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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和6年2月定例会危機管理くらし環境委員会 質疑・質問
質疑・質問者:落合 愼悟 議員
質疑・質問日:03/07/2024
会派名:自民改革会議


○落合委員
 一問一答方式でお願いします。
 能登半島地震の件を伺います。
 1月3日の新聞に、239名の緊急消防援助隊が出発していたが8名だけが金沢競馬場から東京消防庁のヘリで珠洲市に到着したと書いてあった。200何十名はどうしていたのか。道路が不通で動けないとしか新聞には書いていなかったが、現地に入れないことに対して非常にもどかしさを感じました。
 5日には山田危機管理監代理兼危機報道官とお話させてもらいましたが、どうしても現地で確認したいと5日に穴水町、6日に珠洲市に入りました。私は海岸線を入って行きました。海岸線の道路は大分傷んでいて山崩れもありました。しかし通れて珠洲市まで入れたんです。
 なぜ、緊急消防援助隊が入れないのかと思いました。石川県は2日、3日とも通行できる道路をホームページで発表していました。ところが本体が現地に入ったのは4日です。それまで何をしていたのかとすごく疑問に思っていました。
 静岡県は1月1日21時15分に先遣隊が出て、21時50分には本体が各消防署から出発しています。翌1月2日の朝9時35分に金沢競馬場に到着しましたが、それ以降の動きが全然なく、総務省のホームページを見ても5日時点で静岡県大隊の活動については載っていなかった。ほかの県の大隊はいろいろ救助活動が入っていた。
 静岡県大隊は何をしていたか把握されているのか、二百何十人という大隊は4日までずっと金沢競馬場にいたのか、それについてまず伺いたいと思います。

○櫻井消防保安課長
 まず、緊急消防援助隊は法律に基づく部隊ということで、消防組織法に基づいて消防庁長官の求めにより出動しております。
 今回も、消防庁からの要請に基づき速やかに出動準備をして対応したところであります。
 消防組織はその指揮命令系統が明確に示されております。今回の石川県の支援に当たっては、名古屋市が総括指揮支援隊、その下に大阪市と京都市の指揮支援隊、京都市指揮支援隊の下に府県大隊として京都府、静岡県、長野県、富山県の4府県がつくこととなり、静岡県大隊は京都市指揮支援隊の指揮下で活動することとなっておりました。
 1月1日19時25分に消防庁から金沢競馬場に集合と静岡県に出動指示があり、この出動指示を県から各消防に伝達して21時15分には石川県へ向けて出発。翌1月2日の9時35分に金沢に到着をしております。
 その先については、先ほど3番委員から御指摘のありましたとおり、道路が車両が進める状況にないということで待機命令が出ておりました。この待機命令は、静岡県大隊にだけ出ていたわけではなく、全ての大隊に対して同様にそれぞれの宿営地で待機命令が出ていたと認識しております。
 結果的に現地に入れたのが1月4日ということで、丸1日以上宿営地に留め置かれていたことについては、そこまで駆けつけた緊急消防援助隊の県大隊隊員のみんなが本当にじくじたる思いでいたのではないかと推測されるところであります。
 実際に道路の状況等を統括指揮支援隊から指揮支援隊に指示し、指揮支援隊から各県大隊に情報共有され、皆一斉に移動したと聞いており、静岡県大隊だけが何か情報を聞き漏らして出発が遅れたようなことはないと認識しております。

○落合委員
 これだけの人数の消防隊が行ってくれたわけです。被災地では本当に多くの方が亡くなりました。そこに入れなかったということで隊員たちは非常に残念がっていました。大阪府隊や京都府隊は入っている。大阪府隊は2日に輪島市、珠洲市には3日に入っています。
 静岡県大隊は、名古屋市の司令から言われてとどまっていたのであれば仕方がないと思うが、私が行ったとき海岸線は通れました。行けたんです。本当に残念に思いました。助けられた方がいたのではないかとの思いがあります。
 また、支援については、穴水町をと要請がありました。それで能登空港を拠点にすると知事が言ったようですが、なぜ能登空港なのでしょうか。能登空港から穴水町まで、まるっきり渋滞で2時間、いやもっとかかった。応援に来ていたほかの人たちは穴水町役場の3階に寝泊まりしていました。私は役場の前の駐車場に車を置いてそこで寝泊まりしました。電気は発電機があるのでついていましたが、水は出ないのでトイレは使えない、そういう状態でした。トイレについては本当に何とかしなければと、帰ってきてすぐ藤枝市長に言いましたら、藤枝市長は10日に水洗トイレの車を送ってくれました。
 一般の人が被災地に行くと確かに邪魔になるので行ってもらいたくないかもしれませんが、私は議員というよりもライフラインを守る職人の立場をふだんから心がけています。東日本大震災のときも私は2日後の3月13日には現地に入りました。16日の夜中に帰ってきて、17日に救援が必要だ、私は救援の受入れ場所まで決めてきたと。松島町の体育館に決めてもらいましたが、県内の市町の担当者をすぐに呼んで、救援活動をしてもらいたいと言って、17日の午後2時に対策本部ができました。
 あのとき静岡県は、国から岩手県を支援しなさいという要請があった翌日には先遣隊が出発し、次の日には本隊を出している。対応が早かった。やはり救援は大事です。そのための組織をぜひ考えていただきたいと思います。
 また、先ほど話がありましたが、災害があったときにドローンでも対応できるようにしていただきたいと要望しておきます。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

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