• 携帯電話向けページ
  • Other language
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • 組織(部署)から探す
  • リンク集
  • サイトマップ
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > 静岡県議会 > 委員会会議録 > 委員会補足文書

ここから本文です。

委員会会議録

委員会補足文書

開催別議員別委員会別検索用


令和5年11月子どもの孤立対策特別委員会
委員間討議の開始、委員間討議の終了 【 討論 】 発言日: 11/21/2023 会派名:


○鳥澤委員長
 休憩前に引き続きまして、委員会を再開させていただきます。
 それではここからは、当委員会の報告書の作成に向けました委員間討議を行いたいと思います。
 前回の第3回委員会に引き続きまして、委員間討議でございますので、意見を踏まえまして、調査事項であります困難を抱える子ども・若者の支援に関する事項に関し、報告内容を固めていきたいと考えております。
 まず、お手元の資料2を御覧をいただきたいと思います。提言項目骨子案を御覧いただきたいと思います。
 前回お示しいたしました骨子案に、委員間討議でのそれぞれの委員の皆様方から出していただいた御意見等を加味をいたしまして、正副委員長で協議の上、作成したものでございます。今後、提言をまとめていくに当たりまして、この骨子案を基に、本日の参考人の意見も踏まえ、改めて委員の皆様方から御意見を出していただければと思っております。
 それでは、各委員から提言に向けた御意見を聴取をしてまいりたいと思います。提言に取り上げるべき事項、または提言のまとめ方に対する御意見等ございましたら、御発言願います。

○佐地委員
 本日の内容については、大変勉強になりました。
 前半の午前中の内容については、県が市町に呼びかけをして、YOSSのようなシステム的な形で、先行して取り組むことができればいいと思います。
 それから、先ほどの団体のお話については、様々な施策展開をされていて、一番よく分かっていると思ったので、先ほども申し上げましたが、例えば1年間とか、県の職員さんとかが派遣をされて、ヤングケアラーの全容を、しっかり把握してから、施策展開を進めていくというのも1つかなと思いました。
 資料2についてですが、まず提言1のうちの3の支援策の充実についてですが、ポイントを、意見に組み込んでいただければと思いますが、子ども食堂や、各地域の中の様々な居場所からの情報であったり、教育委員会が行っているアンケート調査からの情報であったり、また、電話やSNSなどの活用による相談を受けてからの情報であったりというようなものもやはり一括して、県ができるか分からないですが、できれば県が管理をしながら、その上で、市町との連携した施策展開ができるように整備をしていっていただく、一番まず初めの入り口の情報把握ををしっかりやっていったほうがいいと思いました。
 それから、提言3の1の多分野連携の推進についてですが、県や市町も、多文化共生担当窓口が一番外国人関係の内容についてはよく分かっていると思っているので、窓口と、それから外国にルーツを持つ子供に関する情報を、市町と情報を共有して、そして先ほどもヤングケアラーでも言いましたけれども、連携して取り組んでいく必要があるという文面に。
 それから、外国にルーツを持つ子供の親が、ここでも発言したことがありますが、日本語を理解できない場合があって、子供がなかなか地域の中でも溶け込むことができづらいということがある。家族の中での親御さんです。こちらの外国人の親御さんのサポートも一緒に行っていくことが大事だと思います。
 それから、先ほどの人的な内容にも通じるところですが、提言について、独立した形で提案をさせていただきたいことは、子供の孤立に取り組む組織設置です。子供を取り巻く環境は、当然深刻化していて、いろいろな問題があるので、支援が必要な子供たちが、その子が必要とする支援につながれるように、一人一人に応じた多様な支援を早急に提供する必要があるので、ワンストップのSNS、アプリ等の活用による相談窓口を設置する等の取組をして、情報収集をして、迅速な対応のために情報を集約分析しながら、必要な政策展開を推進していく専門部署を、県庁内の組織の中で設置していったらいいのではないかと思います。
 提言5の1の子供が安心して過ごせる居場所づくりの推進については、こちらは視察のときに、女の子の集まる場所が、非常に僕としては印象になりました。今日の午前中も話があったのですが、一番初めにあった、気軽に話せる場所が必要だということでありました。信頼をおける大人とのつながりも大事だということが分かりましたので、安定した活動ができる居場所づくりとして、子供が駆け込める地域の居場所、気軽に話ができる場所、私は女性が大事だと思っていますけれども、そうした居場所を、県が東中西にモデル的に設置をして、運営等に支援をしていくという形などができればいいなと思います。人材がいればということでありますけれども。以上をつけ加えさせていただければと思います。

○鳥澤委員長
 1番委員から、皆様のお手元に配布済みでございます資料2の中の、まず最初に提言1のヤングケアラーへの支援の充実で、その3項目のところの支援策の充実ということで、子ども食堂等について。

