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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和5年9月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:早川 育子 議員
質疑・質問日:10/05/2023
会派名:公明党静岡県議団


○早川委員
 おはようございます。
 一括質問方式にて質問いたします。
 初めに、公安委員会・所管事項等説明資料の資料3にございます犯罪の起きにくい社会づくりについてであります。
刑法犯認知件数の推移を見ますと、本年は増加傾向にあると出ております。主な犯罪方法とその要因をどのように分析しているか、まず伺いたいと思います。

 2点目、大規模災害等緊急事態への対応については資料7に示していただいております。大規模な災害が発生したときに迅速に対応していただいていますこと、非常に感謝申し上げますとともに日頃の訓練が非常に重要であると認識しております。
そこで、日頃の訓練の状況と、いざ発災した場合には警察だけでなく地元の市町、自衛隊等も活動に入るわけですが、それぞれ組織体が違っています。こうしたところを迅速に対応するためにどのような連携体制を取っているのか伺います。

 3点目、子供の児童虐待防止対策について資料3に沿って伺います。
 初めに、児童虐待防止対策として児童相談所に出向、派遣、配置した警察官が児童相談所と警察署との連携強化に努めているとあります。非常に心強いお話ですが、実際に警察官が出動して児童虐待防止あるいは児童虐待の場面に遭遇し対処した例があるのか。またそうした警察官が児童相談所と連携する効果等具体的な内容について伺います。

 最後に、子供の車内放置による熱中症事故防止について伺います。
 牧之原の幼児の送迎バスの置き去りによる死亡事故が発生し9月でちょうど1年を迎えました。改めてお悔やみ申し上げます。再発防止に向け健康福祉部では、こども園、保育園、幼稚園等と連携して再発防止対策を進めていると伺っています。今年の夏も非常に暑い中で、子供が個人の車で放置されていた事件もありましたし、私もスーパーとかで時々遭遇するんですが、エンジンをかけっ放しでエアコンをかけて中にお子さんが残っている。それも本当に危ないなと思ってお見受けしたところがありました。そうした事件事故の防止対策について、警察の皆さんが尽力していただいている内容も資料にありますが、その具体的な取組を伺いたいと思います。以上答弁を求めます。

○白井刑事企画課長
 刑法犯認知件数の増加に関し、主な犯罪内容及び増加原因についてお答えします。
 まず、増加した主な犯罪ですが、刑法犯認知件数は本年8月末で前年同期に比べ1,098件増加しております。増加した主な犯罪は窃盗、詐欺、傷害等であり、中でも窃盗が約80%、883件を占めております。増加した窃盗の手口は、万引き、自転車盗、車上狙いでありまして、増加した窃盗全体の約75%、663件をこの3つの手口が占めております。
 次に、増加原因についてですが、複合的要因が考えられ一概に申し上げることは困難でありますが、新型コロナウイルス感染症の感染状況の変化による人流の増加が一定程度影響しているものと考えております。

○内田緊急事態対策課長
 大規模災害を想定した関係機関との訓練についてお答えします。
 例年8月から9月に実施される県の総合防災訓練において、県、関係市町と連携した訓練を実施しております。本年度は会場型訓練として陸上自衛隊、NPO法人災害救助犬静岡などと協働した模擬倒壊家屋からの救出救助訓練、在日米軍との部隊進出訓練、医師会等と連携した遺体収容所運営訓練を実施しております。
 また、本年9月には伊豆市において地元の消防や建設業協会などと連携し、土砂災害を想定した救出救助訓練を行い、連携を確認してまいりました。
 そのほか、各警察署や機動隊においても地元消防署と連携した救出救助訓練を実施している状況になります。

