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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和5年決算特別委員会文化観光分科会 質疑・質問
質疑・質問者:桜井 勝郎 議員
質疑・質問日:10/31/2023
会派名:無所属


○桜井委員
 大きく2点ほど、一問一答方式でお願いします。
 主要な施策の成果及び予算の執行実績ついての説明書12ページに関連し、東静岡駅周辺の整備についてです。
 県では、図書館の件の話が大きくなってホテルまで造るだか何だかで、結局今は滞っているみたいです。静岡市では、東静岡駅北にアリーナを造るだとか何だかとなっています。
 去年までは前静岡市長と知事がうまくいっていない、ぎくしゃくした関係でございまして、それが令和4年度の実施状況として説明資料にうたってあるんですが、そういう状況でスムーズに調整が取れているんですか。

○平形企画政策課長
 東静岡駅周辺地区整備につきましては、北口市有地と県有地との役割分担や機能面での連携が大変重要だと考えており、県と静岡市との間で情報共有や調整の場として連絡調整会議を設けております。
 連絡調整会議は令和2年度から開催しており、昨年度、今年度も引き続き開催しておりますが、静岡市との間では最新情報の共有やイベント等の同時開催で東静岡駅の南北で連携して土地の活性化、利活用を推進していこうという方向性で一致しており、スムーズな情報共有ができていると考えております。

○桜井委員
 令和4年度までは県と静岡市の関係がぎくしゃくしていた。静岡市長が変わって今度の市長のほうがかえってシビアな考えを持っていますので、調整をうまくやっていただきたいと思います。
 また、大阪府の都構想がありましたが、なぜかといったら二重行政です。同じ箱物を同じように造って無駄なことをやっている状況に対して一時県都構想がありましたが、それとはまた違った観点で静岡市とは連絡を密にして同じようなものができないよう調整し、県は県なりの主張をしっかりしてください。市民であり県民でありますから、うまくやっていただきたいと思います。

 また、説明資料には東静岡駅南口の広場で県立大学といろんなイベントを試験的、実証的にやり、今年度もやるように書かれています。若者が集まったと書いてありますが、若者と実証実験をやることによってどういうことをしたいのか。実験の結果を参考にしてこういう施設を造りたいという目的があって若者を集め、県立大学と提携してやっているのか。一番主な理由はどういうことでしょうか。

○平形企画政策課長
 東静岡駅南口の県有地、グランシップの芝生広場等でにぎわいのイベントを行っていますが、ターゲットと想定している層が若者や大学生なのでどのような機能、イベントがあれば学生が集まるのか、また若者によるにぎわいの創出が可能なのかを調べるためにイベントを実証実験として開催しております。

○桜井委員
 実証実験の結果、想像しているような成果が上がったと思っていますか。

○平形企画政策課長
 結果的に6,000人来場者がお越しくださり、また実証実験当日に来場者アンケートを行いましたところ、20代の若者が37%と最も多く、若者を中心に多くの人がイベントに訪れたと考えております。アンケートの中では、どのような施設を望みますかなどの東静岡地区周辺への感想等を聞き取っておりますので、そういった意見を東静岡周辺地区の整備に生かしていきたいと考えております。

○桜井委員
 アンケートを取ったということですが、若者たちが一番望んでる施設としてはどういう施設が多かったですか。

○平形企画政策課長
 若者の意見としましては、東静岡駅の南口には集う場所や飲食する場所がないのでカフェのようなものを望むという意見が一番多くありました。

○桜井委員
 次に、説明資料129ページの空港施設整備事業費についてです。
 4年前に公設民営、上を空港株式会社、民間にやらせて、下は静岡県がいろんな形で負担する形にされたということですが、イ空港施設整備事業費に運営権者が実施した航空灯火設備の修繕等の費用の一部を負担したとあります。金額にすると結構大きいですね。8億8300万円余。
 空港会社に運営を任せたときのすみ分けは、地上以下にかかるいろいろな費用は県が負担する、地上より上は運航会社が負担するということでしょうか。説明資料を見ると航空灯火設備は上に当たるが費用を一部県が負担したとあります。どういう線引きで運営会社と県が契約を結んでいるのか。どこまでが運営会社で、ここからは県だということをお示し頂きたい。

