本会議会議録
質問文書
令和6年11月人口減少社会課題対応特別委員会 質疑・質問
![]() | 質疑・質問者: | 山本 隆久 議員 |
![]() | 質疑・質問日: | 11/25/2024 |
![]() | 会派名: | 無所属 |
○山本(隆)委員
どうもありがとうございました。
最終的な解決策として荷主さんや消費者の意識が変わることもすごく大切だと思うんですが、トラックのドライバーさんが平均から給料が2割低くて労働時間が2割多いという、ここをその職に就いたらもうかるというシステムづくりも必要だと思うんです。
その辺について、いい解決策や持っていき方というのは何かございますでしょうか。
○矢野裕児氏
まず労働時間については、本来の2024年問題の時間外労働上限規制をきちんと守れば、相当減ってきておりますので少し改善するかと思います。
そしてもう1つ、給料のほうですが、おっしゃるとおり非常に重要な問題ですが、ここは結局運賃自体が上がらないとどうしようもないんですね。少しずつ運賃が上昇していますけれども、運賃がもう少し適正化される、つまり標準運賃のほうにつくのが当たり前となっていけば運賃の4割は人件費ですので結果的にはそこにも跳ね返ってくる。なかなかそれが完全にいっていないところが問題になります。
もちろんどうやったら運賃が上がるかはすごい問題で、政策としてすぐ上がるということは当然ないですが、ただ現状として少しずつ上がってきている背景として、監視体制が少しずつ出来上がってきています。例えば、トラック事業者が荷主企業に対してこういう理由でこれだけ運賃を上げてほしいと要求した場合に全然交渉しないとした場合にはすぐに何らかの形で勧告等が発生する可能性が高い。さらに今から公正取引委員会という話が出てきますので、下請法で問題になると監視体制が厳しくなり、今後荷主企業としてもある程度適正なものについて上げざるを得なくなれば少しずつ上がってくるかなと思うんです。政策としてこれにしなさいということはなかなかできないのは苦しいですが、流れとしては一応上がっていく方向かなと思います。
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