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委員会会議録

質問文書

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令和5年11月子どもの孤立対策特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:佐野 愛子 議員
質疑・質問日:11/21/2023
会派名:ふじのくに県民クラブ


○佐野委員
 7番委員も私も小学校の教員を長くやっていて、現場のことを思い浮かべながら聞かせていただきました。
 私の感想になるのですが、やはり誰1人取り残さないと、言うのは簡単だけれども、こういうツールでしっかりと数字として、形として現れるのはすばらしいなと、すごく感激しました。1番委員もおっしゃったのですが、子供たちは、ヤングケアラーだけではなくて、虐待や不登校など、いろいろなことを抱えてますよね。担任とすると、やはり今一番大変なのは、特別支援を抱える子たちへの対応です。1クラスに6、7%いるという状態で、教室を飛び出してしまったり、そういう子たちのファイルがあって、Aに行く子たちです。児相につなげたり、それに近いグレーゾーンの子とか。もうその子たちの記録を、その全員分、ファイルをデータ化して送らなければならないって、すごく負担ですよね。なので、何かそういう広い機能を持つような、そしてそれがファイル化できて、次へ送れるような、幅広いことに提供できると、多忙化解消にも負担軽減にもつながると思うのですが、内容はどの辺まで対応できるのでしょうか。

○山野則子氏
 今、それもファイル化していくことなど、システム改修に取り組んでいて、おっしゃられるとおりだと思います。現場は、一番それを求めておられるので、そこを今、改修している最中です。だから、この3月にはもう、個人ファイルをつくっていけるみたいなことが、できると思います。

○佐野委員
 ヤングケアラーの件だけでは、あまりにもですので、様々な1人の子に対する追跡など、ファイルになっていくといいなとつくづく思いました。
 もう1つは別件で、先ほど先生がおっしゃられたように、ヤングケアラーにしても、何にしても、対応策がないと意味がないんですよね。もう調査のための調査で、スクリーニングをして終わってしまって、数字が出たねでは、全く意味がないわけですよね。ですので、やはり近所の、おせっかいのおばさんがいるかと言ったら、その辺の小学校にいるとは限らないし、居場所をつくるということがやはり大事ですよね。学校の中で、朝御飯をやっているところもあるし、学校の中でそうやっているのが、先ほど言ったみたいに、一番機能的であるし、手っ取り早い方法だなと改めて思いました。
 しかしながら地域の居場所など、口ざわりはいいのですけれども、またつなぐのが大変ですよね。居場所、子ども食堂、先生がおっしゃられたように。これは質問ではなくて、私たちの共有ですが、学校の中でもう少し、教育委員会の建物仕様など、外部の人が入るとかということを、今、学校はあまり外の人が入ることを簡単にはできない管理状況です。そういったところを見直していかなければいけないと思うのですが、大阪等でやっているところは、やはり管理職や、教育委員会そのものがそういう理解があるので、外部も入りやすくなっているのでしょうか。

○山野則子氏
 いや、おっしゃられるとおりで、校長先生が変わったら今までオープンで、私がいつも紹介して、もう秋田から、全国からぜひ紹介したいと思った、さっきの学校でつくっている子ども食堂も、校長先生が変わったら、ちょっとお断りみたいになったりとか、やはりしています。だから、その問題は、それこそ方針として、政策提案として出していくことを、逆に皆さんの力を借りて、それが持続可能になるのではないかと、私は思ったりしました。一校長だけでは、校長が変わると変わっていくみたいなことは、やはり起きています。

○佐野委員
 スクリーニングも、やるからには、じゃあこの子たちをここへ預けるというか、つなぐという、それができてから、調査をするべきだと思うのです。数字だけで、満足したのでは、やはり調査のための調査になってしまうので、児童相談所にしろ、Aにしろ、Bにしろ、Cにしろ、しっかりと行き先をつくらなければいけないなと、改めて思いました。今、児相なども数か月待ちとか、児童相談所って、簡単に相談できるような言葉ですけれども、そうではなくて、半年待ちとか、来年度になりますというくらいの、ちょっとした発達障害を見てもらいたいと言っても、そういう状態ですので、やはりニーズと合わせていかないといけないと、改めていつも思っています。
 そして、スクールソーシャルワーカーもなる人が少なくて、なかなか探せないという状態です。大阪では足りてますか。養成も追いついていますか。

○山野則子氏
 同じです。課題は、大阪はたくさん求人があるので、だから足りてないですね。

○佐野委員
 養成もつくられていかなければいけないと、改めて思いました。ありがとうございました。

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