• 携帯電話向けページ
  • Other language
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • 組織(部署)から探す
  • リンク集
  • サイトマップ
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > 静岡県議会 > 委員会会議録 > 委員会補足文書

ここから本文です。

委員会会議録

委員会補足文書

開催別議員別委員会別検索用


令和5年6月定例会産業委員会
議案説明及び所管事項等の報告 【 当局側説明 】 発言日: 07/06/2023 会派名:


○木野企業局長
 おはようございます。企業局長の木野です。よろしくお願いします。
 今議会へ提出いたしました企業局関係の案件は、第101号議案「損害賠償の額の決定及び和解について」及び報告第16号から報告第18号までの予算繰越計算書の報告についての4件です。それぞれの詳細につきましては後ほど次長から説明いたしますので、私からは提出議案の概要及び所管事業の実施状況等について御説明申し上げます。
 お手元の産業委員会提出資料の2ページを御覧ください。
 ペーパーレスシステムでは、05産業委員会フォルダ内の02企業局フォルダ中、資料番号01のファイルをお開きください。
 初めに、1提出議案の概要についてです。
 これは、令和3年10月28日に発生した交通事故による損害賠償について、その額を決定し和解するための議決を求めるものです。
 続きまして、3ページを御覧ください。
 2令和4年度企業局決算見込みについてです。
 令和4年度における工業用水道、水道及び地域振興整備の全3事業については、それぞれ黒字を確保しています。
 まず、(1)の工業用水道事業会計であります。
 工業用水道事業の令和4年度の収益は53億2100万円、費用は45億2100万円で損益は8億円の黒字となり、前年度に比べ4億5000万円の増です。
 次に、(2)の水道事業会計です。
 水道事業会計の令和4年度の収益は64億6900万円、費用は58億8300万円で損益は5億8600万円の黒字となり、前年度に比べ4億6800万円の減です。
 最後に、(3)の地域振興整備事業会計です。
 収益が15億8600万円、費用は15億7700万円で損益は900万円の黒字となりました。
 以上が令和4年度企業局決算見込みの概要です。
 なお、この内容につきましては地方公営企業法第30条の規定に基づき過日知事に報告いたしました。今後監査委員の審査を経て、県議会9月定例会の認定に付すこととなっています。
 また、各事業決算の詳細につきましては、4ページに載せております。
 続きまして、5ページを御覧ください。
 3工業用水道及び水道事業の現状についてです。
 まず、1工業用水道事業ですが、柿田川工業用水道をはじめとする6つの工業用水道事業を経営しています。
 1(1)の表の右側の合計欄にありますとおり、現有給水能力は6事業合計で日量146万6000立方メートル余、令和4年度末の契約水量は55万2000立方メートル余となっています。また給水先事業所数は333社です。
 令和4年度の実使用水量は、(2)の表の合計欄にありますとおり年間合計1億5300万立方メートル余で、前年度比97%となっています。なお上段にある契約水量に対する使用率は75.6%です。
 次に、2水道事業ですが駿豆水道をはじめ3つの水道用水供給事業を経営しています。現有給水能力及び基本水量は、(1)の表の合計欄にありますとおり3事業合計で日量41万9000立方メートル余となっており、令和4年度の実使用水量は(2)の表の合計欄にありますとおり年間合計7500万立方メートル余、前年同期比97.9%となっています。
 なお、上段にある基本水量に対する使用率は49.4%です。
 続きまして、6ページを御覧ください。
 4コスト削減と収益確保に向けた取組についてです。
 企業局では、職員の日々の創意工夫から生まれる業務改善を経営革新へ高める取組を推進しており、令和4年度実績では総額2億8400万円の取組効果を実現しました。具体的には2の表(1)運営コストの削減として浄水発生土対策や発注形態の見直しによるものが8500万円、(2)建設改良費の削減として設計・工事検討会議での創意工夫によるものが1億7300万円、(3)収益の確保及び動力費の削減としてエネルギー対策に関するものが2200万円、そのほかのものとして参考に記載しています遊休地の売却によるものが8億1000万円となっています。
 続きまして、7ページを御覧ください。
