧いただくと、多分一目瞭然だと思うのですが、今回、我々、この具体的な内容に踏み込まないまでも、既にこういう先進研究事例もあるので、提言書には、国に対していわゆる被災自治体の議会の特別委員会の提言として、入れ込んだらどうかなと思っています。
 なお、早速この関西学院大学の主任教授、山先生という先生に連絡を取って、いつでもウェブでお話ししましょうと言ってくださっているので、とりあえずあさってにでも、私とうちの会派ではしようと思っていますが、もし興味があれば、御一緒にと思っています。それも申し添えます。

○竹内委員長
 7番委員の会派としてはいかがですか。被災者支援について。

○蓮池委員
 提言5の被災者支援体制の整備の中で、(2)の県職員の支援能力向上という項目がありますが、これは当然、第一義的には、市町の職員が初動はやるわけですけれども、それに対する支援ということも含まれているかと思いますが、これと併せて、やはり、特に今年のこの静岡の前に、松崎町でやはり台風被害がありました。市町の職員の能力というか、ここに対しても、日常的に県職員と併せて、能力向上のための支援体制を、日常的に作っていかなくてはいけないのではないかと感じるので、それは少し入れていただければなと思います。

○竹内委員長
 それは、(2)の県職員の支援力向上って書いてあるので、ここにぽつ云々として追加する感じでよろしいですか。

○蓮池委員
 市町の職員もという形でお願いします。

○竹内委員長
 6番委員はいかがですか。

○桜井委員
 僕はこれでもういいと思います。また、9番委員がおっしゃった、被災者のためになるようなことなら、どんなことでも提言に入れるのは、これは結構なことだと思っています。
 
○竹内委員長
 この提言4の復興に向けた被災者支援策、5の被災者支援体制の整備とありますけれども、提言1のところにあるように、今いろいろ各会派から出た被災者に対する内容を、前文として少し入れてみたいと思います。それがあって、(1)とか(2)とか(4)とかがあるといいと思います。
 先ほど、9番委員から出た、国に対する提言云々を入れたらどうかという意見に対して、いかがですか。問題なければ加筆してみて、加筆した段階で、これはちょっとってなるかもしれないけれども。

○阿部委員
 1回文章に起こしてもらえればと思います。

○竹内委員長
 ちょっと調整してみます。
 それから、それに付随した関西学院大学のペーパーを今、お配りしましたけれども、非常に面白いと個人的には思っていますが、どう表記していいかは、まだ分かりませんが、これも何かのところで入れといたほうが、肉づけとしてはいいような気もする。内容がまだよく分からない部分もありますが。

○阿部委員
 内容はまた見ていただいて、それで考えていったらどうかと。
 とりあえず、提言書の文章案は、原案があるので渡します。

○河原崎委員
 これは、見出しだけ聞いても、何をやりたいか大体は分かるけれども、提言するほどの中身になるのかどうかは、ちょっとこれだけで判断できません。

○阿部委員
 内容は、実はホームページを見ればすぐ出てくるので、後で御覧になってください。五、六枚でまとまっていますので。

○竹内委員長
 今言ったもの全部、ペーパーや支援策も含め、提言案の文章を、皆さん方、各会派、各委員に質問、ヒアリングをしながら、たたき台を作りますので、それを、年末年始、大変お忙しいと思いますけれども、時間を見つけていただいて、できれば個人の意見ではなく会派として、この特別委員会に参加をしていない会派の方々の意見も入れ込んで、年明けにメールで議会事務局へ提出していただくということで、いいですか。
 なお、今言ったポイントのところは、可及的速やかに、明日閉会日ですけれども、箇条書きだけでも、明日の深夜までにお届けをするようにします。
 では、明日の委員会はなくします。閉会後にやろうかと思っていたのですが、あさっても皆さん、時間的に無理かなと思いますので。
 今、言い忘れましたが、これを入れてほしいということがありましたら、どんどん言ってください。まずは、カットするのではなくて、例えば、さっき言った1番委員の意見とかも含めて案を作成します。
 御協力ありがとうございます。
 それでは、本日、まだ御意見もあるかもしれませんが、以上で、委員間討議を終了したいと思いますけれども、よろしいですか。
(「異議なし」と言う者あり)
 それでは、これをもって委員間討議を終了いたします。

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