本会議会議録


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令和7年2月定例会厚生委員会 質疑・質問
質疑・質問者:山田 新 議員
質疑・質問日:03/06/2025
会派名:ふじのくに県民クラブ


○山田委員
 分割質問方式で5つ質問させていただきます。
 先ほど6番委員からも質問があった項目で12月定例会の質問のフォローになるのですが、男性の育児休業取得手当を手取りで10割にするための施策です。12月定例会の際には申請がまだ予算に達していなくて、1500万円あるうちの約200万円が申請されているとの御回答だったと思うのですが、2月末時点でどのくらいの予算が使われたのか、申請されたかをまず質問させてください。

 次に、6番委員と項目は一緒ですが議案第85号の権利の放棄についてです。内容だけを見ると、この会社は悪意を持って会社を破産させて逃げようとしたのではないかと思われるのですが、どのように捉えているのかをお聞きします。

○松本こども未来課長
 今年度の男性育児休業応援手当については、令和7年度2月末時点での申請状況は173件でうち145件について約480万円の支給を終えている状況でございます。

○加藤介護保険課長
 議案第85号の権利の放棄につきまして、御説明いたします。
 今回の債務者でございますが、基本的には法人破産は原則として代表者の責任は問われないものと認識しておりまして、今回につきましては経営状況等々を鑑みて悪意はなかったものとして対応したところでございます。

○山田委員
 最初に、男性の育児休業取得ですけれども、予算が1500万円のうち支給が480万円でまだまだ枠が余っています。3月末までの申請でそれほど時間が残っていないかと思っております。
 令和7年度も期間を延ばし、同じ施策をやると思いますので、予算が余ることがないように来年度は周知が必要だと思っています。すごくいい施策だと思っていますので、県民の方に分かってもらうようにしていただければと思います。

 次に、議案第85号ですが、この流れを見るに明らかに善意ではなくて、会社を潰して逃げ切ろうとの意図が見えてくるのですけれども、会社の経営状態がまずくて払えなくなったのであれば破産してそれ以上請求できませんでしたでいいと思うのですが、悪意を持ってこられた場合にそれ以上こちらは請求できないのであれば問題かと思っております。法律上も悪意を持っているのであれば代表者に対しても請求できると思うんです。所官の経営管理部と連携してしっかりと追及していただければと思います。同じことがもう一回あったときに同じような結果になってしまってはと思いますので工夫していただきたいです。

 1月にがんセンターを視察させていただき医療のクオリティーについては現役の医師から静岡県のがん治療についてやられていることは確認できたのですけれども、経営との両立が一番大事かなと思っております。
 視察の際にお話し頂いた方は現役の医師や医師出身の方が多かったので、経営のスペシャリストや数字に強い方は必ずしもいなかったところです。医師目線ですと、この機材が必要との話になってしまうのでブレーキをかける人が必要かと思います。そういう方がまだまだいない印象を受けました。
総務省の地方財政対策で病院事業債と新しく医療経営人材養成研修をして今度医療の経営に強い人を作っていくことを始められるのを見たのですけれども、経営人材の育成についてどのような考えを持っているか教えてください。

 次に、健康福祉部関係ですが今度新設されるこども若者政策部長は子供部門を全て担当する部長になるかと思いますが、障害をお持ちの方に対してはこども若者政策部長の所管なのかどうかまずお聞きします。

 次に、現状の出会いサポートセンターの男性と女性のユーザー数を教えてください。

○鈴木がんセンター局マネジメントセンター長兼経営努力室長
 当センターに限らず、医療機関を取り巻く環境は非常に厳しさを増しております。7番委員御指摘のとおり医師、事務方限らず経営に関わる者がより専門的なマネジメントの知識を身につけることは今後ますます必要になるかと考えております。総務省がこのような事業が創設されていることは承知しております。当センターにとっても有用であると考えますので、詳細が分かりましたら積極的に取り入れていきたいと考えております。

○山下政策管理局長
 障害児については、これまでと同様に健康福祉部の障害者支援局が所管します。
 一方で、現在策定中のしずおかこども幸せプランは子供、若者に関する施策を一体としてまとめているものですので、それを推進するこども若者政策部長については関係する所属と連携しながら、取組を進めていくことになります。

○松本こども未来課長
 出会いサポートセンターの令和7年2月末時点での会員登録数ですが男性754名、女性373名の計1,127名となっています。

○山田委員
 がんセンターについてはよろしくお願いします。
 要望になりますけれども、こども若者政策部長については障害を持つ方も親御さんがいたり、子供や大人もいらっしゃいます。そういった親御さんを持つ障害の方に対しても部署間で壁ができたりしてはいけないので、例えば課長を兼任するといった横のつながりができるようにしてはどうかなというのが意見です。
 出会いサポートセンターですけれども、一般質問で我が会派の伊藤和子議員が最後に言われたユーザーの意見が実は私の意見です。ユーザーとして半年間いろいろ使って1つ思ったのは、女性が先ほど300人か400人いるところで、スマホで検索すると170人しか出なかったので質問したら、女性側も男性の年齢で対象を絞りますので選ばれなかったとの回答を受けまして納得しました。こういう事業はユーザー数が絶対的に必要だと思っています。
 今お話を聞いていると、県の登録者は1,000人ですけれども例えば民間のOmiaiというアプリを昨日調べていたんですが、日本全体で40万人がアクティブユーザーだったんですよ。日本全体で40万人で静岡県では大体3%ぐらいだと思いますので、1万2000人ぐらいだと思います。静岡県がやっている出会いサポートセンターは1,200人ぐらいだと思うので、まだまだ足りない印象です。民間は男性から大体月5,000円を取るのですが、女性は基本的に無料なんですね。出会いサポートセンターは2年間で1万6000円。民間は女性の絶対数が多いから月5,000円でも男性がたくさん入ってくるんですよね。まずは女性の母集団が一番重要になってくると思っています。そのためにも女性は無料など、いろんな施策をしていただいて会員数を獲得することが大事だと思っています。毎回御答弁でも言われていて大事さは分かってくれているとは思うのですけれども、せっかく実施している事業ですのでしっかりと結果が出るようにしていただきたいと思っております。私もユーザーとして見守りたいと思います。よろしくお願いします。

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