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委員会会議録

委員会補足文書

開催別議員別委員会別検索用


令和6年1月子どもの孤立対策特別委員会
委員間討議の開始、委員間討議の終了 【 討議 】 発言日: 01/15/2024 会派名:


○鳥澤委員長
 これより、調査報告書の作成に向けた委員間討議を行います。
 前回までの委員会におきまして、各委員の皆様、参考人から頂いた御意見等を踏まえまして、正副委員長で取りまとめをさせていただいたところでございます。皆様には、様々な方向性を決めた中で、それぞれの建設的な御意見を賜りましたことも重ねてお礼申し上げる次第でございます。
 本日は、まず私から、皆様のお手元に配付させていただきました報告書案の内容説明をいたしまして、その後、委員の皆様から御意見を頂き、最終の調査報告書を取りまとめていきたいと思っております。
 それでは、皆様のお手元、タブレットを開いていただきまして、資料1を御覧いただきたいと思います。
 まず1ページ目に調査の概要、委員会の運営方針、そして調査の観点が記載してございます。
 2ページから11ページにつきましては、第2回の委員会で調査いたしました関係部局の取組状況が、担当部署ごとに記載されているところでございます。
 12ページから16ページにつきましては、9月に行いました先進地調査の概要が記載してございます。このときも委員の皆様には、それぞれのお立場の中で御意見を頂き、そして質問を深めていただきまして、大変感謝しているところであります。
 17ページから28ページにつきましては、第3回及び第4回の委員会で行いました参考人からの意見聴取の概要が記載してございます。
 そして、これらの調査結果、委員間討議の結果を踏まえた当委員会としての提言は、御覧いただきます29ページからの記載となります。
 提言(案)につきましては、大きく6つの項目で構成されています。
 まず、提言1としまして、「全ての子どもを取り残さない仕組みの構築」、次に、提言2といたしまして、「ヤングケアラーへの支援」、次に、提言3としまして、「不登校、いじめに悩む子どもへの支援」、次に、提言4といたしまして、「外国にルーツを持つ子どもへの支援」、次に、提言5として、「専門職、支援者の養成・確保の推進」、最後に提言6としまして、「社会全体で子育てや家庭教育を支援していく体制の整備」ということで、最終的に提言としての取りまとめをさせていただきたいと思っています。
 最後に資料編でございますけれども、皆様にもこの意見の集約、また御提言を頂く上で、資料として添付いたしました。これが36ページの別表1の委員会の活動状況、そして一番最後、37ページに別表2の委員名簿を添付してございます。
 なお、29ページからの提言部分につきましては、資料2として報告書から抜粋しましたので、そちらも御活用いただきたいと思っております。
 ここまで各委員の皆様に大変御尽力を賜り、御指導を賜りました。それでは、まず最初に報告書の提言部分につきまして、御意見等ございましたら、御発言願います。いかがでしょうか。よろしいでしょうか。
(「なし」と言う者あり)
 提言部分については、皆様から事前に正副委員長のほうでお尋ねをして、意見の集約を今日まで積み重ねていただいたところで、各委員の皆様の思いや、そして提言内容については盛り込んだつもりでございます。
 それでは、ほかにこの報告書全体につきまして、何か御意見等ございましたらお願いします。よろしいですか。

○佐野委員
 今、もう一度確認しますと、提言部分は、もう意見を言ったということで、今回は提言についての意見は言えないということでしょうか。

○鳥澤委員長
 もしあれば、言っていただいて、構いません。

○佐野委員
 いいですか。
 すみません。自分の準備不足で、事前に提案ができなかったので、全部取り入れるということではないのですが、少し自分の意見も言わせていただいて、可能な限り協議というか、委員の中で共有していただければと思います。

○鳥澤委員長
 提言書についてということでよろしいですか。

○佐野委員
 提言です。

○鳥澤委員長
 承ります。どうぞ。

○佐野委員
 あくまでも個人的な感想や意見ですので、参考までに聞いていただければと思います。
 最初の提言1の(2)の組織の設置ということで、その組織というのは相談窓口の設置と取れるのですが、もう少し大きい意味での組織、国のこども家庭庁が内閣府にできましたよね。県はそれに対応する組織がないものですから、教育委員会に行ったり、こども家庭課に行ったり、福祉関係に行ったりしているので、県の中でも、組織の設置、組織の改定というか、そういう子供の孤立対策に取り組む組織、部署の設置ということを提言書に入れる必要があるのではないかと思います。組織のことは、後のほうにも幾つか教育分野と福祉分野の連携など出てきますけれども、少し大きい提言にはなりますが、県でできることは、こども家庭庁に呼応する県の組織が必要ではないかと思いました。
 次に、提言4の(1)です。

