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委員会会議録
委員会補足文書
令和５年９月定例会総務委員会
| 討論（なし）、知事提出議案（第104号、第107号、第108号、第112号、第132号）の一括採決（可決・同意）、附帯決議の動議、附帯決議案の趣旨説明、附帯決議案に関する質疑（なし）附帯決議案に関する討論、知事提出議案（第107号）に対する附帯決議案の起立採決（可決）、閉会中の継続調査案件の決定、委員長報告の委員長一任、審査及びその他の終了、閉会 【 採決 】 発言日： 10/06/2023 会派名： |
○西原委員長
休憩前に引き続いて委員会を再開いたします。
当委員会に付託された議案について討論がありましたら発言願います。
（「なし」と言う者あり）
発言もないようですので討論はなしと認めます。
これより、当委員会に付託されました議案について採決します。
議案第104号、第107号、第108号、第112号及び第132号、以上５件を一括して採決します。
本案は、それぞれ原案どおり可決または同意すべきものと決定することに御異議ありませんか。
（「異議なし」と言う者あり）
異議なしと認めます。
本案は、それぞれ原案どおり可決または同意すべきものと決定いたしました。
○河原崎（聖）委員
ただいま可決されました議案第107号に対し、附帯決議を行う旨の動議を提出させていただきます。
○西原委員長
ただいま５番委員から、議案第107号に対して附帯決議を行うべき旨の動議が提出されましたので、本動議を議題といたします。
附帯決議案を配付します。
（附帯決議案 配付）
５番委員から附帯決議案の趣旨説明を求めます。
○河原崎（聖）委員
附帯決議の提案理由について申し上げます。
知事は、いわゆる御殿場コシヒカリ発言の責任を取る意味で第107号議案を提出しました。この議案については、多くの県民から知事が給与を減らすといった約束は守るべきだという声が強いことや条例として疑義はあるものの明確に否定するには至らないとの判断から甘んじて受け入れることといたしますが、本来知事が公務ではなく政務で犯した過ちを議会に判断させること自体が言語道断でありまして、また知事本人を招いての集中審査におきましても重要な点には答えていないことから、十分に反省しているとの受け止めができないと判断しております。
そうしたことから、この附帯決議案をつけることを提案させていただいております。以上です。
○西原委員長
それでは、本附帯決議案について質疑があれば発言願います。
（「なし」と言う者あり）
質疑はなしと認めます。
それでは、本附帯決議案について討論がありましたら発言願います。
○伊藤（謙）委員
私は、第107号議案「知事の給与の特例に関する条例」に対する附帯決議案に対して、賛成の立場から討論させていただきます。
はっきり申し上げます。議案第107号についてここまで提出理由と金額根拠に乏しい議案、それを審査するのは私の約10年間の市議会議員時代を含めた政治経験の中で初めてであります。
議案の提出理由は、自らの政務活動における不適切発言に対してのペナルティー、そして減額金額約446万円の算出根拠については他事例と比較はしておらず、金額の妥当性についてはあくまで金額ではなく知事心得五箇条を自らに課したとの答弁は、納得するどころか私にとっては今後の県政運営のかじ取りを知事に任せることについてさらに不安にさせるものでありました。
しかしながら、川勝平太知事が御殿場市民の方々に、そして静岡県民の方々に給与を返上すると約束され１年半以上が経過した現在、一刻も早くその言行不一致を議会としてただすことこそが必要だと思っています。
以下、附帯事項に関し若干の私の意見を述べさせていただきます。
まず、2021年の川勝知事の政務活動における御殿場市民の方々や県民の方々の前で言い放った不適切な発言、これは決してこの給与削減条例が可決されても許されることではありません。動画掲載サイトユーチューブ内における知事の辞職勧告決議、また不信任決議の際のニュース動画は１本当たりそれぞれ10万回再生、20万回再生を超える動画が存在し、その報道映像には知事が政務活動中に失言を発した映像が今もはっきりと映っております。その動画は24時間世界中に配信されていることから、このことが御殿場市民の方々や静岡県民の方々に対して今なお与えている負の影響は計り知れないと思っています。
したがって、2021年11月に可決された辞職勧告決議は今後も変わることはなく、知事が自らおっしゃっているように次に不適切な発言をしたら辞職するという言葉を常に自覚していただきたいと思います。
次に、知事の不適切な発言や政務と公務がはっきりと区別できないことにより招いたこの混乱は県庁全体としても取り組むべき課題であり、十分なコミュニケーションを取った上で、ときには知事の行動や言動に還元することも静岡県庁として重要な課題だと感じます。そして2021年11月の給与返上の発言以来、多くの公の場で知事は給与を返上すると発言し、その言葉が多くのメディアで放送されました。その結果県民の多くは給与の減額ではなく本件を給与の返上だと認識している場合があるかと思います。そして公職選挙法では、明確に知事や都道府県議会議員が支給された給与のうち一部を返上したり、具体的に生ずる請求権の一部をあらかじめ放棄することは本条に違反すると記載されており、この県民に与えた意識を早期に改める説明を川勝知事に強く求めます。
最後になりますが、本委員会の答弁で知事から議案提出に関してそれはできない、勝手に思い込んでいた趣旨の発言がありました。知事にはほかにも県政の諸課題に対して自身の考えの中だけで勝手に思い込んでいる、その中で不適切な発言をされている可能性は私は大いにあると思っています。
知事心得五箇条と自身の果たすべき職責を振り返り、万機公論に決する中、熟慮し政治判断を行っていただきたいと心から思います。
１人でも多くの御賛同が頂けるようお願い申し上げ、私の議案第107号に対する附帯決議案の賛成討論を終わります。
○西原委員長
ほかに討論はありませんか。
（「なし」と言う者あり）
発言もないようですので討論を終わります。
これより、本附帯決議案について採決いたします。
議案第107号に対し、お手元に配付の附帯決議を付することについて、賛成の委員は起立願います。
（賛成者起立）
起立多数。
よって議案第107号にお手元に配付の附帯決議を付することに決定いたしました。
委員長報告でその旨を報告いたします。
なお、この件につきましては県議会としても意思表明をすべきと考えますので、本会議においても議決をしていただくよう議長に申入れをしたいと思いますがいかがでしょうか。
（「異議なし」と言う者あり）
それでは、閉会後議長に申し入れることといたします。
次に、当委員会における閉会中の継続調査について、これを議題といたします。
お諮りします。
お手元に配付しました総務委員会継続審査案件表に記載の諸事項を調査案件として、閉会中も継続して調査すべきものと決定することに御異議ありませんか。
（「異議なし」と言う者あり）
異議なしと認め、そのように決定いたしました。
最後に、委員長報告についてでありますが、報告の内容については委員長にお任せ頂くことに御異議ありませんか。
（「異議なし」と言う者あり）
異議なしと認め、そのようにさせていただきます。
以上をもちまして、今定例会で当委員会に付託されました議案の審査、その他は全て終了いたしました。
これをもって委員会は閉会といたします。
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