本会議会議録


質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和7年2月定例会建設委員会 質疑・質問
質疑・質問者:加畑 毅 議員
質疑・質問日:03/06/2025
会派名:自民改革会議


○加畑委員
 分割質問方式で3点質問いたします。
 まず、話題に多く上がっている遠州灘海浜公園についての質問です。
 民間事業者等へのヒアリングですが、令和5年も令和6年も調査業務を行っております。この調査内容の違いについて教えていただきたいです。
 例えば、内容が違う、対象者が違う、知事が替わってから変化したことなどがあれば教えてください。

○熊谷公園緑地課長
 令和5年度の調査につきましては、基本計画を策定するための基礎的な調査であり、野球場における需要予測や導入の可能性のある機能について、民間事業者とヒアリングを実施したものであります。
 一方、今年度実施している調査につきましては、公園を含む全体的な利活用の構想に基づく具体的な計画を作成することを目的としていて、民間投資の可能性やノウハウを生かした利活用に関する提案、応募しやすい条件等の項目についてヒアリングしています。
 また、ヒアリングの相手先として令和5年度には対象としておりませんでしたディベロッパーなど、その他の事業者に対しても実施しています。

○加畑委員
 知事が替わって、対象者など調査方法が変わったか伺います。

○熊谷公園緑地課長
 知事が替わって調査方法で変わったことは特にございません。

○加畑委員
 分かりました。
 次に、建設委員会説明資料60ページ、伊豆縦貫自動車道周辺の拠点整備についてお伺いいたします。
 2月8日、伊豆縦貫自動車道河津下田間のトンネル着工式に知事、国会議員、国土交通省、部長の皆さん、多くの来賓の方々が集まってにぎやかな式典となりました。私も参加させていただきました。着実に進んでいる印象がありますが、伊豆半島の先端であり賀茂地域における半島防災の危機感は大きいです。広域的な防災拠点の必要性を強く感じていますが、伊豆縦貫自動車道の整備に併せて、住民から地域の活性化につながる道の駅などのまちづくりの拠点整備についての要望も聞いています。
 (仮称)下田北インター周辺のエリアは賀茂地区1市5町からの道路が交差する場所で、西伊豆町、松崎町から来る道路、東伊豆町、河津町から来る道路、下田市、南伊豆町から来る道路が交差します。ここは現在下田市がまちづくりを検討していますが、下田市だけでは大変厳しい状況に追い込まれていると聞いております。
 そこで、事業効果を高めることができるこの拠点整備に県にも協力頂きたいのですが、どのような支援ができるのかお伺いします。

○松岡道路企画課長
 (仮称)下田北インター周辺エリアは、令和6年3月に下田市が策定した稲梓地域活性化基本計画で地域の核となる拠点を形成するとしております。これを受け下田市は、有識者や地域の代表者、県などを委員とするまちづくりの協議会を昨年11月に立ち上げ整備方針について議論を始めています。
 9番委員から御指摘がありました交通結節点となる(仮称)下田北インター周辺に拠点ができると、賀茂地域に大きなメリットがあり地域活性化や観光振興につながることから、県は協議会のメンバーとして関係者と連携し下田市の検討を支援してまいります。

○加畑委員
 非常に期待が大きい場所です。
 実際に令和5年3月19日に逆川と七滝がつながり、ショートカットした効果を非常に感じています。2月8日にトンネル工事の着工式が行われ、地元でもすごく注目されている場所です。
 私が言っている(仮称)下田北インター周辺エリアは本当に肝になる場所だと皆さん承知しておりますので、ここの整備をきっちりとしてもらわないと。前回の工事のように道路が3キロに縮まった以上の効果を皆さん期待しておりますので、ぜひ県の支援を多く入れていただきたいと思いますのでよろしくお願いします。

 次の質問に入ります。
 賀茂地区における生コンの単価について質問いたします。
 賀茂地区では生コンクリートのプラントが限られており、南伊豆町や松崎町においては町内にプラントがありません。プラントが少ない地区では、万一災害が発生した際の迅速な復旧に影響があると考えられます。
 賀茂地区のプラント関係者から聞くところによると経営は非常に厳しいものとなっており、私もそう感じております。県が発注する工事の積算単価は県が定期的に調査を行っていると聞いていますが、物価高騰が進む昨今、実勢価格を適切に反映できているのかが非常に気になるところです。
 まず、賀茂地区では工事全体のうち公共工事の割合が8割で、民間工事がなかなか見込めない状況です。だから公共工事に頼っていますので、価格の変化が非常に影響します。現在の生コンクリート価格の動向について伺います。

○森西技術調査課長
 賀茂地区の生コンクリート単価は今年度は10%程度上昇しております。生コンクリートの生産者の方と定期的に意見交換しており、生産者からは資材価格や労務費の上昇に加えて、資材を船で輸送している船員の働き方改革の影響もあり輸送費が上昇していることから、今後も価格を上げざるを得ないと聞いております。

○加畑委員
 そのとおりだと思います。
 問題は、どのくらいの頻度で調査を行い価格に反映させるかだと思います。なかなかコストの上昇に追いつかないと関係者から聞いておりますので、頻繁にその現状を把握していく必要があると思います。今後どのように対策していくかお聞かせください。

○森西技術調査課長
 まず調査頻度につきましては、今年度から県独自調査の回数を年2回から3回に増やし、適切に市場価格を反映しております。引き続き生コンクリート生産者の方とコミュニケーションを取りながら、市況を注視し適切に積算単価に反映したいと思います。

○加畑委員
 賀茂地区の生コンクリートプラントはガソリンスタンドと同様に地域の重要なインフラと捉えております。市場の動向をしっかりと注視するとともに、プラント事業者の声にしっかりと耳を傾けていただきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いします。

このページの先頭へ戻る

このページに関するお問い合わせ

静岡県議会事務局議事課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-3482
ファクス番号:054-221-3179
gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp