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委員会会議録

質問文書

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令和6年2月定例会文化観光委員会 質疑・質問
質疑・質問者:良知 淳行 議員
質疑・質問日:03/07/2024
会派名:自民改革会議


○良知(淳)委員
 一括質問方式で質問させていただきます。
 最初に、文化観光委員会説明資料20ページからのパラスポーツの聖地づくりの取組についてです。
 21ページに、障害者スポーツセンター機能の整備に向けた基本構想の策定について説明があります。2025年にはデフリンピックの大会がありますが、今後の整備パターンとして単独施設型、複数施設連携型が示されていますが、どのように考えていかれるのか伺います。

 次に、基本構想では障害者スポーツセンターに期待される機能や必要な施設、設備等が示されていますが、選手の皆さんが必要と考える合宿等ができる宿泊施設機能の議論もされているかどうか伺います。

 次に、観光面において、東京都心などの幾つかの大手ホテルでは、例えば聴覚障害のある方だと分かればバリアフリー対応用のタブレットを渡し、内線はこのタブレットでできます、ルームサービスの際にはタブレットが点灯して伺います、火災時などはバイブ機能でお知らせしますといった対応をしています。今あるホテルに全部そうしろという意味ではないですが、日頃からそういったことを考えていく姿勢が観光担当部局には求められている思います。
 デフリンピック大会が行われるから施設を整備するだけでなく、大会以降もある程度の意識を持ちながら取り組み、本県はそういった幸福度のある県だと示していくことが求められると思います。以上のことについて何かありましたら御発言願います。

 次に、TGC――東京ガールズコレクションの関係では、直接担当部局の方と話をさせていただき、今後は地元の発信として行われていくとの説明だったと思います。
 令和6年度当初予算の負担金はどのような状況にあるのか。スポーツ・文化観光部に移管される前の予算額と同じ状況であるのか。静岡市へ負担をお願いしているかどうか。本イベントで見込まれる経済的な効果をどの程度把握されているのか伺います。

 最後に、温浴施設の利活用についてです。
 現在は経済産業部が所管してICOIプロジェクトを行っているわけですが、私の会派ではウェルビーイングの温浴施設の利活用に関する議連を持っています。この間はタイに行き、観光省の大臣といろいろお話し、考え方のすり合わせをしました。そこで感じたのは、温浴施設の利活用については幾つかの課題をうまくマッチングすれば観光面での成果にしっかり結びついていくということでした。
 また、先般サウナ施設の関係で本県の協議会が立ち上げられ、会長となられた静岡鉄道株式会社の川井社長はサウナを本県の新たな観光拠点として引っ張っていこうという意識を持っており、ニュース等にもなりました。
 温泉等の利活用については、エネルギー的な面も含め、本県はいろんな方面から魅力があると注目されているので、観光面からも活用を推進していかなければならないわけです。
 そこで、今後の観光面での温泉等の利活用の方向性、現況を踏まえた今後の取組などについてどのように考えているのか。またタイで大臣から可能であれば本県を訪れて温泉等を回りたい、できたらそこでお互いの意思確認ができる形もつくっていきたいとも言われました。それについてもお話があれば併せて伺いたいと思います。

○村松スポーツ・文化観光部長
 温泉、サウナ等の観光側面についてお答えします。
 ICOIプロジェクトにつきましては、経済産業部が所管しており、伊豆地域でどのように温泉を産業振興に結びつけるかという観点でやっております。
 ただ、3番委員から御指摘のありましたとおり、ICOIプロジェクトを将来全県的に広げていくとなると、観光、交流人口の拡大につなげることが必ず必要になってくると認識しております。
 ICOIプロジェクトはまだ立ち上がって二、三年だと思いますが、サウナ施設については皆様も御存じかとは思いますが、静岡市内に全国のサウナーが聖地とあがめる施設がございます。また裾野市内には一昨年オープンした会員制の非常にすばらしい施設があり大変好評だそうです。また県内には源泉数2,000を誇る温泉があります。スポーツ・文化観光部としてもこういったものをしっかりと捉えて、観光、交流人口の拡大や地域経済の発展に積極的に利用していきたいと思います。引き続き御指導のほどよろしくお願いいたします。