○瀧口空港管理課長
 空港の基本施設等につきましては、滑走路等の基本施設、その他の基本施設、ターミナルビル等の施設という形で3点に分かれます。
 滑走路等の施設につきましては、基本的には提案によって運営権者である富士山静岡空港株式会社が全額負担する形に実施契約上なっております。
 その他の基本施設につきましては、県が9割を負担する形の実施契約の定めになっております。
 ターミナルビル等の施設の維持管理と改修については、運営権者が負担する形で実施契約で定められております。
 先ほど申し上げた9割負担につきましては、実施契約の締結前に債務負担行為をとっておりまして、その範囲内で実施しているところです。

○桜井委員
 では、航空灯火設備の修繕等について、空港施設整備事業費8億8000万で一部負担した修繕費用はいくらになるの。

○瀧口空港管理課長
 空港施設整備事業費のうち令和4年度の負担額は、合計5376万5000円余でございます。
 その中に、先ほど申し上げたような電源局舎、消防庁舎などいろいろな施設の県負担の部分が含まれております。

○桜井委員
 修繕と増改築は違うので、修繕は基本的に運営会社が負担する、例えばターミナルビルを増設する、不具合があるから改築するなどの増改築は県が負担するとの考え方でいいのか。それとも、上物か下物かなかなか一線を画することは難しいので、その都度話合いで県が持ちましょう、運営会社が持ちましょうと決めるということでしょうか。この点についての運営会社との取決めはあるんですか。

○瀧口空港管理課長
 先ほど申し上げたとおり、滑走路等については運営権者、その他の基本施設については県が9割を負担、旅客施設等については運営権者が負担という形で施設が明確に区分をされており、それに基づいて県としては毎年度単年度計画を出していただいて予算化し、負担する形になっておりますので、負担範囲は明確に区分されています。

○桜井委員
 次に、駐車場についてです。
 最初県で運営していたときには無料だったんですが、運営会社になれば多分有料になるかなと思ったら案の定有料になり、ターミナルビルの近くだけだと思ったらだんだん有料の範囲が広がって無料部分はえらい遠くにあるんですよ。
 ですから、無料だから駐車場に停めて飛行機に乗ればいいといったら、とても遠くて結局有料部分に停めざるを得ないんです。
 最終的に、県は全部有料になるのは仕方ないと思っているのか、それとも飛行機に乗らずにターミナルビルへ見学に来る人たちのために無料駐車場を残しておこうとの考えでいるのかお聞きします。

○瀧口空港管理課長
 基本的に運営権制度においては運営権者に駐車場などの施設収入についても任せておりますので、運営権者の判断となります。
 静岡空港の駐車場は当然空港の施設ですので、地元の意見とかも参考に運営権者と話をしながらというところになると思います。
 また、一部無料のところがありますが、有料のところも1時間は無料で利用によっては2時間プラスして3時間無料になるような制度もありますので、そういったものも活用して空港のにぎわいづくりに向けてうまく機能していけばいいかと考えております。

○桜井委員
 今まで3年余にわたってコロナで、中国便はゼロです。国際便が飛ばなくて駐車場を利用する人が少ないから収入もそんなにないと思いますが、これから駐車料収入は大きいと思うんですね。令和4年はまだコロナが5類に移行していないので評価できないのですが、今後県は無料区域を運営会社に一部残すよう指導していくのか、今言った1時間は無料にするよう指導していくのか。
 名古屋空港では、空港を使うと1週間ぐらいは無料になるそうです。浜松以東の方が申請した場合には。空港を使ってもらうためにそういうことをやっています。
 静岡空港ももっともっと乗客を増やすには、駐車場なんて大したことないじゃないと言うかもしれませんが、小さな積み重ねがじゃあ静岡空港に行こうという気持ちにさせるんですよ。スーパーへ行って大根が1円違うだけでほかへ行っちゃうのと同じ心理だからね。駐車料金は大した金額じゃないからいいかと言うかもしれないですが、それが心理的に羽田に行ったほうがいいやとさせるんですよ。
 今後、県当局も運営会社に指導していくことが私は必要だと思いますが、それについてどう思いますか。

○瀧口空港管理課長
 駐車場の無料につきまして、基本的に運営権制度において判断は運営権者に委ねられると理解しております。駐車場は空港にとって必要な1つの設備でありますので、6番委員から頂いた意見や地元からも頂いている意見を運営権者に伝えていきたいと思っております。残り15年ぐらい運営権をやっていくにあたって、いろいろな創意工夫をしていっていただきたいというのがもともとの趣旨でありますので、駐車場については、例えば今ある予約制度をうまく民間の知恵で活用していくなどしていただきたいと考えております。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

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