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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和元年12月定例会建設委員会 質疑・質問
質疑・質問者:増田 享大 議員
質疑・質問日:12/17/2019
会派名:自民改革会議


○内山公園緑地課長
 昨日、8番委員から御質問のありました県営都市公園運動施設利用者数に占めるスポーツ利用とそれ以外の利用の割合についてお答えいたします。
 平成26年度から平成30年度までの5年間の実績ではスポーツでの利用者が全体の約8割、それ以外の利用が約2割になっております。

○朝比奈土地対策課長
 昨日、8番委員から御質問のありました大規模な盛り土の地盤調査について説明いたします。
 この調査は新潟県中越地震などにより大規模盛り土造成地が崩落し住宅が流出するなどの被害が発生したことを受けまして、市町村が既存の盛り土造成地を対象に行うものであります。10月10日に国が大規模盛土造成地マップの公表と地盤調査計画についての全国の状況を公表したものであり、本県ではくらし・環境部の建築安全推進課が所管しております。
 本県の状況ですけれども、大規模盛土造成地マップの公表を終え、現在盛り土の地盤調査計画を作るための調査を行っているところと伺っております。なお土地対策課では新たな宅地造成する場合などの都市計画法の開発許可を所管をしておりますので、建築安全推進課と情報共有してまいります。

○佐地委員長
 ありがとうございます。
 それでは、質疑に入りたいと思います。
 質疑のある方、挙手をお願いします。

○増田委員
 分割質問方式で、建設委員会説明資料79ページ以降に掲載されています遠州灘海浜公園基本計画の策定について伺います。
 遠州灘海浜公園の整備に当たりまして、県はこの基本計画を策定するために、本年の7月中旬から10月中旬までの3カ月ほどをかけて多くの皆様に御利用いただける公園となるように、公園内に整備するスポーツ施設等についてさまざまな手法によって約3,100人の県民の方々と24のスポーツ関係団体、野球、ソフトボール353チームから御意見をいただいたと説明を受けております。この構想案を進めるに当たって、私ども会派からは議会にもそうですし、広く県民の御意見を伺っていただきたいと要望もしておりましたので、こういった行為に関しましては、感謝を申し上げる次第であります。
 ただ、この聞いた内容の報告等につきまして、昨日も7番委員から質問がありましたけれども、私どもの会派からも確認させていただければと思っております。
 まず、この設問のあり方、ウエブアンケートあり、対面あり、いろいろな聞き方をされておりますけれども、素朴に入り口としてですね、こういった聞き方をしているとのことであったので、感じたことを確認させていただきます。
 ウエブアンケートの場合2問目ぐらいにどんな試合を観戦したいですかといった設問が出てきましたけれども、そもそも論としてこの公園自体は、県民が観戦する行為を主たる目的とされている施設なのか、逆に県民がプレーする視点に立った施設であるのか、その方向性についてまず確認させてください。

○内山公園緑地課長
 スポーツ施設につきましては、スポーツをする、見る、育てるといったことがよく言われておりますので、その3つのうちの見ることについて伺うために設問を設けています。

○増田委員
 見ることも大切だとは思います。ただ今朝の新聞にも載っていましたが、多くの県民がプロ野球を見たいので見るために整備してくれると伝わってしまうと思いました。本当はまず県民が利用することをイメージして先行したほうがよかったなと思いました。ウエブアンケートが一番対象者数が多いので数的な根拠にもなるかなと思うんですけれども、篠原に行ったことがありますかの次の2問目が観戦するとしたら何を観戦したいですかとの設問だったと思います。何を観戦するって聞かれれば、やっぱりテレビで映っている方とか有名な方を見たいって思うのは当たり前のことだと思いますし、設問の内容がどうだったかは恐らく伝わらないと思います。ただ県としてアンケートをとったら、プロ野球を見たいって人たちが物すごく多かったことがひとり歩きしちゃうのがどうかなって感じたものですから、まず1点質問させていただきました。

