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委員会会議録

質問文書

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令和5年10月子どもの孤立対策特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:鈴木 啓嗣 議員
質疑・質問日:10/10/2023
会派名:自民改革会議


○鈴木(啓)委員
 1点だけお伺いさせていただきたいのですが、こういったものを考えていく中で、私どもの感覚がずれておりますと、やはり考え方が大きく根本からずれてしまうことはあるかと思うのですから、先生が感じられている部分で全く結構ですから、教えていただきたいと思います。私どもが育った時代は、グラフの中でも昭和60年、61年の頃に中学生だったところですが、その頃の小学校、中学校、高校もそうですけど、そういうところを経験した時代と今の時代、先生のお話を聞いている中で感じたことは、昔ですと先生に言われることや、親に言われること、地域の大人に言われることは、すごく大きいことだった感じがするんですね。それと、今現代とは、どんなものですか。そこに、差が大きくできてしまっているのか、あまり昔と変わらないのか、先生、そのあたりはどのように感じていらっしゃるでしょうか。

○太田正義氏
 今の時代、子供はそんなに変わらないとは思うのですが、やはり保護者は意識が変わってきているのかなという気はします。一時期、モンスターペアレントみたいな言葉がはやりましたけれども、最近あまり聞かないですよね。あれは、よくよく考えてみると、80年代に教育を受けてきた世代が親になったときに、恐らく生じているんだろうと想像できるわけです。そのあと、ゆとり教育にかじが切られて、ゆとりで育った世代が、学校に対してそんなに拒否的な感じは抱いてないと、これは単純なイメージですけれども、考えると、やはり長い時間をかけて教育の成果が世代を超えて出てくる結果もあるのかなと思います。何が言いたいかというと、要するに学校に対するそもそものイメージが親の世代、その世代間で全然違うので、今の世代に対して対策を立てようとするときに、今おっしゃられたような世代間の違いをちゃんと意識して考えていくのは、すごく重要な視点だなと今感じました。
 特に今、いじめの問題で言えば、やはり法に基づいてやってないということが物すごい問題にされてしまいます。私は、重大事態の第三者委員会に幾つか入っていますが、学校現場はいじめとは認知しなかったけれども、物すごく丁寧に指導はしていたという案件があったと。通常だったらそんなに指導してくれてありがとうございますと言ってもいいのかなとも、少し思ってしまうのですが、初手に、いじめと認知しなかった、その1点で、法律に基づいた指導がしっかりとされてない、イコール学校はしっかりとした指導をしていないという議論が成り立ってしまうのですね。ということは、今求められてるのは、やはりしっかりと法に基づいて、いじめについては対応を行う。例えば、詳しくは言えないのですが、例えば、発達障害者の支援を、要するに合理的配慮を求めていたけれども、合理的配慮が不足していて、いじめが発生して学校に行けなくなってしまった。学校に行けないことに対してしっかりと情報提供が行われなかったというと、いじめ防止対策推進法、発達障害者支援法、教育機会確保法、3つの法律で問題視されてしまうというのが、今の学校現場が抱えていることになります。
 だから、そういうことを言うと、今日、法律のことなども含めてしっかりと認知してくださいと言いましたけれども、しっかりとやっていても、しっかりとやってないと言われてしまうのが今の世の中、今の時代、そういう指摘が可能だというのは、結構難しい問題だなと感じております。ですので、世代間の認識の違い、加えてこういう法律ができたことによる手続上の問題点は、かなりあるかなと感じています。

○鈴木(啓)委員
 ありがとうございます。

○鳥澤委員長
 ほかに御質問等ございますでしょうか。

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静岡市葵区追手町9-6

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