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委員会会議録

質問文書

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令和5年決算特別委員会厚生分科会 質疑・質問
質疑・質問者:良知 駿一 議員
質疑・質問日:10/31/2023
会派名:ふじのくに県民クラブ


○良知(駿)委員
 分割質問方式でお願いいたします。
 本日は皆様児童虐待防止のバッジをつけていますので、まずはこの点についてお伺いしたいと思います。
 主要な施策の成果及び予算の執行実績についての説明書36ページ、主要な事業の実績(1)社会的養護が必要な子どもへの支援の充実の1段落目に児童相談所職員の増員で体制強化を図ったとあります。3年間程度で結構ですので、児童相談所職員の配置実績の推移を教えてください。

○村松こども家庭課長
 まず、児童相談所の職員配置につきましては、児童福祉法や国の配置基準が示されており、政令に基づいて必要数を算出して計画的に採用しております。
 児童福祉司につきましては3万人に1人以上となっており、基準を満たすよう計画を立てまして令和2年度児童福祉司は8人増、令和3年度は6人増、そして令和4年度は9人増と定数の増員を図りました。令和4年4月1日時点で定数は89人になっております。
 続きまして、児童心理司につきましては、国の基準では児童福祉司のおおむね2人につき1人でありますので、令和2年度に4人、令和4年度は4人の増員を行い、定数は35人となっております。
 児童相談所の職員は日本全国で増員が図られているところでございますが、職員確保が非常に難しい関係もありまして、令和4年4月1日時点の実配置でいきますと児童福祉司は81人、児童心理司は31人であり定数に対して少し足りていない状況でございます。

○良知(駿)委員
 ありがとうございました。
 次の質問ですけれども、説明資料156ページの(3)児童虐待・DV防止対策の推進のア児童虐待防止対策事業費に、関係機関との連携体制を強化したとの記載がありますが、令和4年度新たに連携した機関とその件数、また従前から連携している自治会や学校そして個人単位の県民からの相談件数の推移について、3年程度で結構ですので教えてください。よろしくお願いします。

○村松こども家庭課長
 まず、児童相談所と関係機関との連携において新たに連携した機関はありませんが、取組として新たに行ったことについてお答えさせていただきます。
 1点目は、令和4年度から新たに県の5つの児童相談所に併任という形で警察官を各1名ずつ配置させていただきました。これまで県の中央児童相談所には警察官が出向していましたが、それに加え併任警察官を配置したことによって児童相談所と県警との連携が一層強化されました。
 2点目は、医療機関に児童虐待の適切な対応を助言をする相談窓口を委託により県立こども病院に設置いたしまして、医療機関との適切な児童虐待通報にかかる連携を進めたことでございます。
 そして、自治会や学校あるいは県民からの相談件数の推移でございます。まず自治会については児童虐待の通報件数、通告件数に自治会からというカテゴリーがないので関連すると思われる範囲でお答えさせていただきますと、各市町に地区別で民生委員、児童委員が任命されており、そちらからの通告が令和2年度は12件、令和3年度は13件、令和4年度は9件でございました。
 続きまして学校関係ですが、学校や教育委員会等からの通告が令和2年度は307件、令和3年度は304件、令和4年度は287件の実績となっております。
 最後に、近隣・知人からの通告につきましては令和2年度が740件、令和3年度が713件、令和4年度は598件であります。

○良知(駿)委員
 ありがとうございます。
 令和4年度に近づくにつれて相談件数が減っていくのが分かったところで最後の質問になりますが、いろいろ対策を取っていただいたおかげか説明資料37ページの(1)に令和4年度は虐待による死亡数がゼロ人と記載があります。たまたま令和4年度がゼロ人だったのか、令和3年度以前はどうだったのか確認させていただきたいので5年程度の推移を教えてください。よろしくお願いします。

○村松こども家庭課長
 まず、虐待による死亡児童数のカウント方法ですが、児童相談所が関与していた虐待による死亡事例につきまして社会福祉審議会児童虐待検証部会で事実を把握、発生原因の分析、検証を終えた年度でカウントした数字になります。その数字が令和4年度はゼロでしたが、平成30年度から令和3年度まで同じくゼロでございます。今後検証部会で検証を予定している事案としては、御記憶にもあるかと思いますが、令和5年5月沼津市千本浜海岸で嬰児が焼かれた状態で見つかった事案がございます。

○良知(駿)委員
 ずっとゼロ人が続いているということでよろしいでしょうか。

○村松こども家庭課長
 先ほどお答えさせていただいたとおり、児童福祉審議会児童虐待検証部会で検証を行った数字についてはゼロが続いております。

○良知(駿)委員
 ありがとうございました。
 児童相談所は、お子さんが暴行を受けている可能性があるとの通報を受けて踏み込んでいくわけですけれども、家庭内の事情があるでしょうし、特に小さいお子さんは幾ら暴力を振るわれても親から離れたくないと思っているケースも多々あると思いますが、やはり踏み込むべきところは勇気を持って踏み込むことも必要だと思います。これによって責任が問われ、もしかしたら訴訟にまで至るかもしれませんけれども、やはり子供の命を失うのが最悪の結末なのでちゅうちょなく踏み込むようにしていただきたいと思っております。今子供が大切な時代になっておりますのでぜひともよろしくお願いいたします。以上です。

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