本会議会議録
質問文書
令和6年9月定例会建設委員会 質疑・質問
![]() | 質疑・質問者: | 加畑 毅 議員 |
![]() | 質疑・質問日: | 10/03/2024 |
![]() | 会派名: | 自民改革会議 |
○加畑委員
一問一答方式でお願いします。
建設委員会説明資料(交通基盤部)の27ページになります。
建設業の働き方改革、担い手不足への対応について質問させていただきます。
繰越明許費あるいは債務負担行為の活用が建設業の働き方改革につながると私は思っております。特に下田・賀茂地区では主要産業が観光業ですが、なかなかこれが水物と言いますか天候によって左右されがちなので、正直言って公共工事の有無とは大きな影響があります。そのため主力産業の1つが公共工事と言っても過言ではないような状況にあります。働く環境が整っていくことの重要性にもつながりますので、ぜひとも目的とその効果について伺います。半分要望の色が強いのですが、質問という形で答弁をお願いします。
○新井経理課長
交通基盤部では、工事の計画・設計に関する諸条件の調整など当初予算編成後、やむを得ない事情変化によって年度内の完了が難しくなった事業のうち発注準備が整い直ちに入札等契約手続を実施できるものとして、本議会におきまして一般会計に27億8500万円の繰越明許費を計上しております。これによって早期の事業着手が可能となり、事業効果の早期発現と実繰越額の縮減が図られることになります。
なお、繰越しは年度をまたいだ施工を可能としまして、発注や工事完了の時期を分散させる効果がありますので、結果として発注、施工時期の平準化に大きく貢献しているところであります。
次に、債務負担行為ですが、施工時期の平準化と雨季前の工事完了を目的としたゼロ債務負担行為を今議会に計上しておりまして、このほかにも道路や海岸等の工事に係る債務負担行為の変更と追加を提案しているところでございます。これらもまた、年度をまたぐ工期での契約を可能とするものであることから、施工時期の偏りが是正され、年間を通じ切れ目のない発注、施工が進む効果があります。
発注、施工時期の平準化が進みますと年間を通じて均等に工事量が分散され、建設業従事者の方々の負担を軽減できるほか雇用の安定性も向上し、離職率の低下や技術力の向上にもつながりますので、今後ともこういった債務を積極的に活用するとともに、繰越しの意義や必要性についても理解を求めていきたいと考えているところでございます。
○加畑委員
詳細な説明ありがとうございました。
森本交通基盤部長からもコメントを頂きたいのですが、今説明があったとおりにいけば安心して雇用が確保できると思うのですが、下田地域に在籍した経験も踏まえまして、今後どうやって取り組んでいくかコメントをお願いします。
○森本交通基盤部長
初めに9番委員からお話があったとおり、建設産業は地域の守り手として非常に重要な役割を果たしております。
まず行政側でしっかりと予算を確保していきますが、実際それを施工している建設関連企業が持続可能であることが非常に重要だと思っております。そうした中、総合的な対策として、新井経理課長から説明があった発注、施工時期の平準化だけではなく、働き方改革や給料等の待遇改善につながる生産性の向上が重要となります。また魅力的な業界であるために、交通基盤部で行っているどぼくらぶもそうですが、若い方が夢を持って働いてもらうことが地元に帰ってきて仕事ができることにもつながると思いますので、いろいろな担い手確保のための取組も重要と考えております。公共事業を継続していくことが、安全・安心な地域とするためにも重要だと思っておりますので、あらゆる面から積極的に取り組んでまいりたいと思います。
○加畑委員
ありがとうございます。よろしくお願いします。
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