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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和5年9月定例会総務委員会 質疑・質問
質疑・質問者:鳥澤 由克 議員
質疑・質問日:10/04/2023
会派名:自民改革会議


○鳥澤委員
 6月定例会閉会日の発言の中で知事は、私は県議会において給与を返上するための条例案を御審議頂ける環境に変わったと認識いたしましたと述べていらっしゃいました。しかし我々議員はあくまで知事の辞職を求めているのであって、本件に対する県議会との関係は何ら変わっていないと認識しています。ここに知事と議会とでは認識に差異があるかなと思っています。
 6月定例会本会議の答弁で、言行不一致との指摘を受けて条例案を提出することとしたとの発言がありましたが、なぜ言行不一致との指摘が県議会の環境が変わったとの認識になったのか伺います。

○川勝知事
 6月県議会の一般質問が終わり、当委員会が7月5日に開かれました。そこで言行不一致との厳しい御指摘がございました。
 これを私は極めて真摯に受け止めまして、言行不一致のものは言行を一致させねばならない、ここで言行を一致させるためにどうしたらいいかと考え、6月議会の最終日に9月議会に条例案を提出することを表明しました。
 すなわち7月5日の当委員会における言行不一致の御指摘が、今回私が環境が変わったと言ったことの中身であります。

○鳥澤委員
 分かりました。
 いずれにしましても、私は知事と県議会との認識の隔たりは大きいと思っているところです。
 県議会との隔たりをどのように感じていらっしゃるのか、またその原因はどこにあるとお考えでしょうか。

○川勝知事
 県議会との隔たりが大きいことは私も実感していたところでございます。したがいまして今回この条例案を提出するに当たりましては、私に関わることでございますので全ての会派の皆様方に自ら提案理由等を説明いたしました。
 その原因となりますと、私の不適切発言は公人として県民を分断するようなことはしてはならない立場であるにもかかわらず令和3年の参議院補欠選挙におきまして県民を分断することになり、結果的に不適切発言も飛び出すことになりました。知事選が終わった後に、いつもはノーサイドと言っていたのを改めて一方のサイドに力を貸したことに最大の原因があったのではないかと思いまして、私は常時公人として一切そういうことはしないと、この知事心得5か条のいの一番は常時公人であります。いついかなるときでも公人であるから、選挙は一種の戦いでございますから、一方に味方する、他方を敵対することはしないとしました。原因は知事選後の私のノーサイドをしないという発言にあった、自らにあったと思っております。

○鳥澤委員
 これから具体的にどのように行動を起こしていくか御説明頂きたいと思います。

○川勝知事
 今申しましたとおり、それが県議会との溝を深くしたので、できる限り膝を突き合わせるところまではいかなくても、コミュニケーションを密にしたいと念願しております。
 また、県政は県議会の皆様方と公の場、議会で議論するとともに、県民360万人の生命と財産を預かっておりますし、安全を確保しなくてはなりませんので、従来どおり万機公論また現場主義の2つを原則にいたしまして仕事をしてまいりたいと思っております。

○鳥澤委員
 分かりました。
 条例を出すまでの過程の中で、当然職員と整合性を持ってどのようにしていくか協議が進められたと思いますが、少し前の令和3年度においては知事戦略課が知事に進言したり知事の考え方との整合性を事務方とやっていました。今後職員とのコミュニケーションはどのようにされていくつもりでいらっしゃいますか。

○川勝知事
 特に制度化しているわけではありませんけれども、5階には副知事が2人、そして知事戦略局長ほかがいます。加えて石川政策推進担当部長も別のフロアにおります。1時間以内、30分置きぐらいにいろんな人が入ってきて議論いたしますので、コミュニケーションは極めて密だと思っております。
 例えば昨日何が起こったのかを見ていただければ、恐らく30分ごとに人が入っていろいろ議論しており、いずれも重要なことばかりでございます。誰か特定の個人に相談することも問題によってはあると思いますけれども、この件につきましては5階の副知事、知事戦略課それから誰とも言わずいろんな仕事の意見を聞くとしている1つでございます。

○鳥澤委員
 事務局にお聞きしますけれど、今回知事が減額についての条例を出すに当たり、どのようなタイミングでどのような相談を受けましたか。

○京極経営管理部長
 6月議会で知事が給与の減額について表明されましたことを受け、私どもは9月議会で給与の減額に関する条例案を提案できるように作業を進めてまいりました。いろんな調整等を含めて条例案の検討作業を進めてきたところであります。

○鳥澤委員
 先ほど1番委員からお話がありましたが、この間にかなりの期間が開いています。何らアクションが起きなかったということで、知事に対して県当局としても条例案の提出を諦めた、出さなかった間の経過についてはどうですか。

○京極経営管理部長
 御質問は令和3年12月議会以降のお話かと思いますけれども、12月議会の間は当時の経営管理部長ほか経営管理部で条例案の提案につきまして調整をしていたと聞いておりますが、12月議会以降は知事から特段の指示がなかったので、今年の6月議会の知事の表明まで特段作業しておりません。

○鳥澤委員
 条例案を提出する意思があれば、その努力を続けていってしかるべきだと思っています。条例案を提出したい思いは全く変わっていないとする発言について先ほどお話がありましたが、知事の指示としてはなかなか受け取り難いところがあります。
 そして先ほど言いました職員とのコミュニケーションについては、令和3年2月議会において、当時の篠原知事戦略監が知事の側近であり、いろんな形で行動を共にされていて、知事を諫めと言いますかいろんなことを進言していました。今はどなたがどのように知事の行動についての意見、進言をされているか、副知事も含めてどのように捉えていらっしゃるのか伺います。

○石川政策推進担当部長
 知事に対してのいろいろな助言や職員からの発言でございますが、その時々にそれぞれの課題がございますので、その際に知事にお伝えしなければいけない情報や事務方としての法令等を踏まえての考えを随時担当課等を含めて御説明しているところでございます。

○鳥澤委員
 分かりました。
 その都度、知事に対しては職員の立場、またそれぞれの政策実現についての形で進言、意見を円滑にされているとの解釈でよろしいですね。
 先ほど知事が言葉だけではなく、これからコミュニケーションを図って議会運営、そして職員とも円滑に進めていき、手法は先ほど知事が述べられたとおりになります。

 再度確認でございますけれども、今後、また過去においての不適切発言、また不適当な行動についての辞職をかけての決意は揺るぎないものでしょうか。

○川勝知事
 度々申しておりますが、そのとおりでございます。

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