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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和5年12月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:江間 治人 議員
質疑・質問日:12/14/2023
会派名:自民改革会議


○江間委員
 分割質問方式で2点質問します。
 まず最初に信号機の整備についてお伺いします。
 今、信号機のLED化を急ピッチで進めていると伺っておりますが、LED化の現在の進捗状況につきまして伺います。
 まず、現在信号機全体の中のどれぐらいの数がLED化されているのか。今後LED化が必要な本数についても伺いたいと思います。
 それから、全ての信号機のLED化へ向けて今後整備していく計画につきまして伺いたいと思います。

○石川交通規制課長
 信号機のLED化の進捗状況等についてお答えします。
 令和4年度末現在の信号灯器のLED化率につきましては、車両用灯器が51.3%、歩行者用灯器が43.8%となっております。
 LED化が必要な信号機は、車両用灯器が約2万3000灯、歩行者用灯器が約2万灯であります。
 続きまして、今後の整備計画でありますが、信号機の電球が製造中止になることにより現在のLED化計画を令和10年度末までに整備が終わるよう前倒しすることとしております。

○江間委員
 県内歩行者用も全部含めると、約8万基ぐらいあるということですかね。約50%ぐらいが今のLED化の進捗ということでした。
 先日の警察庁からの通達の中に持続可能な交通規制の推進がありまして、それを読みますと、持続可能な交通規制の推進のために交通実態に即して交通規制を見直していくべきという文言が通達の趣旨と見ております。私もこの信号機の設置につきましては必要性が低下したもの、あるいは場所についての廃止や撤去もやっていく必要があるのではないかと思いますが、この点についてどのように考えているかということと、今申し上げた必要性の低下というものの判断、それから廃止撤去――これは地域の方がいろいろ抵抗されることも当然あると思いますが――に対して考えているところを教えていただきたいと思います。

○石川交通規制課長
 必要性が低下した信号機の廃止、撤去の考え方についてお答えします。
 厳しい財政状況の中で信号機の老朽化に伴い、更新整備や維持管理に係る負担が増大しております。そのため、新しい道路の開通や学校の統廃合等の理由により交通量に変化があった路線等における信号機の合理化を進めてまいります。

○江間委員
 では、今答弁頂いた内容を中心にこれからの中期、長期計画を策定しているということでよろしいでしょうか。

 それと、先ほど申し上げたように、やはり合理化や効率化は今伺った維持費の問題で当然かかってくると思いますが、とはいえ新たな信号をつける必要性がある場所も当然ありまして、今年間で200基程度の要望がある中で10基程度しかつけられないと聞きましたので、新規で設置すべき場所について県警としてはどのように考えているのか教えてください。

○石川交通規制課長
 新たな信号機の整備方針についてお答えします。
 信号機の新設整備は、真に必要な場所についてはこれまでどおり設置してまいります。あわせて、必要性が低下した交通安全施設の廃止を進めた上で必要な場所へ再配分するといった整備を行ってまいります。

○江間委員
 先ほどのLED化についても相当な費用がかかるとはいえ、今言っていただいたように新規の設置も考えるということで予算の確保が必要になってきますので、これについては本当に積極的にやっていただきたいと思います。合理的、効率的な配置をお願いしたいと思います。

 続きましてもう1件、静岡県の新ビジョン評価書案の中から142ページにあります交通事故に関係したことについてお伺いしたいと思います。
 この表の2022年の数字を見ますと年間の交通事故の死者数が83人となっております。目標値が80人ということで一応近づいているとは思いますが、全国の中で静岡県はかなり多いほうじゃないかと推測される中で、まず1つ目は2022年の全国の交通事故死者数を教えていただきたいと思います。そのうちの静岡県は83人ということになりますので。今年度の交通事故の死者数についても今現在分かるところで教えていただきたいと思います。

○鈴木交通企画課長
 全国の数につきましては、今手元に資料がございませんので取り急ぎ確認して回答させていただきます。
 本年12月13日現在の県内の交通事故死者数は概数になりますが63人でありまして、前年同期に比べて14人減少している状況でございます。

