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委員会会議録

質問文書

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令和5年12月定例会危機管理くらし環境委員会 質疑・質問
質疑・質問者:田口 章 議員
質疑・質問日:12/14/2023
会派名:ふじのくに県民クラブ


○田口委員
 分割質問方式でシンプルに数点お伺いします。
 国の有識者会議から環境保全に関する検討の報告が出されました。
 知事もこれに対してコメントを発出したり、昨日の会見でも触れていますが、県としての見解をまず伺います。

○宮崎くらし・環境部参事(南アルプス自然保護担当)
 まずこの報告書は、環境保全に対する今後の取組の方向性、大枠が示されたものと理解しております。
 新たな知見として、断層とトンネルが交差する沢の周辺は地下水位が低下して水が減少すること、また高標高部の植物、いわゆる高山のお花畑は、基本的には雨水や表流水の水循環の中で保たれており地下水の影響は少ないと示されております。
 一方、沢の上流部の環境影響評価のための調査ができていないところについては、指標値もその評価もできていません。報告書では順応的管理で進めていくことが適切と示されていますが、その順応的管理のための事前調査や予測が十分されていない中で、本当に適切な管理ができるのかという懸念を県の意見として挙げています。

○田口委員
 2つの知見と6つの課題が明らかになったと思います。
 この後の質問、意見とも関係しますが、やはり課題の明確化は絶対必要でそれを分かりやすく説明することが大事だと思います。
 県のリニアのホームページの2番目に、対話を要する事項47項目がいまだに出ています。この47項目は令和元年9月に出されたものですが、今回までの5年間の議論を踏まえて今どうなっているんですか。課題だけ出して評価を全く書いてない。だから課題が明確になっていないんです。そこはいかがですか。

○渡邉くらし・環境部参事(南アルプス担当)
 私たちもまさしく同じ問題認識を持っており、今回有識者会議の報告書が提出されたことを受け、47項目の内容を精査しているところであります。
 8番委員のおっしゃるとおり47項目を出した当時とは環境が変わり議論も進んでおりますので、それを踏まえて精査し、JR東海と認識を合わせた上で対話を進めてまいりたいと考えております。

○田口委員
 まさにそれをやっていただければいいわけですが、恐らく水については田代ダム取水抑制案について専門部会の意見が明確に書かれているので、それが課題として残ると思います。そういうことを1つ1つイメージしていく。これを早くやってほしいと思っています。
 文章がやたら長いので、ぱっと見て分からない。はっきり言って私も分かりません。
 皆さんよくKPIを設定するじゃないですか。そのように、定量化できるものは定量化して示していただかないと県民は理解できないと思います。そのあたりについての考えを教えてください。

○渡邉くらし・環境部参事(南アルプス担当)
 前回の委員会の際に8番委員からホームページが見にくいという御指摘があり、それについては情報を並び替えて分かりやすく見えるよう工夫して直したつもりでございます。
 ただ、御指摘のとおり中身の修正まで手が回っておらず、そこについても分かりやすくできるよう努めてまいりたいと考えております。

○田口委員
 今リニアの議論がこれだけいろんなところでされている。県内は他県より厚く報道されるので県民の方はまだ多少なりとも情報を持っていますが、県外の人に至ってはほとんど情報を持ち合わせていないケースが多いじゃないですか。だから県がしっかり情報発信しないとミスリードされてしまうことがあると思いますので、ぜひやってください。今日の委員会のリニア中央新幹線静岡工区に係る動き別冊資料も実は先月の終わりぐらいから県のホームページに載っているんです。でもそういうことが全く公にされていない。そこはきちんとやっていただきたいと思います。
 意見として申し上げますが、やはり課題を明確化、定量化していただきたい。

 また、専門部会でこれから協議していくと思いますが、JR東海に説明を求めてJR東海が答えるということをずっとやってきていますが、もう打開策を探す段階に来ていると思います。これから先はそういう方向で専門部会を運営すべきではないかと思いますが、そのあたりはいかがでしょうか。

○渡邉くらし・環境部参事(南アルプス担当)
 8番委員御指摘のとおり、論点や課題を明確にする必要があると考え、前回の専門部会では発生土置場について残っている論点と今後検討すべき現象について県から提案いたしました。
 現在、JR東海とは具体的にどのように課題を解決していくか、専門部会の前後において専門部会の先生も含めて率直に意見交換を行っており、そういうことを通じて対応を進めてまいりたいと思います。

○田口委員
 発生土の話もありましたが、例えば要対策土の話はこれまで専門部会でも全然議論になっていないわけです。そういうところも県民の皆さんにとって非常に心配なところだと思います。
 分かりやすい情報発信と打開策に向けた専門部会の運営をぜひお願いしたいと要望して終わります。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

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