○本間人身安全少年課長
 児童相談所へ出向、派遣されている警察官は、児童相談所等で開催される各種会議に出席し情報共有を行うほか、児童相談所で認知した虐待事案について警察官の視点で事案の緊急性や事件性を早期に判断し、警察署への緊急連絡等の初動対応を行っております。児童相談所職員の身分を併任する警察官は、児童虐待事案の対応の際には警察官の知見を生かした対応を行うほか、事案対応後は児童相談所職員と協働し家庭環境や生活態度等について関係者から聴取し、児童の福祉支援を行っております。
 また、初動対応の具体的内容ですが、児童相談所が認知した児童虐待の受理会議に併任警察官が出席し、早期に警察署への連絡を助言することで捜査の開始時期が迅速になっている状況にあります。

 引き続きまして、子供の車内放置の関係についてお答えいたします。
 本年1月から8月までの間、子供の車内放置に対する通報は全部で2件あります。その内訳は3月にカラオケ店舗の駐車場、7月に大規模小売店舗駐車場においてそれぞれ通報がなされております。いずれも通報の端緒は通行人による通報です。なお2件とも子供については車両に戻った保護者等により無事が確認されております。
 また、車内放置防止に向けた警察の取組として、炎天下における子供の車内放置の危険性を県民に周知、認識してもらうため、本年8月に児童相談所等関係機関と協働し、大規模小売店舗や駅の改札口等県内5か所において広報啓発活動を実施しました。
 また、店舗管理者等に対し駐車場の見回り強化や地域警察官によるパチンコ店や大規模小売店店舗の駐車場の巡回強化を図っております。

○早川委員
 御答弁ありがとうございました。
 刑法犯の認知件数については、内訳はよく分かりました。その上で認知件数が多いということは警察の方が活動していただいている成果にもつながるので、ある意味犯罪抑止できているとの認識と思いますが、今伺った内容ですと、かなり私たちの生活に身近なところで多くの犯罪が起こっているので、県民への注意喚起も十分必要ではないかなと思います。そのあたりの取組がありましたら伺いたいと思います。
大規模災害等の緊急事態についても、十分分かりました。災害が起こらないことが一番望ましいことですが、いざ発災となったときに警察の皆さんには大変御苦労をおかけしますが、迅速な対応を今後もお願いしたいと思います。
子供の児童虐待防止対策としての児童相談所での役割についても十分認識ができました。今後も警察官の方が指導することなく終わっていただきたいと思いますが、昨今のニュースでは非常に痛ましい事件が他県でも起こっています。先ほどのお話では早期に受理会議で迅速に警察官が児童虐待だとの認識で事案として扱うべきだという視点が有効であるとのお話でしたので、今後も活動を進めていただきたいと思います。
 あと、子供の車内放置による熱中症事故防止対策についても、特に今年の夏は暑くまた来年以降もそうした心配がされることになりますので、きめ細かな注意喚起をお願いしたいと思います。

1点、刑法犯の認知件数の増加に伴う県民への注意喚起について再質問いたします。

○佐野生活安全企画課長
 増加が顕著である自転車盗、車上狙い、万引きの3つの手口を中心に防犯対策を推進しているところでございます。具体的には自転車盗、車上狙いにつきましては被害の約7割以上が無施錠の状態で被害に遭っている現状を踏まえ、本年4月からオールロックセキュリティ作戦と称して被害の発生が多い駐輪場の利用者などに施錠の呼びかけや県警察防犯アプリどこでもポリスなどを活用した注意喚起をするほか、防犯ボランティアにも御協力を頂きながら、施錠に向けた意識を啓発する横断幕を被害の多い場所に設置するといった取組を推進しているところでございます。
 また、万引きにつきましてはスーパーなどの商業施設やドラッグストアにおける被害が全体の約8割を占めている現状を踏まえて、NPO法人全国万引犯罪防止機構が主催し毎月1回程度ウェブ方式で開催されている会議に出席し、県内の主要なドラッグストアなどの防犯担当者と情報交換を行っています。このほかにも被害の多い店舗に対しては個別防犯指導を推進しています。さらには緊急的な対策として県内の主要なスーパー、ドラッグストア、コンビニエンスストアなどの防犯担当者の方を対象とした防犯対策研修会を8月に実施したところでございます。

お問い合わせ

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