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委員会会議録

質問文書

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令和5年10月子どもの孤立対策特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:佐野 愛子 議員
質疑・質問日:10/10/2023
会派名:ふじのくに県民クラブ


○佐野委員
 先生は日本フリースクール協会という協会を立ち上げていらっしゃるようですが、全国にある今のお話に出てるようなフリースクールが、どの程度その協会に入っているのでしょうか。

○川合雅久氏
 日本フリースクール協会は、僕自身はいつ入って、いつ理事になって、いつ理事長になったかも全然分からないで、知らないうちに理事になっているのですが、多分25年くらい前に、テレビでいろいろな不登校問題が出たときに、いろいろなチャンネルが追いかけてきて、僕自身はもう日本だけではなくて、世界のいろいろな国の放送局から来てたので、余計知らない間にそこに入っていて、知らない間に理事になっていて、理事で顔を出してる間に、あれっと思ったらもう理事長ですよと言われて、なっています。こういうことに詳しい人がなかなかいなかったというのもあると思うんですね。日本フリースクール協会はこうなっていて、全国にありますけれども、これよりももっと大きいところが、こちらのフリースクール全国ネットワークというところもあるんですね。こういったものが実は幾つかあって、そういうところがやはり同じようにつながっていたりして、それで協力し合うということをやっているのですが、最初のできた頃から話すと、また時間を食ってしまうのですけれども、いろいろな問題があって、そこで大げんかがあったり、片方はもうフリースクールで食べていけないから、ひきこもりのほうにいってしまうぞとか、そっちのほうがプロスペクトがたくさんいると考えてしまうと、そうなってしまう人たちもいる。だから、日本の場合、そういう問題は常に出てきて、俺が一番になるというのは、もういっぱいあるので、カウンセラー協会もいっぱいあるのと同じように、フリースクール協会があるけれども、ここはいろいろな区別をしたいというところでやっていると考えていただければいいと思います。今、団体としては、ここに載っている程度になりますけれども、もし御覧になるようでしたら、お持ちしたいと思います。

○佐野委員
 先生が立ち上げたわけではなくて、そういう団体の理事長を仰せつかったというか、やったわけですね。その立派な白書は、ある団体がつくったものであって、国やこども家庭庁がつくったのではないですか。

○川合雅久氏
 最初にどういうふうにつくられたかというと、テレビに出た人たち同士でつくったところに、僕も出てたので、入れられてたらしいんだけれども。
 こちらの白書は、その中に入ってる学びリンクさんが、こことまた、要するにあちこち入っているんですよ。同じような協会が幾つもあって、1か所だけではなくて、幾つも入っているフリースクールもあるわけです。その中にうちの日本フリースクール協会があったり、こちらのフリースクール全国ネットワークというのがあって、大体皆、NPO法人でやっているところになりますが、だから、入りたいところに入っているっていうのが実際だと思います。

○佐野委員
 分かりました。立派なので、国で作った白書かと思ったのですが、民間でまとめ上げたものということですね。
 次の質問ですが、先ほど行政との連携のお話がありまして、大体どこの市教委も、適応教室など持っていて、相談を兼ねて子供たちの居場所というか、不登校教室を持ってるんですよね。なので、それだけでは足りないということで、今、民間のフリースクールができていると思うのですが、先ほど先生がおっしゃられたもみの木は、個人でやったんだけれども、市と連携して、市からの委託という形でやってるんですよね。公的なものがやってないわけではなくて、やはりそこだけでは足りないので、選択肢が増えたほうがいいという考えだと思うのですが、それは質問ではないですけれども、今、幼稚園から森の幼稚園など、もう学校に行くことは前提ではなくて、普通の地域の学校には、文科省の学校には行かないことを前提として、もう最初から森の幼稚園、そしてオルタナティブスクールなどの選択をする保護者も増えていると思うのですが、それらに対してはどのようにお考えでしょうか。

○川合雅久氏
 オルタナティブスクールという考え方は、やはりアメリカから来たものがあって、その中には、例えばホームスクールなどいろいろなのがあるんですね。ただ、国によって作り方があって、例えばアメリカのホームスクールで、家で勉強するというのは、例えば福音派です。この人たちの多くが、科学を認めないために学校に行かせないというのがあったりするわけですね。すると、そういうホームスクーリングを始めたりする。それから、ネイティブアメリカンの人たちのフリースクールもあったりして、その人たちもうちに来てくれて、いろいろな提供をしてくれたのですが、その考え方は、やはりいろいろなものがあるんだと。その中には、今の学校制度そのもの、また学校化というものを否定している人たちもいると。だから、一時は文科省のヒアリングで呼ばれたときに、東京シューレがそういうことを言ったので、非常にいろいろなことをされたけれども、不登校のことを知らしめてくれたのはもう本当にシューレなので、そういうところではやはり、その理解をさせるためにちょっと強硬になる人たちもいることは確かかなと思うんです。それによって知らしめてくれると思うんですね。
 ただ、先ほど言った教育委員会がつくっている学校は、例えば静岡だとチャレンジなどがありますけれども、学校の先生がやるようなところが嫌だという子たちはどうしたらいいかってことになりますね。学校制度が嫌ではなくて、学校の先生がやっているのが嫌だという人たちがかなりいるのは確かです。だから、そのところをどうするかというと、教育って何か。教育ってEducationで、デュケイトという言葉からつくられてますから、引き出すということで、才能を引き出すことを考えていくと考えたら、どういう方法でもそれはEducationになっていくと思うんですけどね。

○佐野委員
 本当に学校へ入学してみて、行けなくなったので不登校になって、フリースクールを探すのが今まで一般的だったのですが、今、そうやって最初から行かない選択をして、そしてフリースクールの中でも、学校とも行政とも連携を取らないと決めている、それでやっているところもあるわけですよね。なので、非常に行政としては難しいとこかなと思います。これからの課題だと思います。ありがとうございました。

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