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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和5年6月定例会産業委員会 質疑・質問
質疑・質問者:宮沢 正美 議員
質疑・質問日:07/05/2023
会派名:自民改革会議


○宮沢委員
 一問一答方式で質問させていただきます。
 まず、産業委員会提出案件の概要及び報告事項の29ページになります。
 伊豆ヘルスケア温泉イノベーション――ICOIプロジェクトを立ち上げていただきました。
 そうした中で、昨年度は初年度として実証実験をやって、過日三島市で報告会を行い、私も出席させていただきました。実証実験の報告会において、かなりいろいろな新しい取組もされていることも承知しておりますが、まずはこの実証実験を1年間やってみて、どのような分析をされているのかお尋ねさせていただきます。

○小笠原新産業集積課長
 成果発表会にお越し頂きましてありがとうございます。成果報告会でも発表があったとおり昨年度実証事業が3件ございまして、それぞれスマートヘルスツーリズムやスポーツ選手リカバリーサービス、健康増進ワーケーションというテーマでいろいろエビデンスも少しずつ出てきていると考えております。
 今年度はこれを継続してビジネスモデルの構築、マニュアル作成までやって広くこの取組を広げていけたらということで継続して取り組んでいただいております。またヘルスケアサービスのビジネスモデルを今年度つくっていければなと考えております。

○宮沢委員
 私も伊豆の人間として期待する事業であります。
 この中に、温泉と自然、歴史、文化、食、運動等を組み合わせたと書いてくれてありまして、考えてみれば確かにこういうものはあるなってそんな気もしているんですが、特にこの運動という部分でいきますと、個人的にいろいろ運動されるっていう運動もあると思いますが、こうした温泉とかに関連づけるとスポーツとかになってくるかと思うんですが、そういう環境が果たして伊豆に整ってるかなって言うと、ちょっと厳しい気もいたしております。
 当然、経済産業部だけじゃなくていろいろな他の部と連携してやっていくことになりますが、やっぱりある程度環境は行政がつくっていかないと民間事業の方も参入できないとかいろいろな提案もできないということになりますが、その辺の他部局との連携とかも考えておられるんでしょうか、ありましたらお願いいたします。

○小笠原新産業集積課長
 3番委員御指摘のとおりでございまして、特にスポーツの関係ではスポーツプログラム、例えば温冷交代浴等温泉ヘルスケアとスポーツを組み合わせたリカバリーをやっていくというところにおいては、スポーツ合宿の誘致につなげたいと考えておりまして、そこにつきましてはスポーツ・文化観光部の関係課と連携して逐次情報共有もしております。
 今年度スポーツ関係の実証実験や補助事業もやっていきたいというところで、一部採択もされているんですが、そこも審査員などにスポーツ局の方が入っておりますので連携して支えてやっていきたいと考えております。

○宮沢委員
 スポーツ・文化観光部との連携でこうしたプログラムを考えると、例えば本会議でも障害者スポーツの話も出ましたが、そういう皆さんにも非常に有効的な事業かなと思っております。何の事業でもそうでしょうけれども、他部局としっかり連携して効果が上がっていくような取組をぜひ期待させていただきますので、よろしくお願いいたします。

 次に、説明資料61ページ、先ほど5番委員から食肉センターの質問をしていただきました。こうしたスケジュールに従って施設整備をやっていただくということで、これ長年の懸案でありましたのでこういう具体的な方向に向かっているのは大変うれしくも思っております。
 そうした中で、ここには書かれていないんですが令和8年で一応施設整備が終わったとして、さてそれをどう県内の畜産業の振興に結びつけていくかということも並行して考えていかないと、施設を造って終わりでは決してないような気もするんですね。
 もっと具体的に言うと、畜産の振興に向けてここをしっかり使っていただくことが大事かと思うんですが、その辺の取組、考え方、現在の状況についてお尋ねさせていただきます。

○手塚畜産振興課長
 畜産振興につきましては、この食肉センターを設置するに当たりまして市町の皆様、農協の皆様の御協力を頂いているところでございます。
 市町や農協の皆様と協力して、今現状使っていただいていない農家の皆様にも小笠の新食肉センターを使っていただけるような仕組みづくりを考えていきたいと思います。
 まだ検討段階ですから具体的な例示をさせていただくことはできませんけれども、令和8年度の開設のときにはしっかりと家畜が集まるような状況にしていきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。
 なお、今回の飼料への支援につきましても県全体の農家に支援したということは食肉センターに家畜を出していただくまで経営をしっかりと続けていただきたいという県の意気込みもあり支援させていただいたところです。

○宮沢委員
 ありがとうございます。
 今手塚畜産振興課長から答弁頂きましたように、県内の畜産業も決して楽ではない、厳しい状況にあることは確かで、先日も養豚組合の総会に行ったら法人も含めて県で96件しかないということでびっくりしたのですが、やはりそういうところの支援をしながら、完成した暁には食肉センターをしっかり利用していただいて、静岡ブランド、静岡の食肉ということでしっかりアピールできるような施設にしていただきたいと思っております。
 隣にいる2番委員はずっと長い間やっていて我々もその後についてここまで来たんですが、やはり今県内の食肉センターを利用していない方は申し訳ないですが東部の方が多いのでいつもハッパをかけられるのですが、今度1か所になって距離的なこととかいろんなクリアしなくてはいけないこともあるので、どういう仕組みをつくったら遠方の方も利用していただけるかとかいろいろな方面から検討し静岡県の畜産業の方は全部静岡の食肉センターに出荷する体制について市町、農協、関係者の方と話をしていただけるということですので、ぜひハードとソフト両面から畜産振興に向けての取組を強化していただきたい。このことをお願いさせていただきます。

