本会議会議録


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令和7年2月定例会厚生委員会 質疑・質問
質疑・質問者:木内 満 議員
質疑・質問日:03/06/2025
会派名:自民改革会議


○木内委員
 一問一答方式で1問だけお伺いします。
 新規で医師偏在対策強化事業費助成に1億円の予算を計上していただき、誠にありがとうございます。今後の見込みとして5年後の東部地域の勤務医師を80人程度増加するよう取り組むとあります。
 現状の認識ですと、医師確保関連事業でふじのくにバーチャルメディカルカレッジの医学修学研修資金を貸与された医師が大体700人ぐらいて約50%が西部、33%が中部で、16%が東部で勤務している状況だと思っています。少なくとも偏在を解消するなら東部、中部、西部の割合がいずれも33%になるのが望ましいのではないかと思います。
 医学修学研修資金が東部の医師不足解消に寄与するのであれば、例えば中部、西部の割合が30%、東部が40%になるとよりよいのではないかと思っています。今後の見込みとして勤務医を80人程度、うち医師対策強化による効果として30人程度増加するよう取り組むとありますが、5年後は実数と割合で言うとどのような姿を目指しているのか、お答えください。

○松林地域医療課長
 先ほど5番委員から御質問がありましたように、医学修学研修資金につきましては東部で勤務している方をさらに5年間で50人程度増やしていきたいと考えております。
 加えて、今回の事業により指導体制、指導環境を整え、浜松医科大学や順天堂大学から指導医、専攻医を送っていただく取組で修学資金の増とは別に30人程度増加させられると考えているところでございます。
 医学修学研修資金の利用医師につきましては、今後も増加すると見込んでいます。
 原則6年間貸与された医師がこれから出てまいり積み上がっていきますと、全体として修学資金で働く医師が5年間で1,000人ぐらいになると考えております。今回50人ぐらいが加わると割合としては16.2%ぐらいですけれども、さらに指導体制を整えて医学修学研修資金の利用医師の勤務数をさらに増やしていきたいと考えております。

○木内委員
 そうすると、5年後に医学修学研修資金を受けて勤務している医者が静岡県内に1,000人いて、そのうち16.2%が東部、中部が変わらないとすると西部が50%ぐらいでこの事業をやっても何も変わらないと言ってるのに等しいですが、そういう理解でいいですか。

○藤森医療局長
 現在703人の医師のうち114人が東部地域で勤務していますが、今後は169人となり55人ほど増えると見込んでいます。この事業でさらに30人加わり、東部では55人に30人を加えた85人が増える見込みであり、総数では現在の114人が令和11年度見込みで200人近くになると考えております。そうすると当然中部、西部にも医師少数スポット等があるため、そちらにも配置していかなければいけないため、約1,000人のうち200人ほどは東部に配置できるようになります。

○木内委員
 もう一回確認すると、現状が大体西部に50%、中部に33%、東部16%で、本来あるべき姿が東部、中部、西部いずれも33%だと思っています。この事業をやると東部20%まで改善すると見込んでいる理解で効果が出てくるのであれば33%を目指してもらいたいと思っています。結果として5年待って20%になりました、では幾ら増やせばもう何%まで行きますねではスピード感が遅いと思います。2年ぐらい事業を行い、何%ぐらい増えそうだと見えてきたら追加すればいいかもしれないし、逆にそれ以上同じやり方で幾ら投じても頭打ちかもしれないし、予算の効果を見極めながら33%を目指していってもらいたい気持ちは一緒だと思っています。33%目指していく私の主張が荒唐無稽なのか、33%を目指したい気持ちはあるのかどうかだけお答え頂ければと思います。

○藤森医療局長
 33%を目指していきます。

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