本会議会議録


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令和7年2月定例会建設委員会 質疑・質問
質疑・質問者:竹内 良訓 議員
質疑・質問日:03/06/2025
会派名:自民改革会議


○竹内委員
 一問一答方式でお願いします。
 午前中の質問の中で確認したい点があります。
 遠州灘海浜公園利活用推進協議会の中でどのぐらいの時期に規模や構造を決めますかとの質問に、熊谷公園緑地課長がまだ決めませんとの答弁だったのですが、その点についてもう一度答弁願います。

○熊谷公園緑地課長
 先ほどの答弁につきましては、いつまでに内容を取りまとめようと考えておりますかとの御質問に対して、事務局側から期限を定めずじっくりと協議していくため、現時点ではいつまでとはお示しできませんと回答させていただきました。

○竹内委員
 この問題は10年ぐらいやっているんですよ。その間の公園緑地課長を熊谷課長を含めて6人は知っています。それだけ浜松市が選んだ篠原地区の課題、例えばアカウミガメの問題、光の問題、風の問題、土地の問題など様々な課題が多いからこそ今まで引っ張ってきていると思います。いつまでに決めてくださいとはいかないかもしれませんが、まず伺いたいのは野球場の事業主体はどこですか。

○熊谷公園緑地課長
 篠原地区の公園エリアの西側部分については既に浜松市で事業認可を取り、中央のトビオという水泳場は既に供用を開始しております。そのエリアについては浜松市の公園という位置づけです。
 今回、東側の用地を買収する流れになっておりますが、そちらは県が主体となって今後進めていき事業認可も申請させていただきます。

○竹内委員
 この野球場は浜松市の協力なくしてはできないと思っていますが、事業主体は静岡県でよろしいですね。

○熊谷公園緑地課長
 公園の整備につきましては、今後利活用促進協議会の中でいろいろと議論していくと思います。
 公園自体の整備については静岡県が主体となって整備を進めていく。主体の意味合いにもよりますが、一応県が主体となって浜松市と特に連携しながら進めていくことになっております。

○竹内委員
 野球場の事業主体はどこですか。

○望月都市局長
 1月28日にいよいよスタートした利活用推進協議会の資料にもございますように、県と浜松市の役割分担についても当日確認いたしました。その中に野球場につきましては静岡県が主体となり事業認可を取得し整備すると明記していますので、静岡県が主体で間違いございません。

○竹内委員
 そうですよね。静岡県が事業主体なんですよ。
 先ほど6名ぐらい公園緑地課長を存じ上げていると申しましたが、事業主体が静岡県だとするならば議論は止めないけれども、少なくともどのぐらいまでにと期限を決めないと協議会ではないと思いますよ。いつまでに決めますか。

○熊谷公園緑地課長
 先日の協議会の中でも御説明させていただきましたが、今後約6回ほど協議会を実施する予定です。随時ヒアリングしているところですが、なかなか相手方の都合等もあり時間がかかっています。
 大変申し訳ありませんが、現在の段階ではいつまでにとは示せない状況です。

○竹内委員
 森本交通基盤部長に聞きます。
 民間の活力とよく言いますが、民間の活力から一番遠く離れてるのは静岡県ですよ。こんな話を10年もやっているんだから。
 来年度予算を審議する中で、結果的にどういったものができるかに関わらず、3月31日で御勇退される森本交通基盤部長にとって少なくともこうあってほしい、こうあるべきだというものを後輩の皆さんに伝えてください。

○森本交通基盤部長
 野球場に限らず、インフラ整備はしっかりとスピード感を持ってやるべきだと思っています。
 ただ一方で、今年知事も替わって選挙の中で方向性も示した上で、現在野球場についてはしっかりと民間のノウハウを最大限に活用しようと考えていますので、その活用に当たってはあまり期限を設けてこれまでに決めなければとなるよりも、最大限民間の知恵を頂く機会をつくりながらいいものをつくっていこうと考えています。