 続いて、説明資料64ページをお願いします。
 農業農村整備事業の推進ということで、ここに掲げていただいております。
 特に私が気になっているのは農村という言葉でして、私も農村に住んでいるのですが、農村という言葉のイメージとして中山間地のイメージが強くあるような気もしており、今なかなか厳しい状況にあります。なりわいとしての農業と農村をどうやって維持していくかの両面について課題が山積しているということであります。
 説明資料で見ると、夢のあるばら色の言葉で書いてくれてまして、誰もが住みたい、訪れたいというようなことですが、なかなか課題が多いと思っております。
 新規事業として農業農村整備事業の実施計画をつくっていこうという新しい事業を立ち上げるとのことですが、この事業の目指すところ、中身について答弁をお願いしたいと思います。

○好田農地保全課長
 農業農村整備事業・実施計画策定事業の地域活性化型についてお答えします。
 これにつきましては、今年度は棚田地域をいかに活用して振興していくかグランドデザインを描きながら地域の皆様で今後の土地利用も含めた形で活性化していく取組と、それから大井川流域で芸術とコラボした半農半Xの取組により地域活性化を目指していく取組を3地域で事業展開していく予定でございます。

○宮沢委員
 私のイメージしていることと違うのですが、農業農村は広く捉えて農業を支えていく基盤になっていくと思うので、県の役割として持続的に農業農村が発展していける取組を考えていただきたいと思います。
 今ピンポイントでそういう実証実験みたいなことをやっていくとのことですので、それは1つのモデルとして横展開していただくことになるかと思います。
 農村のいろいろなところへ行くと農協はなくなる、学校はなくなる、お店はなくなるというところばかりなんですね。そういう中で農村の機能をしっかり維持していただいて、農業にもしっかり取り組んでいただくという姿を示していただければありがたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 あと、先議した物価高騰対策について1点だけ質問させていただきます。
 いろいろな対策をやっていただいて、ほとんど継続的にやっていただくのですが、1つ特別高圧電力の補助事業を新規事業として立ち上げていただきました。
 過日、電力には低圧、高圧、特別高圧電力があるということも資料としていただきました。
 私も認識が甘かったのですが、低圧と高圧については国の制度でカバーしているので県としては特別高圧について支援していきましょう、補助していきましょうということになっているのですが、配付資料には特別高圧の主な対象は大規模工場、オフィスビル、鉄道などと書いてあります。
 ここで想定しているボリュームと言いますか県の支援をどのように積算されているのか、分かりましたらお願いします。

○横井エネルギー政策課長
 3番委員御指摘のとおり、特別高圧の需要家には大企業が多くございまして、中小企業がどの程度受電しているかのリストはなかったので経済団体の御協力を得て独自で調査を行いまして、やはり県内ですと中小企業ですと鋳物ですとか、メッキ、鍍金、紙業、輸送機械というような業種、それから病院、それから共同受電している工業団地の中のテナントといったようなところが対象としてあるだろうということで積み上げを行っております。

○宮沢委員
 特別高圧というと大企業かなと思いますが、高圧電力を使われてる事業所――これ50キロワットから2,000キロワットですか、そこが高圧電力を使っているだろうということですけれども――に対する補助メニューと県が行う特別高圧の補助メニューにどのような差があるのか、同じなのか分かりましたらお願いします。

○横井エネルギー政策課長
 今回の特別高圧に対する支援ですが、国の高圧電力需要家に対する支援と単価等を揃えて同じにしております。

○宮沢委員
 そうしますと、電気を使っている中小企業にいずれの形でもしっかりと支援が届くという理解をさせていただきます。

 細かいことで恐縮ですが、8月まで3.5円、9月は1.8円となっているのですが、これはどういう理由でしょうか。

○横井エネルギー政策課長
 こちらも国の高圧に対する支援に揃えたものでして、高圧も最終月は1.8円となっております。趣旨としましては脱炭素の流れに逆行しないように、最終月は省エネや再エネの取組を併せて行っていくと聞いております。

○宮沢委員
 国の制度に準じてとのことでたった1か月だけ複雑にしなくてもいいのではないかと思いましたが、国の制度ということで理解させていただきます。

 最後に、静岡県産業データブックを頂きまして面白いと見ていたんですが、その中で1点、農業関係のことですが静岡県の農業出荷額約2000億円というのはずっと言われてきまして私も承知はしてきました。その中で静岡県の農業所得が733億円で全国1位だと書いてありますが、この農業所得とはどういう内容でしょうか、分かりましたら教えていただければと思います。

○中尾農業戦略課長
 生産農業所得は、農林水産省の統計データでありますが、農業産出額から経費を引いた数字を所得として統計的に算出された数字であります。

○宮沢委員
 これは国のデータということになると細かく聞いてもしょうがないのですが、静岡県が1位というのも――そりゃ1位というのはうれしいのですけれども――どういうことが1位なのかなと思ってこれで見ると、恐らく農業県というと北海道などで農業所得がすごくあるだろうと思いますけど、この意味するところが少し分からないので聞かせていただきました。国の資料だということで理解させていただきます。以上で終わります。

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