本会議会議録


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令和7年2月定例会危機管理くらし環境委員会 質疑・質問
質疑・質問者:藤曲 敬宏 議員
質疑・質問日:02/18/2025
会派名:自民改革会議


○藤曲委員
 一問一答方式でお伺いします。
 今回の新補助金であるカーボンニュートラル促進補助金について補助金の内容、狙い、想定される効果を伺います。

○佐藤環境政策課長
 内容ですが、旧補助金で対象としていたエアコンやボイラーなどの省エネ設備に加え、今回は太陽光発電設備や蓄電池などの再エネ設備も新たに対象としております。
 また、省エネ設備導入の補助枠を2つに分け、エネルギー使用量の大きい事業所は削減効果つまりコストパフォーマンスが高いこともあり、補助率を2分の1に上げて補助することにいたしました。
 さらに、より効果的な温室効果ガスの排出削減につなげるために省エネの専門家による診断を義務づけることとしております。
 狙いですが、従前の中小企業等省エネ補助金の制度創設から3年が経過しましたので、様々な見直しを行い事業効果を高めることにより中小企業等の脱炭素化支援を一層効果的に進めることとしております。
 想定される効果としては、県の地球温暖化対策実行計画で県の施策により独自に成果を上げる目標があり、熱量換算で2,266テラジュールを減らし新旧補助事業により約半分強を賄うことを見込んでおります。

○藤曲委員
 県の脱炭素の計画に沿って補助金をうまく利用していかなければならないとのことですが、一般の国民の方と同じように中小企業は物価高騰の長期化による負担が大きい状況です。そのような中で2月補正予算額は2億8930万円ですが、令和7年度当初予算の9260万円を加えても3億8200万円で、今年度当初予算の5億円と比べると1億円以上減額になっている状況です。
 本来ならば、カーボンニュートラルを進めなければならない中で予算額を減らしても問題ないのか、予算額が妥当なのかお伺いします。

○佐藤環境政策課長
 従前の補助金は大変人気のある補助金で、この手の省エネ補助金は他県にもあることから適正な規模があるのではないかと他県の同様の省エネ設備導入補助金の事例を調べてみました。その結果予算額としては1億円から3億円ぐらいが相場であることが分かりましたので、参考にし予算を設定しています。
 それから、5番委員御指摘のとおり予算自体は縮小しておりますが、従前の制度と比べて削減効果がより高い内容に見直したことにより予算を縮小しても従前と同程度の施策効果を確保できると考えています。

○藤曲委員
 新年度の事業にもなりますのでしっかりと削減効果を検証していただき、効果的な補助制度になるように取り組んでいただきたいと思います。

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