○勝俣委員
 これは、細かくやっていきますか。とてもまとまらない、終わらないですよ。

○天野(一)委員
 全部聞いたほうがいい。委員長は言わないで、みんなに聞いたほうがいいですよ。

○鳥澤委員長
 今、そういったことで、各項目につけ足すこと、今、2、3点ございましたので、そのことについては一応預かりをさせていただきます。
 正副で、1回今日言ったことを、また皆さんにフィードバックしますので、御意見いただければ。

○勝俣委員
 ヤングケアラーの部分からですが、先ほど少し言ったのですが、若者ケアラーを含むんだという中で、じゃあ静岡県としてどこまで政策提言するのか、ヤングケアラーがどこまで含んでいるのかという意味合いの中で、これは大きな問題かなと思います。
 それから、その議論と、提言1の2番、3番、これは同じようなこと言っていると思っています。もう少しこれを整理したほうがいい。この中では、先ほど、SNSを使ってなどいろいろあったので、私は、2番と3番を整理した中で、3番は支援策の充実なので、体制整備よりも、もっとツールをここに書き上げたほうがいいと。さっきも居場所や、LINE相談や、ヤングケアラーチャンネルと、そんなことも出ていました。そういうものを使った支援策を、ここには書くべきだと思いました。
 それと、人材です。さっき副委員長も言っていますけれども、そういう関わる人材の育成が、これから大事だろうと思っています。これには、国の法整備が当然必要なのでしょうが、今の自治体でできることは、それに向けて、こういうヤングケアラーにかかる専門的な人材の育成、こういうものを盛り込んだほうがいいと思います。
 提言4に飛びまして、2に子ども食堂があります。これは居場所なので、提言5の居場所の機能強化とあるのですが、こちらへ移したほうがなじむなと思いました。
 今日の段階では、そんなところです。

○鳥澤委員長
 分かりました。ありがとうございます。
 ほかに御意見ございますでしょうか。

○早川委員
 提言でヤングケアラー、不登校などと分野でそれぞれ分かれているのですが、今日の参考人の意見を伺うと、YOSS導入等を検討しています。困難を抱える子供たちがどういう困難を抱えているのか、その上で細分化した課題について提言をするような、これを提言の1とするのかどうかは、また協議いただきたいのですが、手法が非常に優れていると思いましたし、そしてまずは、スクリーニングをして分析をした上で、それぞれの課題について提言をしていくことが必要かなと思いましたので、御検討いただければと思います。

○鳥澤委員長
 課題整理の中の御提案をいただきました。
 ほかにございますでしょうか。

○佐野委員
 今日のことではないのですが、提言3の外国にルーツを持つ子どもへの支援ですが、1番の多分野連携の推進ということで、多分野連携がすごく大事で、項目に上げてくれてたことはいいのですが、結局、それがなぜ必要かというと、今、外国人の子供たちの指導は学校だけで、日本語指導をしようとしたり、勉強の指導もするのですよね。ですので、この文章の中に、現状が義務教育の中で、全ての教育を任せていることが多いというところを、一言入れていただけると、分かりやすいかと思います。それに対して、教育委員会だけではなくて、ほかの多分野での支援を充実するということを、もう少し教育、福祉、医療、様々な産業分野も含めて、連携を必要だということを少し強調していただければと思います。

○鳥澤委員長
 全体の連携を深めて、もう少し広げていくということですね。

○佐野委員
 今、現状は、主に学校に教育を委ねているわけですよね。それではやはり、困難とか、それから様々な問題があるので、ということをちょっと、一言入れてもらうと分かりやすいと思います。多分野連携をする理由が、分かりやすいと思います。

○鳥澤委員長
 提言3のところですね。
 ほかに御意見ございませんか。

○望月委員
 午後のお話の中でも、行政に対しての法整備であるとか、お話がございましたが、県として、ケアラー支援の推進条例にまで、他県の埼玉、北海道、長崎、三重などにも近年上がっていますけれども、そこまでそれを入れるのか、どうなのかということは、御検討いただけたらと思います。
 先ほど6番委員から御意見があったことが、少し私も気になって、全体の手法として、学校プラットフォームであったり、スクリーニングであったり、YOSSであったり、そこから入り込むのか、もしくはそれをこの支援の中の1つの手法として入れ込むのか、それによって、また書き方が変わってくるので、そこはまた御検討いただけたらと思います。

○鳥澤委員長
 分かりました。
 今、5番委員から、その方向性の定め方についての御提案がございまして、そういうこともこちらで検討させていただく課題として、受け止めさせていただきます。