 次に、プロ観戦とありますけれども、そもそも論として野球場を整備したら、プロ野球が試合を開催してくれる担保をとってらっしゃるのかどうか確認させてください。

○内山公園緑地課長
 プロ野球開催の担保につきましては特にとっていません。ただ今回、主催者側として野球、ソフトボール関係団体から御意見を伺っております。その中でプロ野球を運営しております中日新聞社にも御意見を伺っております。

○増田委員
 緑色の資料編をざらっと一通り目を通させていただきました。県民の利用の観点ともう1つ観戦になると、プロ野球とか広域関係団体にいろいろ開催してもらう、試合を行ってもらうことがとても大事だと思いますので、広域的な大会主催団体の意見はとっても大事だなと思いました。
 一番やってはいけないことが、プロ野球が来てくれないかもしれないのにプロ仕様につくっちゃう、こんな愚かな話はないわけであります。これから計画案を何案かつくられるとのことなので、余り先行してしまうと少し踏み間違えてしまう懸念があります。その点はいろいろリサーチして、正確な情報、根拠に基づいて御説明していただきたいと思っております。
 緑色の資料編の224ページに団体計と書かれておりますけれども、対象団体が3つしか書いていなかったので、恐らく全日本大学準硬式野球連盟の答えであろうことは見ればわかるんですけれども、準硬式の学生の皆さんだと、最近はいわゆる早稲田大学と慶応大学の早慶戦でもなかなかお客さんが集まらなくなってきて苦慮しているといった御意見であったり、近年は長野市のオリンピックスタジアムが軟式野球の聖地になっていると書かれてありますけれども、その下にこの新野球場をメーンにして静岡を聖地にしたいといった御意見まである。私たちにとって非常にありがたい、また貴重な御意見であり、こういった御意向がある団体のお気持ちは物すごく大事にしていくべきではないかなと感じました。
 いろいろな団体のアンケートを見ても、野球関係団体はほかのスポーツに押されて、野球をプレーする子供たち自体の人数も減ってきている時代だと聞いております。野球をする皆さんが寄り集まってやりやすい施設にする視点はとてもいい視点であり、ありがたい視点であるものですから、どちらかというと個人的にはこれを一番トップでアピールしてもいいんじゃないかなぐらいに思ったりもしました。
 あと規模で言えば楽天のスタジアムとか海外のスタジアムもありましたけれども、やっぱり民間企業の投資であったり、いろいろな要因が絡みますので、そういった前段階の情報もしっかり取り入れた上で意見聴取をやるべきです。また大学野球もプレーする期間は限られていると思いますので、オフシーズンのキャンプ地利用などすごくいい意見もありますので、ぜひこういった意見を大事にして取り組んでいただきたいと思っております。

 その中で確認なんですけれども、これから計画案を何案かつくっていっていただけるとのことですが、この計画案をどこの部署がつくられるのか、幾つぐらい策定予定なのかお話しください。

○内山公園緑地課長
 基本計画案につきましては公園緑地課で作成します。比較検討案につきまして、何案つくるかは今後検討していきますが、最終的には3案程度になるのではないかと考えております。

○増田委員
 先月野球協議会の皆さんが要望に来られて、以前も昨年度も何度かいらっしゃっていただいておりますけれども、ボールパーク構想みたいなものを1つの案として要望される方がかなり多いんですが、この案の中に含まれるのでしょうか、確認させてください。

○内山公園緑地課長
 野球協議会からいただいた御要望につきましても貴重な御意見として承っております。ここに出されてきた御要望につきましても比較検討の対象になると考えております。

○増田委員
 確認ですが、計画案をつくってしまってから議会に報告、相談していただけるんでしょうか。計画案をつくる過程においても、実はこういったものを考えてますといった形で議会に報告、相談等を考えられているのでしょうか、確認させてください。