○鳥澤委員長
 多分野連携の推進というところでよろしいですか。

○佐野委員
 はい。様々な行政分野にわたる問題というような、多分野で連携を推進するという意図で書かれている項目なので、大変必要だと思うのですが、その中で教育、福祉、医療等の様々な行政分野にわたるという文言はあるのですが、もう少し広げて、企業の責任、産業界の責任というか、そういうことにも言及すべきではないかと思いました。ですので、また就業支援にも関わりますが、行く行くは日本の産業の担い手ともなりますし、また、日本の産業を支えるために来ている外国籍の子たちなので、企業・産業分野も連携してという視点を入れる必要があると思いました。
 そして、その次の若者の就業支援ですが、結局、日本語が理解できないので仕事に就けないということが大きな原因になっています。ですので、就業支援のところに最低限度の日本語を身につけて、日本語を習得して社会に送り出すというような、目的をはっきりとした文言を入れるといいと思いました。
 あと、少し細かいことですが、提言5の(4)の行政職員の専門性の向上のところで、多文化共生の科目を積極的に取り入れていくべきとあります。多文化共生はすごく必要だと思うのですが、この提言5は、全体の専門性の向上という意味なので、広く子供たちの、ヤングケアラーや子供の心の問題を含めての専門性を向上すると取ったのですが、多文化共生の科目と限定してしまっているので、もう少し広く捉えるべきではないかという思いがしました。もし、多文化共生と書いた意図があったら、教えていただければと思います。
 また、提言1の(3)にスクリーニングの導入とありまして、ICTを使って一人一人の状況が分かるというお話を聞きましたよね。それですごくいいと思ったのですが、ほかのところでも、提言3の(5)のICTの活用も、ここも同じようなスクリーニングを使って、不登校にしても把握していくという意味かと思ったので、そこは少し重複しているという気がしました。それは感想ですので、入れていただく分にはいいのですが、全体的に少し人材の育成や、ICTの活用など、何回も重複しているという感を受けましたが、それは丁寧に書いたほうが分かりやすいので、そのことについては特に訂正しなくてもいいと思います。自分の感想です。

○鳥澤委員長
 分かりました。
 ほかに追加で御意見等はよろしいですか。
(「なし」と言う者あり)
 では今、9番委員から御提案を5点頂きましたが、その項目について、1個ずつやっていくと、時間的な都合がございますので、そのことについての御意見はよろしいでしょうか。
(「なし」と言う者あり)
 なければ、各委員の皆様からは9番委員からの関連項目の御意見、御発言はないようですので、内容につきましては、精査をいたしまして、御意見を頂いた5点について、正副委員長にお任せいただくことでよろしいでしょうか。
(「異議なし」と言う者あり)
 はい、ありがとうございます。では、そのようにさせていただきます。
 ほかに全体的な中で、御討議または御発言は、よろしいでしょうか。
(「なし」と言う者あり)
 では、提言について、それぞれ御意見はないということでございますので、1点、私どもから皆様方に御了解をいただきたいと思いますが、提言2の(3)、あるいは先ほど9番委員からもお話がございました提言5の専門職、支援者の養成・確保の推進のところで、養成と育成が混雑しており、全体的な文章の整合性を考えますと、養成と育成とそれぞれの意味を考えますと、この提言書では、養成に統一したほうがいいという見解をさせていただきたいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「異議なし」と言う者あり)
 はい、ありがとうございます。
 それぞれの意味合いから整合性を持った中で、全体的な文章を作ってまいりたいということでございます。では、そのようにさせていただきます。

 では、ほかに御意見はございませんので、この辺で委員間討議を終了いたしたいと思います。
 本日、9番委員からお話もございました5点について、これまで各委員から御意見、御指摘をいただきましたので、報告書の内容を修正、あるいは見直し等については、正副委員長にお任せいただくということで、再度確認ですが、よろしいでしょうか。
(「異議なし」と言う者あり)
 では、そのようにさせていただきます。
 正副委員長で取りまとめた報告書につきましては、2月上旬に、再度皆様方のところにお届けした後、当委員会の報告書として、2月定例会の開会日に議長に提出する予定でございます。そのような日程で事を運んでまいりたいと思います。
 また、2月定例会で調査報告書を議場配付の上、私から報告をする予定でございますので、その点についても御了承願います。
 私からは以上でありますが、委員の皆様から最終的に何かございますでしょうか。よろしいでしょうか。
(「なし」と言う者あり)
 それでは、以上をもちまして、当委員会に付託されました調査を終了することといたしますが、御異議ございませんでしょうか。
(「異議なし」と言う者あり)
 はい、ありがとうございます。
 それでは、当委員会は今日で最後となりますので、一言御挨拶をさせていただきます。
 子供の孤立に対しまして、県議会のメンバーの中からこうして縁を持って、この課題解決、あるいはまたその提言についての建設的な御意見を賜りましたこと、この1年間を、お支えによりまして何とかここまでこれましたことは、皆様方の不断の御努力をいただきましたことについて、心から厚くお礼を申し上げる次第でございます。
 この各委員の皆様、県議の皆様、それぞれの地域また委員会等で所属されるわけでございますけれども、この1年間を実践の場として、様々な御経験、そして意見を集約していただきましたので、それぞれのお立場の中で、将来に向かって、これから未来を担う子供たち、そして今置かれている様々な諸課題について、積極的にまたお取組いただきたいと思っているところでございます。
 皆様とこの1年間、共にさせていただきましたことを、心から大変厚くお礼を申し上げる次第でございます。これで委員長としての御挨拶とさせていただきます。1年間本当にありがとうございました。

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