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委員会会議録

委員会補足文書

開催別議員別委員会別検索用


令和5年12月定例会産業委員会
議案説明及び所管事項等の報告 【 当局側説明 】 発言日: 12/14/2023 会派名:


○木野企業局長
 企業局長の木野です。よろしくお願いします。
 今議会に提出しております企業局関係の案件は、第137号議案「令和5年度静岡県工業用水道事業会計補正予算」及び第138号議案「令和5年度静岡県水道事業会計補正予算」並びに第139号議案「令和5年度静岡県地域振興整備事業会計補正予算」の3件です。
 提出議案の詳細は後ほど川田企業局次長から説明します。私からは提出議案の概要及び所管事業実施状況について説明します。
 お手元の産業委員会提出資料を御覧ください。
 ペーパーレスシステムでは、05産業委員会フォルダ内の02企業局フォルダ中、資料番号01のファイルをお開きください。
 初めに、2ページをお開きください。
 提出議案の概要についてです。
 今回の補正予算は、県の人事委員会の勧告に基づく知事部局職員の給与改定に準じて、企業局職員の給与を改定するために必要となる経費を補正するものです。
 補正金額は(1)の表にありますとおり、工業用水道事業会計が638万5000円、水道事業会計が492万5000円、地域振興整備事業会計が160万5000円で、合計で1291万5000円になります。給与改定の主な内容については(2)に記載のとおりです。
 3ページを御覧ください。
 水運用の変更による経費節減と品質向上についてです。
 企業局では、岳南地域を中心に給水しているふじさん工業用水道において、現在は2つある水源のうち富士川水源を主に使用していますが、濁度が低く高低差の小さい芝川水源の水を最大限活用することで浄水費用や電気代等のコストを削減できるよう、2概要(1)のとおりふじさん工業水道における水運用の変更を計画しています。
 さらに(2)にあるとおり、この水運用の変更に当たって新たに整備が必要となるポンプ場の設計・施工と管路を除く全ての浄水施設等の運転、保守点検、維持管理を包括的に民間に任せることでトータルコストの削減を図ることを計画してます。
 民間のノウハウ活用の狙いは下表のとおり包括発注、性能発注、長期契約により職員の業務負担の軽減や民間の創意工夫による業務の効率化、さらなるコストの削減と品質向上等が期待できることにあります。
 4ページを御覧ください。
 導入に向けた進捗状況ですが、PFI法に準じた手続を進めており本年度は民間事業者にヒアリングを行い、その結果を踏まえ事業内容や事業者の選定方法、官民のリスク分担等を記載した実施方針と事業実施に当たっての性能基準を示した要求水準書案を作成し10月4日に公表しました。
 今後のスケジュールですが、来年1月から募集を開始し8月中旬に事業者の選定、下旬に契約締結を行い事業に着手する予定となっています。
 企業局では、ふじさん工業水道事業の経費節減と品質向上に向け引き続き水運用の変更を着実に進め、併せて民間ノウハウの活用に取り組んでまいります。
 5ページを御覧ください。
 浄水発生土の有効利用による経費節減についてです。
 浄水工程で発生する浄水発生土は、基本的に産業廃棄物として処分する必要がありその処分費用が経営を圧迫しています。
 2概要(1)の浄水発生土の処分のとおり、厚原浄水場における浄水発生土の発生量は5年間の平均で年間約8,800トンであり、このうち約1,000トンが植生基盤材の材料として有効利用され、残り7,800トンを産業廃棄物として処分しておりその費用に年間1億5000万円を要しています。
 浄水発生土を植生基盤材などへ加工し有効利用する量を増やすことができれば、その分産廃処分費を削減できますが、浄水発生土の性状は一定でないため適正な水準への加工が困難であるほか、加工しても需要がなければ結果的に産廃として処分しなければならないといった課題があります。
 このような中、企業局では他県の先行事例等を参考に浄水発生土の加工装置の設計・施工、運転・維持管理を一括で発注するDBO――デザインビルドオペレートに加えさらに加工土の販売までを含めた発注を行い、現在契約業務の手続を進めているところです。
 今後は、契約後装置の設計と製造を行い、令和6年9月までに装置を設置し10月から運転を開始する予定であり、この取組により産廃処理費のコスト削減を図ってまいります。
 6ページを御覧ください。
 ビルドメンテナンス方式による経費節減についてです。
 企業局では、毎年の点検が必要となる大規模な施設を数多く保有しています。令和2年度に新たな取組として、静岡県で初めて工事と保守点検業務を一括発注する新たな契約方式、ビルドメンテナンス方式による契約を実施したところ維持管理費の経費削減が確認できました。
 ビルドメンテナンス方式とは、施設の建設と完成後複数年の維持管理業務をまとめて発注して受注業者が施工と維持管理の両方を担う方式であり、工事と完成後10から15年間の保守点検業務委託を同時に入札するものです。
 この契約方式の導入により、2(2)にありますとおり複数年契約による諸経費率の低減や競争性の向上、工事完成後の維持管理を見据えた品質の向上などが期待できます。
 なお、導入実績は(3)の表のとおりです。
 企業局では、大規模な施設更新に当たっては今後もビルドメンテナンス契約を進め、維持管理費の削減を図ってまいります。
 7ページを御覧ください。
 防災訓練の実施についてです。
 企業局では、予想される南海トラフ巨大地震や近年多発する風水害を想定し、応急対策活動を迅速かつ的確に行い安定的な水の供給を通じた安心・安全な市民生活を確保するため、全県で実施される静岡県総合防災訓練に合わせ企業局独自の訓練を実施しています。加えて日本水道協会や受水市町と連携した合同給水訓練を令和6年2月に予定しています。
 訓練では、ウェブ会議システムの活用に加えドローンを活用した被災報告の訓練を実施したところであり、被災現場と出先事務所及び本庁がリアルタイムでつながり人が立ち入ることが困難な現場においても正確で迅速な情報の共有や早期の対策立案に有効であることが確認できました。
 工業用水道関係の訓練では、279のユーザーとメール及びファクスを使用した情報伝達訓練、漏水情報や復旧見込み等を情報共有できる災害時管路情報システムを活用した訓練を実施しました。
 また、大規模災害時には企業局の貯水施設は給水基地として重要な災害支援拠点となる可能性があるため、2月に予定している合同給水訓練ではより具体的な情報伝達や給水活動に着目した訓練を実施する予定です。
 企業局では、工業用水道、水道それぞれの訓練を通して課題の抽出と検証を行い、復旧対応の一層の充実を図ってまいります。
 最後に、8ページを御覧ください。
 若年層に向けた情報発信の取組についてです。
 企業局では、事業に対する幅広い県民の理解を得るため、ホームページや委員の皆様にお配りしている企業局情報通信Kリリースによる情報発信など様々な広報を行っています。その一環として令和3年度から大学生向けの講義を行っており、本年度も静岡産業大学と静岡県立大学において講義を行いました。
 講義はまちづくりと工業団地の整備をテーマに企業局が行う事業の概要や経営革新の取組のほか、工業団地造成による市町のまちづくりの実現の支援、期待される経済効果等について説明し学生にも高い関心を持って受講していただくことができました。
 今後も、企業局の事業に対する県民の理解を促進するため、積極的な情報発信に取り組んでまいります。
 企業局では、今後も県民の皆様の貴重なライフラインである水道及び工業用水道事業において引き続き安定的な供給に取り組むとともに、トータルコストの縮減と収益確保、理解促進を図るため最新技術の活用や情報発信など、最大限の事業効果を発揮できるよう取り組んでまいります。
 私からの説明は以上です。御審査のほどよろしくお願いします。

