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委員会会議録

質問文書

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令和元年12月多文化共生推進特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:佐野 愛子 議員
質疑・質問日:12/03/2019
会派名:ふじのくに県民クラブ


○佐野委員
 ありがとうございました。
 先ほどの5番委員とちょっと重なりますが、韓国って今、日本とは最悪の状況ですよね。輸出、全くなくなっちゃって。そうした中で、国の状況は関係ない、韓国も大丈夫ですか。

○藤政人氏
 全く彼ら自身も気にしてないというか。でも、一人一人、今、個別面談してるんですけれども、どこかのラーメン屋で、すごく日本人に攻撃されたと言ってましたね。すごく嫌でした、僕が多分、韓国人って、しゃべってるのでわかったので、日本人の年配の人、酔っ払った人にすごい攻撃されたと言ってました。それは傷ついてましたけれども、それ以外では、これだけニュースになってるので、何か変化とかあったかと聞くんですが、特に僕には問題はないですという答えが返ってきます。彼らも頻繁に本国へ帰っているんですけれども、そういう問題は、口にしないですね。もしかしたら、どこかのもっと心の奥底で考えているかもしれませんが、インタビューする限りでは、そんなに意見は上がってきません。

○佐野委員
 ありがとうございました。
 あと、また先ほどのこととかかわるんですが、結婚して、例えば日本で子供を持ってとか、ブラジル人で定住する人はそういう人がいるかもしれませんが、そういった場合は、例えば家族手当だとか、日本の社員と同じような待遇にするんでしょうか。

○藤政人氏
 はい。現在、産休をとっているスタッフが1人います。2人目です。2回の産休で、今度5月に明けてくるんですけれども、そのスタッフはブラジル人です。ミャンマーの子も結婚はしてまして、家族の手当は出てます。もう1人、ベトナムの子も、若いんですけど、結婚しています。ミャンマーとベトナムの子は、本人が人文知識の在留資格を持ってるんですけれども、旦那さんが日本語が全然できなくて、家族ビザで滞在しているので、彼女たちが柱になって、働いていますね。ミャンマーの子は30歳ちょっとになるんで、そろそろ家族が欲しいなあなんていう話もしていますから、今後産休に入るかもしれません。そんな状況です。

○佐野委員
 その子供たちの教育とか、いろんなところで、日本で暮らすのに課題が出てくるかなと思うんですが、それは日本人の社員と同じような待遇で、手当とか――住居手当はないということだったんですが、あくまでも同じ待遇で雇用を続けるわけですね。

○藤政人氏
 全く同じですね。

○佐野委員
 先ほど、優秀な方がいらっしゃるということだったんですが、そういう人は今の窓口対応だけではなくて、どんどん昇進して、例えば部長になったり、そういうこともできるわけですね。

○藤政人氏
 はい。現在、入社3年目の中国人のスタッフは、店長のすぐ下のポジションで、フロアのマネジメントをする役割、入り口に立ってお客様に第一対応をして、全部コントロールする係なんですが、それに取り組んでおります。一番、上まで上がったというのもあれですが、先ほどのブラジル人の女の子は、ずっとソフトバンクで契約社員をやってきて、この会社に入って、フロアマネジメントの役もやって、課の主任になりましたので、そこまでの道というのは、もちろん可能性がありますし、そろそろ外国人の店長なんかも出てくるんじゃないかなと思っております。
 ほかの代理店さんでは、ネパール人のマネジャーさんがいるなんていう話も聞いているので、そういうところも含めて、そういうスタッフは出てくるんじゃないかなと思っております。

○佐野委員
 私たちもスマホショップとか行くと、すごく言葉遣いが丁寧で、独特の言い回しとか、接客がありますよね。それは日本語検定というより、社員教育の中で、学ぶんでしょうか。

○藤政人氏
 はい、せりふを何回も覚えるみたいな。これは日本人もそうなんですけれども、日本人の高卒、短大、専門学校、四大、たまに大学院もいますが、全部一遍に研修スタートしますので、いろいろなレベルがあるんです。新卒の場合ですと、全日空の元客室乗務員のインストラクターを呼んで、ビジネスマナー研修から始めるんですね。これは3日間あるんですけれども、元CAさんが来て指導して、言葉遣いとか、マナーを一から見直すことからやるので、そこがやっぱり、外国人にとっては難しいところですし、今までやってきたアルバイトよりもワンランク上のサービスが学べるので、それはすごく逆に楽しい、勉強になりますというふうには言ってくれています。言葉遣いに関しては、「いらっしゃいませ」「どうぞこちらにおかけくださいませ」「本日はどのような御用件でいらっしゃいましたでしょうか」みたいなところも、全部ロールプレイングをしてきますので、そういうところで覚えていくのかなと思っております。

○佐野委員
 日本人でも尊敬語、丁寧語、謙譲語などを駆使するし、マニュアルというのはすごく理解しづらいじゃないですか。すごいなと思いました。
 あと最後に1点、現地で採用するときに、本人負担もあるんでしょうか。技能実習生だと、ベトナムなどでは、本人が100万円とか渡航費を出して、こっちへ来ますよね。

○藤政人氏
 特に来るだけの負担になっていますので、それ以外の費用は一切いただいておりません。

○佐野委員
 採用会社に本人も払って登録するんでしょうか。

○藤政人氏
 そうですね。採用会社には、ある程度のお金、たしか、30万円ぐらい払っているような話は聞きました。我々も採用会社にお金を支払うので、採用会社はもうかりますね。

○佐野委員
 やっぱり、あっせん業者が中に立たないと、今のところはなかなかシステムが進まないというか。

○藤政人氏
 この仕組みをそのまままねできるんじゃないかみたいな話もあって、例えば、台湾の国立大学出身の子に、友達紹介してくれと言えば、それで大丈夫なんです。ですが、ちょっとやっぱり、そこまでは話が進まなかったですね。なので、あっせん業者に入ってもらって、ある程度、責任を分散させるというか。実際に入社しなかったら、全額返ってくるとか、1カ月以内が何十%とか、返金制度もありますので、そのあたりは信用しながらやっている感じです。

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