○内山公園緑地課長
 今回いただいた御意見を踏まえまして、野球場の規模ですとかサブグラウンドの設置、そのほかのスポーツやレクリエーション施設の種類や配置などを変えた複数の公園プランを作成していくと御説明させていただいております。この絞り込みの過程におきましても県議会にお示しさせていただきたいと考えております。

○増田委員
 計画案の策定過程でも御相談いただけるということですので、またその際には私どもも協議させていただければと思っております。

 緑色の資料編を見ていて予算規模が抜けていることがどうしても気になる。私たち議会はもちろんですれけども、このアンケート等の中でも多くの方が、どれぐらいかかるのかとか、必要があるのかとか、そんなことよりもこっちを先にやってくれといった御意見や御要望もあって、やはり予算規模とセットでないと判断が難しいと思っています。
 3案程度つくる場合には、これぐらいの予算、お金がかかるであろうといった想定は幅があっても提示すべきだと私ども会派は考えておりますが、いかがでしょうか。

○内山公園緑地課長
 最終的な比較検討プランの中では、建設費ですとか経済波及効果も含めた形でお示しして比較していただくことを考えております。

○増田委員
 そういった視点はすごく大事だと思います。予算やお金の関係を度外視すれば、誰しも物すごい施設、よりよい施設を希望するのが当たり前です。予算の審議とか、来年度のことをやっていますけれども、昨年から財政状況がだんだん悪くなってきて、今後物すごい右肩上がりになるとはなかなか想像しにくい状況になってくるかと思います。予算の視点は同じように重きを置いて御提示いただいて、冷静な判断ができる資料を提供していただきたいと思います。

 この構想を進めるときに、確かに大きなお金がかかるかもしれませんが、都市公園の整備になるかと思いますので、例えば国の交付金や補助金の対象メニューにも合致する部分があるかと思います。現段階で規模によってメニューにどれだけ合って、どれだけ国からの交付金が来るのかなかなか算定しにくいかと思いますが、そういった見通しについては計算されて計画案をつくっていかれるおつもりなのでしょうか。確認させてください。

○内山公園緑地課長
 財源に関することになりますが、国からの補助につきましては、つくるものの仕様が決まらないとどこにどの程度といったものが明確になりませんので、基本計画の段階よりもその次の段階になってくるかと思います。

○増田委員
 子供たちの団体のアンケートを見ていてすごく思ったんですけれども、さっき言ったように野球少年が減ってきているんで夢を抱かせたいからプロ野球の試合を見せてあげたいという指導者もいる一方で、利用しやすい料金設定にしてくださいといった御意見が実はかなり多かったわけです。
 プロ仕様とか大きくなればなるほどコストはかかりますから、恐らく使用料金は上がってしまうんではないかなと。子供たちが使いやすくすることをメーンにすれば、コストはなるべく下げてあげて多くの人が利用したい、また利用しやすいと思える施設にするのがいいとは思っております。そういった観点はぜひお持ちいただきたい。これは要望させていただきます。
 子供たちや皆さんにプロ野球も見たいですかって聞けば、見たいですって皆さん言っちゃいます。ただ実際にできてみて、あそこでプレーしたいな、練習したいなって思ったときに正直なかなか手が届かない額では誰のための整備、県民なのか、子供なのか、プロ野球開催のためなのかわからなくなってしまいますので、そういった視点はしっかりとお持ちいただきたいと思っております。
 それと、施設をつくりますのでランニングコストがどれぐらいかかるかという視点。こういった都市公園整備の場合は規模も大きくなりますので、その後のコストも規模に応じてかかってしまうことが考えられます。しっかりとランニングコストも検討した上で、Aパターンはこれぐらいの規模何千人、何万人規模で、経費はこれぐらいかかります、ランニングコストはこれぐらい必要ですぐらい示さないと。議会としても確認していかなければならないと思っておりますので、そういった情報も私どもに御提供いただきますようお願いさせていただいて、質問を終わります。

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