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委員会会議録
質問文書
令和５年６月定例会文教警察委員会 質疑・質問
 | 質疑・質問者： | 田中 照彦 議員 |
| 質疑・質問日： | 06/23/2023 |
| 会派名： | ふじのくに県民クラブ |
○田中委員
一問一答方式でお願いいたします。
最初に、講習手数料は１時間につき2,000円とお伺いしておりますけれども、その積算はどのようになされたのかお伺いします。
○鈴木交通企画課長
特定小型原動機付自転車運転者講習の講習手数料については、道路交通法同施行令及び静岡県手数料徴収条例により、講習１時間につき物件費及び施設費が550円、人件費が1,450円の合計2,000円となっております。
○田中委員
続きまして、講習内容についてお伺いさせていただきます。
最初に、具体的にどのような講習を行うのかお伺いします。
○鈴木交通企画課長
特定小型原動機付自転車運転者講習の内容についてお答えいたします。
交通ルールの理解度チェック、交通事故被害者遺族等の手記朗読、映像教材視聴などによる疑似体験、交通事故時の責任に関する学習、交通ルールの学習、危険行為に関する学習、理解度の再チェック、感想文などであって、全て座学により行います。
○田中委員
この講習はどのような場所で行われるのか。例えば警察署になるのか、あるいは免許センターのような場所になるのかについて教えてください。
○鈴木交通企画課長
講習の実施場所については運転免許センターまたは警察署となります。
○田中委員
講習についてどのぐらいの件数を想定しているのか教えてください。
○鈴木交通企画課長
見込まれる講習件数についてお答え申し上げます。
特定小型原動機付自転車の今後の普及状態にもよるため現時点での予測はなかなか困難なものと承知しております。
同様の規定である自転車運転者講習の件数につきましては、平成27年６月１日の制度開始から令和４年12月までの間、16歳から77歳までの男女21人に対し実施しております。こういったものが参考になろうかと思います。
○田中委員
この講習は平日に受けることになるのか、また時間帯についても教えていただきたいと思います。
○鈴木交通企画課長
こちらの講習でございますが、講習受講者のプライバシーを最も大切に実施する予定でございます。したがいまして例えば受講対象者が学生の場合は、学業に支障を来すことがないよう休日に講習を実施することも検討しており、時間帯及び場所等についても弾力的に運用します。自転車講習についてもこうした運用をしておりますので、今回の講習についても同様の運用を図っていきたいと考えております。
○田中委員
次に、電動キックボードが絡む事故についてお伺いします。
これまで県内において、電動キックボードが絡む交通事故はどのくらい発生しているのか。また今後事故が増える可能性もあると思いますけれども、どのような対策を講じていくのかお伺いします。
○鈴木交通企画課長
電動キックボードが絡む交通事故は、統計を取り始めた令和３年８月以降県内で３件発生しております。３件とも物件事故でありこのうち２件は単独事故となります。
続きまして、電動キックボードの交通事故抑止対策についてお答えします。
事故を抑止するためには、交通指導取締りとルールの周知の２つが最も重要と考えております。具体的な取組として取締りでは飲酒運転や信号無視などの悪質危険な違反行為をはじめ、通行区分違反、横断歩行者等妨害等の歩行者に危険を及ぼすおそれの高い違反行為に重点を置き実施してまいります。
また、関係機関、団体とも連携しつつあらゆる機会を通じて電動キックボードのルール周知に努めてまいります。
○田中委員
先日もワイドショーで電動キックボードの危険運転について報じられておりましたけれども、危険運転による事故が後を絶たない現状であります。しっかり対策を講じて事故を減らしていくことも大事ですけれども、何より安全に運転するという当事者意識も重要になってくると思います。そういう意味では、講習会が大変大切になってまいりますので、受講する側にとって弾力的に運用するとの話がございましたけれども、受けやすい環境をしっかり整えていただきたいと思います。
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