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委員会会議録
委員会補足文書
令和５年決算特別委員会
| 西原総務分科会委員長 【 分科会委員長報告 】 発言日： 11/07/2023 会派名： |
○西原総務分科会委員長
総務分科会における審査の概要と結果について御報告いたします。
今回、当分科会で審査した決算は「令和４年度静岡県一般会計歳入歳出決算」のうち知事直轄組織、経営管理部、選挙管理委員会、出納局、人事委員会、監査委員及び議会事務局関係並びに「令和４年度静岡県公債管理特別会計歳入歳出決算」外特別会計歳入歳出決算２件であります。
まず委員から、令和４年度決算に対する監査委員意見を踏まえた財政状況の認識についてただしたところ、当局から通常債の残高が目標の範囲内であったこと及び税収が見込みを上回ったことにより基金の取崩しを中止し翌年度以降に活用する基金を354億円確保したことから一定の財政の健全性は評価できる一方で、医療や介護等の社会保障関係費の増加や激甚化する災害等による歳出の増加を歳入で賄いきれない構造になっていることが根本的な問題だと考えている、引き続き歳入歳出の見直しを着実に進めるとともに、総合計画に掲げる４つの指標を令和７年度に確実に達成するよう財政健全化に取り組むとの答弁がありました。
これに対し委員から、自主財源の確保にも積極的に取り組まれたいとの意見がありました。
次に、逢初川土石流災害に係る行政対応検証委員会の提言を受けて実施した市町への権限移譲事務が着実に機能しているかどうかの点検結果及び市町から多かった相談内容についてただしたところ、点検では添付書類の不足など一部に不適切な処理が確認されたが県民の生命財産に影響を与えるものはなかった、市町からは事務執行の支援強化の相談、要望が多く今後対応方針を策定していくとの答弁がありました。
これに対し、市町の声を反映して指導要綱や権限移譲事務の円滑で効果的な運用に努め、特に課題を共有し政策的に具現化して県全体へ浸透するよう一層取り組まれたいとの意見がありました。
次に、会計書類の審査件数が前年度に比べ増加している理由及び審査指導実施の留意点についてただしたところ、審査件数増加の主な要因は新型コロナウイルス感染症への対応に加え物価高騰への支援策が開始されたことによる、審査指導に当たっては業務の質の確保と効率性の両立を図り、チェックリストの活用や担当の垣根を越えた協力体制により正確かつ効率的に審査を実施しているほか、各所属への助言指導は根拠を示して丁寧に行っているとの答弁がありました。
これに対し、県民の信頼に応えるため内部統制制度を推進し、引き続き適正な会計事務の執行に努められたいとの意見がありました。
このほか、物価高騰対策の全体事業費の内訳と評価及び県財政への影響、デジタル人材育成に向けた取組、管理職に占める女性職員の割合、職員住宅の管理状況と課題などについても質疑がありました。
以上が当分科会における審査の概要でありますが、結果といたしましては、審査を行った「令和４年度静岡県一般会計歳入歳出決算」の所管部局分外３件の決算につきましては、全員一致をもって、いずれも認定すべきものと決定いたしました。
以上で分科会委員長報告を終わります。
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