○川田企業局次長
 企業局次長の川田です。よろしくお願いいたします。
 私からは、今議会に提出しております12月補正予算につきまして最初に議案書に基づいて概要を説明し、その後に議案説明書に基づき詳細を説明させていただきます。
 議案書の29ページを御覧ください。
 ペーパーレスシステムでは001議案・議説・説明要旨フォルダ内の資料番号02の令和5年12月議会定例会議案の29ページでございます。
 初めに、第137号議案「令和5年度静岡県工業用水道事業会計補正予算」についてであります。
 今回の補正予算は、知事部局に準じて実施する給与改定に要する経費の補正を行うものであります。
 議案説明書の37ページを御覧ください。
 収益的収入及び支出の支出であります。
 第1款工業用水道事業費用第1項営業費用第2目配水及び給水費から第4目共用施設管理費までの合計588万5000円を増額補正するものであります。
 次に、同じく議案説明書の39ページを御覧ください。
 資本的収入及び支出の支出であります。
 第1款資本的支出第1項建設改良費第2目ふじさん工業用水道建設改良費と第5目西遠工業用水道建設改良費について合計で50万円を増額補正するものであります。
 続きまして、議案の31ページを御覧ください。
 第138号議案「令和5年度静岡県水道事業会計補正予算」についてであります。
 工業用水道事業会計と同様に、知事部局に準じて実施する給与改定に要する経費の補正を行うものであります。
 次に、議案説明書の41ページを御覧ください。
 収益的収入及び支出の支出でございます。
 第1款水道事業費用第1項営業費用第2目配水及び給水費から第4目共用施設管理費までの合計492万5000円を増額補正するものであります。
 続きまして、議案の32ページを御覧ください。
 第139号議案「令和5年度静岡県地域振興整備事業会計補正予算」についてであります。
 工業用水道事業会計及び水道事業会計と同様に、知事部局に準じて実施する給与改定に要する経費の補正を行うものでございます。
 次に、議案説明書の43ページを御覧ください。
 収益的収入及び支出の支出であります。
 第1款開発整備事業費用第1項営業費用第2目一般管理費について、87万6000円を増額補正あります。
 最後に、同じく議案説明書の45ページを御覧ください。
 資本的収入及び支出の支出であります。
 第1款資本的支出第1項建設改良費第1目開発整備費について、72万9000円を増額補正するものであります。
 以上が12月補正予算の概要であります。御審査のほどよろしくお願い申し上げます。

○市川委員長
 以上で、当局側の説明が終わりました。
 これより質疑等に入ります。
 なお、所管事務調査も併せて行います。
 では発言願います。

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