○竹内委員
 それではあと3年から5年先になるかもしれないし、次の知事選が終わったときにはまだ決まっていないかもしれないとのことですか。お答えください。

○森本交通基盤部長
 まず、協議会ではできるだけ早く民間活力を入れた形で、スピード感を持ってやりたいと考えております。
 決める時期がいつになるかは様々な可能性がありますので、それについてはお答えできません。

○竹内委員
 我々議員もあと約2年で改選時期を迎えます。改選して議員も替わるし、公園緑地課長も交通基盤部長も替わられる。ほかにも考えないといけないことは幾らでもあるし、浜松市に対してずっと期待を持たせているのも酷だと思います。私も浜松市民の1人として、少しでもいいものができたらいいなとは思います。
 知事選のときは留守にしていて、知事の野球場に対する公約を聞いていません。選挙を通してあるいは選挙が終わってから知事はどのような発言をしていますか。

○熊谷公園緑地課長
 私の記憶の限りでは、知事はドーム型と話していたと思います。

○竹内委員
 鈴木知事は浜松市長時代に前知事に対して野球場を造ってくださいと言っており、後任の中野浜松市長は県庁に来る度に同じように早く造ってくれと言っています。
 先ほど、協議会のあらゆる可能性を否定しないとの答弁がありましたが、野球場建設をやめる可能性もあるのですか。

○飯田交通基盤部理事(都市政策推進担当)
 協議会の方針の中でもお話ししていますとおり、まず基本計画を踏まえるのが第一であり、鈴木知事も基本計画を尊重していくと昨年の6月の本会議でも発言しております。
 つまり、今までずっと我々が建設委員会にお示ししながらまとめてきた基本計画の3案がベースになると考えております。
 また、基本構想を考える中でも西部のスポーツ拠点として整備するのがもともとの考え方であり、その考えに基づいてずっと進めてきております。
 それに加え、最近ではにぎわい拠点として民間活力を導入しながらやっていこうと新たな視点も加わっておりますが、基本的な考え方は変わっておりません。
 また、先ほどからいつまでに建設するかとの話も出ていますが、知事の一番最近の発言は記者会見になると思いますけれども、期限を設けずにあらゆる可能性、民間の活力を取り込みながらやっていくと言っています。我々もスピード感を持ち、できるだけ早くヒアリングしながら実現に向けて動いていきたいと考えております。

○竹内委員
 それでは全くスピード感がないです。期限を決めずにやるのでは我々だって議論ができないですよ。
 やっぱり森本交通基盤部長として、これだけの大型プロジェクトを実施するならば、少なくとも何年以内とか、来年、来期中とかの希望は言うべきです。お答えください。

○森本交通基盤部長
 野球場の規模、構造を決めていくに当たって、浜松市と協議会をつくって進めています。
 先ほどお話があったとおり、民間の意見を入れながら開催予定である6回の協議会の中で決めたいと考えています。
 6回の協議会をどのくらいで開催できるかですが、希望としては2年ぐらいで決めていきたいと思います。ただし民間から聞き取る時間であったり、例えば様々な意見を聞いたり議会の方々に報告したりする中で、確定はできませんが目標としては2年ぐらいと思っています。

○竹内委員
 2000万円余の予算を使って官民連携導入可能性調査を実施したわけですから、そこから2年というと3年かかってしまいます。事業費も変わるだろうし、スピード感を持って判断するのはトップだけじゃなくて担当している職員それぞれが判断することが最も大切なことです。誰々がこう言ったのでこうしますと言ったら切りがないわけで、まず県庁の職員の方々がこうしよう、こうするべきだと考えていただき、我々は議員の立場で考えます。
 しかし、期間を延ばせば延ばすほどいいこともあるかもしれませんが、間違いなく交通基盤部は追い込まれますよ。その点をお忘れないようにしていただき、私の質問を終わります。

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