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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和5年10月・11月(閉会中)総務委員会 質疑・質問
質疑・質問者:中沢 公彦 議員
質疑・質問日:10/25/2023
会派名:自民改革会議


〇中沢委員
 一問一答方式で。
 今回の問題は、議会軽視も甚だしい発言だというのが1つ。それと皆さんの言うことを信じるならば、何も決まっていないことを軽々と発言したことの2つだと思います。決まっていないことを言うのはもう虚言か妄言の話になりますし、議会を無視して自分の家を探すみたいにやるのは勘違いするなという話になります。まさに裸の王様、権力者の傲慢さが出ているんだと思います。
 どんなに優秀なすばらしい人格者であっても、長いこと権力の座にいると最後は大変な問題を起こしていなくなる。権力者は2000年も前からそうです。長くいれば権力に溺れて、とんでもないことをしでかす。まさに今知事はそういった状態にあるのではないかと思っています。そもそも知事がでたらめを言って職員がまともなことを言っているのか、はたまた知事がでたらめを言って職員も隠蔽や忖度や虚言でごまかしてるのか、皆さんのことを信じていいのか駄目なのかさえも分からない状況です。
 まず、関わった国の担当職員を招致し、事実関係を確認することを提案させていただきます。私が冒頭言った話を前提にするとこの話は突っ込みどころ満載なわけですが、この大きな虚言と妄言に対する問題と、実務としてどうなのかという問題の2つがあるので、分けて話を聞きます。
 実務的な部分で2つ伺います。
 まず説明を聞いても資料を見ても、次世代県庁検討プロジェクトが設置されて、なぜ今東アジア文化都市の話をしているのか全く分かりません。私の理解力がなくてそうなっているのか、皆さん方が一生懸命ごまかそうとしているからそうなってるのかよく分からないのですが、分かりやすく説明してください。

 2点目、土地家屋調査士又は不動産鑑定士等の経費を使わずに現場の職員が試算したことになっていますが、例えば検察庁の跡地は坪単価50万円弱で他の合同庁舎等が坪単価40万円弱の38万円ぐらいと、ほぼ隣接している土地でありながら坪単価が10万円以上違う。この試算をした根拠を説明してください。

〇京極経営管理部長
 令和3年から次世代県庁の検討を内部的に進めておりました。その中で県庁をこの場で建て替えることに加えて、サテライト的に別の分庁舎を建てることも1つの可能性として議論がありました。そこで具体的な三島市の話が出てきたものですから、県の土地資産を管理する部として三島市の土地がどういったものかについて情報収集したところです。ただ、今年度に入り知事からいろいろな有効活用の仕方があるのではないかとお話があり検討を始めました。8月時点で5つ例を挙げましたが、まだアイデアレベルの話であります。それが10月に入って、知事において東アジア文化都市の話と結びついたのが実際のところです。

〇竹田資産経営課長
 資産経営課が普段から土地の売払い等をやっており、国から幾らという情報は頂けなかったものですから路線価等と私たちの分かっている限りの情報で出した試算の数字になります。

〇中沢委員
 私は、坪単価が10万円以上違う理由を聞いています。
 地図を見る限りでは、路線価ならばほぼ変わらないような立地であるはずです。本来土地の単価は一定の相場、地形、利用方法によって変わります。こんな安易に数字が出ること自体がおかしな話です。
 皆さんはアイデアの段階で検討なんてまだ全然進んでいないと言いながら、数字が出てきているということは、実は知事の話はでたらめではなく詰めた話をしているんじゃないかと言いたくなるぐらい職員の言っている話がおかしく聞こえます。
 もう一度聞きます。10万円以上単価が違う理由はどこにあるか。

 また、次世代県庁と東アジア文化都市の話ですが、詰めの段階なのは県庁を移転する話ですか、それとも文化都市をつくることですか、それも違って妄想、妄言、虚言の話ですか。

〇竹田資産経営課長
 今手元に試算の資料がございませんので、後ほど報告させていただきたいと思います。

〇京極経営管理部長
 詰めの段階の発言の件は知事に確認を取ったことを繰り返させていただきますが、知事としては東アジア文化都市のレガシー拠点としてふさわしいと考えたのを詰めの段階と表現したとのことでございます。

〇中沢委員
 詰めの段階でないということは、知事の発言は虚言、妄言だったということでいいですね。

〇京極経営管理部長
 実務的にはまだ詰めの段階ではなかった辺りで乖離はあると考えております。

〇中沢委員
 虚言、妄言ということですね。

〇京極経営管理部長
 知事の中で詰めの段階と表現したことになると思います。
 知事の考え方として、東アジア文化都市のレガシー拠点の詰めの段階というのは、知事はここがふさわしいと考えたとのことです。

〇中沢委員
 一連の答弁でも分かるように、職員が本当のことを言っているのか嘘を言っているのかも分かりません。ましてや本人である知事が単なる虚言、妄言を言ったのか本当に詰まっている話を言ってしまったのかも分かりません。
 現時点においては誰も信じることができないような答弁を繰り返されております。らちが明かないと思いますので改めて申し上げますが、国の関係職員を呼んでしっかり事実関係を確認すべきだと思います。

 その上で最後に1つだけ申し上げます。
 先ほど5番委員も少しだけ触れましたが、実は知事は様々な政策や箱物行政等を実現することが目的ではなく、頭の中のことを口から発信することだけが目的だと思います。学者として、頭にあることを口から発信することをなりわいとしてきた生き物として、政治に携わって物事を実現することが目的ではなく、ただ口から発信することが目的で、皆さんがただただ振り回されて無駄な労力を使っているのが現実だと思っています。
 東アジア文化都市の拠点は、そもそもどの委員会においても議論のしようがありません。まだ検討の段階で皆さんに公表するものは何もないという話になります。その一方で、詰めの段階、定期借地でやると話があります。定期借地はそもそもよっぽど不動産を調べない限り出てこない発案です。不動産の調査、それに伴う単価、計画まで深堀りしていなければ、ただでたらめを羅列したものになります。いずれにしてもこんな無責任な仕事を職員はするべきではないと断言しておきます。無責任な仕事を無責任な発言によって振り回されて誰が不幸になるかといったら県民です。
 皆さんは少なからずも行政としてプライドがあるのなら、もうでたらめの仕事をするのはやめてください。どう考えたってこんな単価が出てくるわけがない。それを平気な顔で出してくるのはでたらめな仕事をしているのと同じですから、それを真顔でやっていること自体、自分たちが本当に行政マンとして正しいのかどうか自問自答していただきたいと思います。

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