 企業局では、令和4年度から富士川工業用水道と東駿河湾工業用水道をふじさん工業用水道として統合し、管路及び設備の最適化による水運用の効率化とこれによる浄水コストの削減を図る取組を進めています。
 2運用方法の図面を御覧ください。
 左側が現状運用、右側は今後予定している一体化運用を模式図にしたものです。この模式図では矢印の太さで給水量の大小を示していますが、現状運用では青色矢印で示しています濁度が高い富士川水源を主な水源として、緑色矢印で示しています芝川水源の水を加え供給しています。
 なお、芝川水源は濁度が低く水質が良好であることから浄水処理をせず原水のまま供給できます。一方一体化運用では、浄水処理を要しない良質な芝川水源を最大限に利用し、不足量を富士川水源で充当します。濁度の低い芝川水源を主とすることから、浄水処理工程で発生する浄水発生土は約60%の低減が期待されており、表の一番下に記載のとおり、その産廃処分費は年間1億780万円の削減が見込まれています。
 今後、新ポンプ場の用地取得や建設工事を着実に進め、令和11年度からの一体化運用の開始に向けて全力で取り組んでまいります。
 続きまして、8ページを御覧ください。
 6地域振興整備事業の概要についてです。
 企業局では、県政の推進に必要な地域振興に寄与する事業として工業用地の造成など市町のまちづくりに呼応した地域振興整備事業を展開しています。事業の実施に当たっては多様な造成方式により市町や企業のニーズに可能な限り応えるとともに、経済効果の高い工業用地等の整備を目指しています。
 今年度の取組としましては、事業着手している牧之原萩間工業用地と長泉東野工業用地について、地元市町と連携し着実に事業を進めてまいります。
 また、新規開発候補地の掘り起こしに向けては開発可能性調査を行う市町を支援するなど、工業用地の供給に向けた取組を積極的に推進してまいります。
 9ページを御覧ください。
 7牧之原萩間工業用地整備事業の取組についてです。
 昨年10月、企業局、牧之原市及びスズキ株式会社の3者は、同社相良工場の敷地の拡張について企業局事業により造成を進めていく旨の基本協定を締結しました。同社は拡張した相良工場を次世代モビリティーの研究開発拠点にしていくと伺っています。
 現在、企業局による実施設計、測量等の業務と牧之原市による用地取得に向けた事務を実施しています。長期にわたる事業となりますが、本県にとって自動車産業は基幹であり、またEVや自動運転技術は脱炭素化といった環境への配慮や少子高齢化等への対応などから将来に向けて大変重要な産業であると認識しています。
 企業局では、このような基盤整備を通じて本県産業を支援するため、早期の事業効果の発揮に向けて取り組んでまいります。
 続きまして、10ページを御覧ください。
 8長泉東野工業用地整備事業の取組状況についてです。
 木材加工機械等を製造する株式会社富士製作所が、工場集約と機能拡張を図るため長泉町内で新工場を建設することとなり、本年1月企業局事業により造成を進めていく旨の基本協定を締結いたしました。現在企業局による測量設計、地質調査等の業務を進めています。
 今後も、企業のニーズに最大限応えるとともに、長泉町の魅力あるまちづくりの実現にも寄与できるよう企業局、長泉町、株式会社富士製作所の3者で緊密に連携して取り組んでまいります。
 最後に、11ページを御覧ください。
 9工業用地等開発可能性調査費補助金についてです。
 企業局では、市町の開発構想を把握し迅速な用地供給を図るため、市町が実施する工業用地等開発可能性調査に対し補助金助成と技術的支援を行っております。昨年度新たな開発候補地の掘り起こしに向け、経済産業部と連携した取組のほか、政令市を除く県内全33市町を対象に令和5年度における企業局補助金の活用要望調査を行うとともに、希望する市町には訪問し補助金の詳細な説明や市町の方針等の聞き取りを実施いたしました。
 この結果、3つの市から補助金の活用要望がありましたことから、ヒアリングや現地確認など市町との事前調整を進め、今年度これまでに2市に対して補助金の交付決定を行いました。
 今後も市町が行う調査に対する助成や技術的支援のほか、企業局による事業化や開発構想の具体化に向けた相談への対応など市町の取組を積極的に支援するとともに、市町と連携して地域の発展に資する産業基盤の整備を積極的に推進してまいります。
 最後に、企業局といたしましては事業の実施に当たりさらなる抜本的な改革を進め、徹底したトータルコストの縮減と収益確保の最大化を図り、最大限の事業効果を発揮できるよう全力で取り組み、将来にわたり安心・安全な水の安定供給に努めてまいります。
 私からの説明は以上です。御審査のほどよろしくお願いします。