○江間委員
 今年もあと僅かになります。これ12月末までということで目標値以下になりそうかなと。マイナス14人とのことでいい数字が出ていると思います。
 
 実は先日、磐田市内のあるメイン通りの信号のない横断歩道で大きな人身事故が発生しました。やはり信号のない横断歩道は特に冬になると暗くなるのが早くなって非常に認知しにくい。そしてその事故も横断歩道上の人身事故でしたので、一方の車が停車しないでぶつかってしまったということになりました。
 今年の事故で結構ですので、信号機のない横断歩道上で死亡事故が何件あったか。あるいは人身事故として何件あったか。
 それから、これは事故ではなく止まらなかったということで違反になりますが、横断歩行者妨害の検挙数が分かったら教えていただきたいと思います。

○鈴木交通企画課長
 本年10月末現在の信号機のない、我々の言うところの裸の横断歩道上での交通事故件数が162件、前年対比でプラス17件、死者数が2人、前年対比でプラス1人、負傷者数が163人、前年対比プラス17人でございまして、死亡事故の件数につきましては2件、前年比でプラス1件となっております。
 続きまして、同じく10月末現在の横断歩行者妨害の取締り件数は約1万3000件という状況です。
それから、先ほど5番委員から御質問がありました昨年の全国における交通事故死者数は2,610人です。

○江間委員
 信号のない横断歩道の死亡事故が2件、2人ということですが、恐らく1件は磐田市内だったんじゃないかなと思います。
 私も個人的に気になっている信号のない横断歩道上で1万3000件の違反もあるということですので、交通死亡者数を減らすための一つ一つの取組として、ぜひここは注意していただきたいと思います。
 そういう事故死者数を減らすための取組として、この評価表の中にも実はあまりできていない黒丸のところがありました。
 自動車運転者を対象とした交通安全教室の開催回数が、目標1,500回に対して昨年は956回と大分少なかったということで、できなかった理由とこれからこれを1,500回に持っていくための今後の取組等について教えていただきたいと思います。

○鈴木交通企画課長
 回数が落ち込んだ理由でございますが、令和2年春からの新型コロナウイルス感染症拡大により交通安全教室の開催が抑制、自粛された結果、目標件数を下回ってしまったものでございます。もっと申し上げますと、こちらの目標件数は平成30年、令和元年、令和2年の3年間の運転者に対する交通安全教室の実施回数を平均したものが1,500件ということで設定しましたが、実際に令和2年には850件まで落ち込んでおりまして、目算を誤った部分も否めないと感じております。
 なお、本年は同感染症が第5類に移行されたこともあり、交通安全教室の再開を希望する企業、団体が増加傾向にございます。
 続きまして、回数を伸ばすための今後の取組についてであります。
 現在、公式SNSで各警察署の交通安全教室の開催状況等に関する情報発信に努めているほか、交通安全協会や安全運転管理協会を通じて、企業団体等における交通安全教室の開催を積極的に呼びかけております。あわせてドライバーが集まるイベント等における交通安全教育機材の体験会や企業のインターネット環境を活用した交通安全教室等に今後積極的に取り組むことによって、回数を増やしていきたいと考えております。

○石川交通規制課長
 先ほど中長期計画の関係の質問がございましたが、答弁を漏らしましたのでお答えさせていただきます。
 警察庁の通達に基づく取組を確実に推進するため、具体的な数値目標に基づいた中長期的計画については現在作成の準備を進めているところでございます。

○鈴木交通企画課長
 私からも1点付言いたします。
 横断歩行者妨害の取締り件数を先ほど申し上げましたが、これは信号機のない横断歩道だけではなく信号機のある交差点も含めた件数です。別に統計で出すことは手拾いになってしまい不可能ですので、その点御承知おきください。

○江間委員
 そうすると、信号機のない交差点の割合が幾らかは今出ないと思いますが、信号機のある横断歩道に進入するということは信号無視をしたことになるのかな。信号機がある横断歩道を停車しないで入ったということですか。まあそれはいいです。了解しました。
 最後に意見として申し上げますが、まず今年の死者数が63名で目標値よりも大分少ない。目標値80人というのは全国的にも多い数になってしまいますので、この目標値にとらわれずに1人でも減らす取組をしていただきたいと思います。交通事故でいきなり家族を失う悲惨な状況は県内でなるべく減らしていただきたいと思います。

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