○大村スポーツ振興課長
 障害者スポーツセンター機能の整備に向けた基本構想の関係についてお答えいたします。
 まず、整備パターンに関しましては、今年度策定した基本構想の中でそれぞれの整備パターンのメリット、デメリットを示しているところですが、来年度に策定する基本計画の中でさらに議論を深め決定していきたいと考えてます。

 次に、宿泊施設機能については、基本構想の策定に当たり御協力頂いたふじのくにパラスポーツ推進コンソーシアムの環境整備ワーキンググループからも近隣に障害者対応ができる宿泊施設が必要ではないかとの御意見も頂いたところです。
 基本構想では、周辺地域の適切な施設等の連携により宿泊機能の確保との想定となっています。来年度の基本計画ではより具体的な検討を進めていきたいと考えています。

 次に、デフリンピックに関する情報保障につきましては、東京都のスポーツ文化事業団などと連携し、選手、関係者、来客等の聴覚障害への対応を協議していきたいと考えております。

○山田観光政策課長
 デフリンピックを控えてのホテル、宿泊施設等のホスピタリティーの向上、いわゆるバリアフリー、ユニバーサル対応でございます。
こうした大会も控え、前回の委員会でもございましたが、県としてユニバーサルツーリズムへの対応は非常に重要なものと捉えています。そのため現在、ユニバーサルツーリズムを推進している民間団体等とのヒアリングもして情報収集しているところでございます。
 こうした情報等に基づきまして、令和6年度以降、ユニバーサルツーリズムの推進――バリアフリー対応、ユニバーサル対応に関してどのような取組が有効であるのかをまとめ、地域等を定めて事業を推進していければと考えてございます。

○平形企画政策課長
 東京ガールズコレクションしずおかの当部への移管について御説明いたします。
 まず予算額については、本県の魅力等を情報発信する事業として主催者への負担金3000万円、そのほか経済波及効果等を調査するための委託料などで250万円を計上しております。これらの予算額は移管前の予算額と同じです。そして共催者である 静岡市につきましても、負担金は県と同額を計上していると聞いております。
 それから、本イベントの経済効果ですが、今年1月に実施したTGCしずおか2024につきましては現在取りまとめ中で3月末には判明する予定と聞いております。昨年開催しましたTGCしずおか2023の経済波及効果は3億1740万円でありました。

○良知(淳)委員
 御答弁ありがとうございました。
 最後に意見を述べさせていただきます。
 まず、温浴施設の利活用の関係です。
 今後は観光面での活用をもっと前面に出していく上で所管がどうなっていくのかは分かりませんが、他県も同じような意識を持っていて追い越せ、追い抜けと取り組んでいる中、本県の魅力ある観光の魅力が薄くなると非常に残念だという気持ちであり、そういったチャンスを狙ってきている県もある中では、本県においてもしっかり発信していくことを引き続きお願いすると同時に地域との連携もやっていただきたいと思います。
 次に、障害者スポーツセンターの関係では、ユニバーサルの関係、ホスピタリティーの話がありました。本県は旅館数が全国でナンバーワンだったと思いますので、いろんな方々が泊まる上での環境整備も強めてもらい、幸福度がナンバーワンと言われる県にしていただくようお願いしたいと思います。
 次に、東京ガールズコレクションが今年も行われたわけですが、できれば地元の方にということでステージに1人上がっていただくことになりました。地元出身の方が代表となったり、いろんなコンテストや大会に出て冠を取れば、地元の若い方々がチャレンジしてみようともなるし、同時に本県の強い発信力のもとにもなるかと思います。地元の連携を強めると同時に経済効果を高めていただきたいと併せてお願いしまして質問を終わります。よろしくお願いします。

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