○佐野委員
 提言5社会全体で子育てや家庭教育を支援していく体制の整備の1の子供が安心して過ごせる居場所づくりの推進という、この居場所を読んでみると、フリースクールなのですよね。フリースクールというのは、不登校のための居場所でしょう。ですから、そういう書き方だったら、提言2の、不登校のほうに入ると思うんです。もっとこの居場所というのは、フリースクールだけではなくて、子ども食堂や、京都でやっているような、ああいう若い女の子たちを受け入れる居場所だとか、様々なもっと広い意味での居場所だと思うので、ここの5のところに、フリースクールだけ入れるのは、おかしいと思いました。それは不登校のほうに、提言2に入るべき居場所だと思います。

○鳥澤委員長
 今、9番委員から、提言5のフリースクールのことに、この内容は、この条項よりも2のほうに移行しながら、1回一元化して、話の内容をまとめたらどうだということで、それでよろしいですね。はい、分かりました。
 ほかにはよろしいですか。

○早川委員
 提言3の外国にルーツを持つ子どもへの支援で、さっきお話があったかもしれませんが、3の行政職員の専門性の向上が、これは外国にルーツを持つ子供たちだけではなくて、1番委員さんがおっしゃったような専門性を高めるということも含めると、提言4のほうに入ってくるのかなと思います。御検討ください。

○鳥澤委員長
 分かりました。
 今、6番委員から、提言3にルーツのことの課題を、条項整理をしたほうがいいというお話がございました。分かりました。

○佐地委員
 今、9番委員が先ほど言ってくれたフリースクールのこともそうだと思いますが、不登校の話を、さっきはしなかったのですが、これからの時代は、間違いなく、学校へ行かなくてもいいみたいな、いろいろな選択肢が望まれるという形で、そこから最終的に学校に行くようになるといいのかなというのが、私はあるのです。個々の子供たちが学びやすい環境を増やして、子供が選択できる環境を整備してほしいと、通信制もしかりだと思いますね。選択肢が分かりやすい情報提供を併せて行っていってほしいと思います。

○鳥澤委員長
 分かりました。
 今、1番委員からの選択肢についての御発言をいただきました。ありがとうございます。
 あと1回の委員会で、提言書をまとめたいと思っておりますので、今日出していただく。それでまた、当然今日の最終的な御意見も伺って、今日それぞれの参考人さんの意見も聞いて、皆様からのまた御発言もいただくことになりますので、なるべく早めにまとめていきたいと思っております。

○天野(一)委員
 提言1の1、社会的認知度の向上の推進については、ヤングケアラーというのは、ただそのことではなくて、社会全体で私たちの生活全体のことの問題点だという認識が、すごく大事だと思うのですよ。だから、家庭の問題から、それが教育から、福祉から、だからそういう取扱いをやはり提言の中に、単なるヤングケアラーの問題ではなくて、社会全体で取り組まなければならない、大きな問題だという提言を、私はまず初めに打ち出すべきじゃないかと思います。

○鳥澤委員長
 分かりました。ありがとうございます。
 ただいま2番委員から、このヤングケアラーの問題も、やはり社会全体での問題との中で、切り込み方を、この提言書の位置づけも、そうしていったらどうだということで、お話をいただきました。
 ほかにはどうでしょうか。なるべく意見を出していただければありがたいと思います。

○鈴木(啓)委員
 提言2の不登校、いじめへの支援の中で、2番に行政にワンストップの窓口を設けという一文があるのですが、これにつきましては、不登校、いじめだけではなく、ヤングケアラーですとか、全てにおいて網羅されるべきだと考えますので、それは全体的にしっかりと拾い上げられるような形として、この提言の中にまとめていったほうがよろしいかと思います。

○鳥澤委員長
 はい、分かりました。
 今、10番委員から、全体的な流れの中で、言葉の文言をつけていったらどうだという御提案をいただきました。ありがとうございます。
 ほかにはどうでしょうか。よろしいでしょうか。
(「なし」と言う者あり)
 それでは、今、様々に御意見を、活発な御意見、建設的な御意見も伺いました。大変ありがとうございます。よりよい提言内容になると思っております。
 まとめ方ですけれども、先ほど言いましたように、今回とあと1回の委員会の中で提言書のまとめということでございますので、重複になりますけれども、今日いただいた委員の皆様の御意見、そして、本日参考人から伺って、また皆様御意見等も当然おありだと思いますので、正副委員長のほうにまたお話をお寄せいただければ、そういう形にして、1回またフィードバックさせていただきますので、そのような方法でよろしいでしょうか。
(「異議なし」と言う者あり)
 分かりました。ありがとうございます。
 ほかには、委員の皆様からよろしいですか。
(「なし」と言う者あり)
 はい、分かりました。ありがとうございます。

 それでは、御意見も出尽くしたようでございますが、この辺りで委員間討議を終了いたしたいと思いますが、御異議ございませんでしょうか。
(「異議なし」と言う者あり)
 それでは、異議なしということでございます。
 本委員会の提言内容につきましては、今回の議論を踏まえまして、正副委員長において取りまとめをさせていただきます。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp