本会議会議録


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令和7年2月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:西原 明美 議員
質疑・質問日:03/06/2025
会派名:自民改革会議


○西原委員
 一問一答方式で2点質問させていただきます。
 1点目は、文教警察委員会説明資料18ページの県立学校施設の老朽化対策についてそれぞれの委員からも質問がありましたが、過去の当委員会で人工芝について質問させていただきました。校舎の耐震化ではないけれども施設で人工芝が耐用年数を過ぎ穴が空いていて生徒がけがをし、補修しても結局は周りの芝とそろわないためにけが人が出ていることについて質問させていただきました。
 今年度はどのように対応し、また来年度予算の教育施設の維持修繕費に含まれるのか伺います。

○横田教育施設課長
 県立学校の施設修繕については、島田工業高校の人工芝の件も含めて積み残しとなっている工事がたくさんあることは承知しております。
 来年度については、本議会でお認め頂いた予算を有効に活用して、他校分も含めて生徒の命やけがにつながる破損箇所や法定点検で指摘された不具合の修繕を優先して取り組んでまいります。
 今年度に関しても、けがや命に関わる箇所の破損を直していくことで取り組んでまいりました。

○西原委員
 今年度も対応していただき、来年度もまた取り組んでいくとのことでよろしかったでしょうか。再度確認です。

○横田教育施設課長
 生徒の命やけがにつながる破損箇所の修繕が中心になりますが、引き続き取り組んでまいります。
 人工芝に関してもそうですし、テニスコートはオムニコートもありますが、破損した箇所の修繕を行いました。

○西原委員
 耐震化もそうですが、実際にスポーツをやる中で学校施設でけが人が出ている実態を聞いているので、必ず対応していただきたいと思います。

 そして2点目の質問は、先ほど6番委員からの質問にもありましたけれども説明資料31ページのしずおかこども幸せプランの策定について、先ほどの御答弁では最終的な全体調整は県教育委員会とのことなので伺います。
 基本方針5に結婚・出産・子育ての選択ができ希望がかなえられる社会を実現とあり、この字面だけを見ると結婚をするしないが選択できて、出産をするしないが選択できて、子育てをするしないが選択できるとの文面に見えてきますが、この言葉の意味を御説明頂けますでしょうか。

○藤ケ谷参事兼社会教育課長
 計画の全体調整は健康福祉部で行っており、子ども・若者計画の観点と教育委員会に係ることについては教育委員会で調整しています。
 御指摘があった基本方針5は、主に健康福祉部で取り扱っている部分であり、この文言の意味合いに関する御質問ですので計画案本体の基本方針5の説明文を読み上げます。結婚、妊娠、出産、子育ては個人の自由な意思決定に基づくものであり、家族の在り方や家族を取り巻く環境も多様化しています。多様な価値観、考え方を尊重することを大前提としつつ、自らの主体的な選択により結婚や子供を産み育てたいと望んだ場合にそれぞれの希望がかなえられる社会の実現を図りますとの説明がされています。

○西原委員
 そうすると、この件に関しては当委員会では議論できないとのことでしょうか。

○藤ケ谷参事兼社会教育課長
 教育委員会も一緒に計画をつくっておりますので、頂いた意見は受け止めますけれども、最終的な判断は健康福祉部と相談して決めていくことになるかと思います。

○西原委員
 教育委員会と健康福祉部の両方でやっているのであればそれぞれが目を通すべきことだと思います。両方が理解し合って策定しないと、この分野はこの委員会で、この分野はこの委員会ですと言われるとここに出てくること自体も意味が分からなくなってしまうので質問させていただきます。
 結婚、出産は御本人がどうしたいかであり、そのようにするのはいいと思いますが、子育てと同列には値しないと思います。子育てをしたくないからしなくていいとか、したいからするなど選択肢に選ばれること自体に違和感があります。もしこれを並べて文章で表現するのであれば丁寧に表現しないと、いろんな詳細があったとしてもこの基本方針5では一般の人は全く理解できないと思います。ホームページに出ているしずおかこども幸せプランの分かりやすい説明も読みました。実際に今回の計画概要を見ましたけれども、この子育てに関しては言葉がきちんと明確に出てきません。今月末に策定、公表ですけれども基本方針5の文言は修正していただかないと全く理解ができないと思います。国のこども基本計画の基本理念第3条は家庭や子育てに夢を持ち、子育てに伴う喜びを実感できる社会環境を整備することとなっています。これはすごくすんなり入ってきますが、静岡県が掲げている基本方針5番の文言、なおかつ中点を使って並列している点は、先ほどの8番委員によるきちんと正確に伝わる言葉に関するお話を踏まえると、とても気に留まりした。
もう一度伺いますけれど、このタイトルはどのように解釈されますか。

○藤ケ谷参事兼社会教育課長
 この件は、厚生委員会でも同様の審議をお願いしています。今頂きました御意見は私個人としてはもっともだと思います。これまでの過程で特に結婚や出産については必ずしもそれが正しい生き方のような印象を与えてはいけないとの配慮の中で、こうした表現になってしまったと思います。ただそれが子育てにまでかかる形に見えますので、確かに1番委員のおっしゃるとおりだと思います。今後こども・若者施策推進本部会で諮って決めていく過程がありますので、健康福祉部に持ち帰り修正できるよう意見を述べたいと思います。

○西原委員
 修正を検討していただけるとのことですのでぜひお願いしますが、この段階に来るまでに皆さんにこの言葉がおかしいと気がついてほしいと思います。今後の予定はこども・若者施策推進本部会とこども・若者施策推進協議会の2回しかないですけれども、基本方針5は大きな変更になると思いますので、しっかりと時間をかけて議論していただきたいと思います。

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