○川田企業局次長
 企業局次長の川田でございます。よろしくお願いします。
 私からは、今定例会にお諮りしております提出議案及び予算繰越計算書の報告につきまして議案書に基づき御説明し、その後に議案説明書に基づき詳細を御説明申し上げます。
 初めに、提出議案、第101号議案「損害賠償の額の決定及び和解について」でございます。
 議案書の96ページを御覧ください。ペーパーレスシステムでは00の1議案・議説・説明要旨フォルダ内の資料番号02の議案書の96ページでございます。
 こちらに記載のとおり、職員による交通事故に関する賠償額の決定と和解の議決を求めるものでございます。
 続きまして、議案書の111ページを御覧ください。
 報告第16号令和4年度静岡県工業用水道事業会計予算繰越計算書の報告についてでございます。
 内容につきましては112ページを御覧ください。
 こちらに記載のとおり、柿田川工業用水道をはじめ6つの工業用水道事業で計4億3300万円を繰り越したものでございます。
 続きまして、113ページを御覧ください。
 報告第17号令和4年度静岡県水道事業会計予算繰越計算書の報告についてでございます。
 こちらも114ページへお進みください。
 記載のとおり、遠州水道におきまして3億6700万円を繰り越したものでございます。
 続きまして、115ページを御覧ください。
 報告第18号令和4年度静岡県地域振興整備事業会計予算繰越計算書の報告についてでございます。
 こちらも116ページへお進みください。
 記載のとおり、開発整備費と補助金で1億8800万円を繰り越したものでございます。
 次に、議案説明書に基づきまして御説明いたします。
 議案説明書47ページをお開きください。
 ペーパーレスシステムでは、00の1のフォルダの03議案説明書47ページでございます。
 初めに、第101号議案「損害賠償の額の決定及び和解について」御説明いたします。
 本件は、交通事故による損害賠償でありますが事故は令和3年10月28日、東部事務所の職員が用務を終えて事務所に戻るために駐車場に停車していた公用車に乗り込み発進させた直後、既に転倒していた相手方に気づかず接触してしまい相手方に人的損害を与えたものでございます。職員の安全確認が不十分であったことが原因でございまして、過失割合は県が100%負うものとし、賠償金額は1001万8497円となっております。また損害賠償額は、任意保険の契約先である損害保険会社を通じて支払われることとなります。
 職員がこのような事故を起こしたことに対しまして、深くおわび申し上げますとともに、職員の交通安全に対する意識の徹底を一層図り交通事故の防止に努めてまいります。
 続きまして、93ページをお開きください。
 報告第16号令和4年度静岡県工業用水道事業会計予算繰越計算書について御説明いたします。
 上段の柿田川工業用水道建設改良費につきましては、工事請負費2200万円を繰り越したものでございます。
 下段のふじさん工業用水道建設改良費につきましては、1億700万円を繰り越したものでございます。
 94ページをお開きください。
 1段目の静清工業用水道建設改良費につきましては、工事請負費など1億5900万円を繰り越したものです。
 2段目の中遠工業用水道建設改良費につきましては、工事請負費など6700万円を繰り越したものであります。
 3段目の西遠工業用水道建設改良費につきましては、工事請負費など6000万円を繰り越したものであります。
 4段目、湖西工業用水道建設改良費につきましては工事請負費1800万円を繰り越したものであります。
 なお、繰り越し理由、財源及び節の内訳の詳細につきましては記載のとおりでございます。
 続きまして、95ページをお開きください。
 報告第17号令和4年度静岡県水道事業会計予算繰越計算書について御説明いたします。
 遠州水道建設改良費につきましては、工事請負費など3億6700万円を繰り越したものでございます。
 なお、繰越理由、財源及び節の内訳の詳細につきましては記載のとおりでございます。
 最後に、96ページをお開きください。
 報告第18号令和4年度静岡県地域振興整備事業会計予算繰越計算書について御説明いたします。
 上段の開発整備費につきましては、牧之原萩間工業用地造成事業等に係る委託料1億6300万円を繰り越したものでございます。
 下段の補助金につきましては、工業用地等開発可能性詳細調査費補助金2500万円を繰り越したものでございます。
 なお、繰越理由、財源及び節の内訳の詳細につきましては記載のとおりでございます。
 以上が予算繰越計算書の報告の概要でございます。御審査のほどよろしくお願いいたします。

○市川委員長
 以上で当局側の説明が終わりました。
 これより質疑等に入ります。
 なお所管事務調査も併せて行います。
 では発言願います。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp