本会議会議録
質問文書
令和6年9月定例会産業委員会 質疑・質問
![]() | 質疑・質問者: | 天野 多美子 議員 |
![]() | 質疑・質問日: | 10/03/2024 |
![]() | 会派名: | 自民改革会議 |
○天野(多)委員
一問一答方式で質問します。
先ほどの9番委員の質問のつながりになりますが、ChaOIプロジェクトの推進事業に関してお伺いします。
先日の自民改革会議の代表質問への答弁の中で、静岡茶海外戦略展開支援事業について欧米をターゲットとした静岡茶の認知度を高める説明がありましたけれども、この事業の狙いと具体的な事業内容などについてお伺いします。
○佐田お茶振興課長
静岡茶の輸出拡大を図るために、海外での大規模展示会への出展を支援する静岡茶海外戦略展開支援事業をChaOIプロジェクトの推進事業に拡充することを今議会にお諮りしております。
海外では鹿児島県のお茶は茶産地として知っているバイヤーも多いのですが、静岡県は知名度が低いという課題がございます。
この事業の狙いは、海外展示会に静岡茶のエリアを設けて関係者が一丸となってPRを行い、日本の一大茶産地である静岡茶の認知度を高めることと、静岡茶の海外輸出を一層拡大するための大口商談の成立を目指しております。
事業内容としては、茶業関係団体及び産業支援機関等がコンソーシアムを組み海外の大規模展示会へ出展する取組を支援し、県内茶業者または流通業者の海外販路を拡大していきます。
具体的な出展先としては、日本からの最大緑茶輸出相手国である米国で来年3月に開催されるWorld Tea Expo 2025、EUにおけるお茶の流通拠点であるドイツで2月に開催される有機食品の展示会BIOFACH2025を想定しております。
○天野(多)委員
来年アメリカとドイツで展示会に参加されるとのことですが、参加企業や茶商をどのようにして決められたのか教えてください。
○佐田お茶振興課長
今議会で予算が成立しましたら、ChaOIプロジェクト事業としてコンソーシアムの募集をいたします。そのコンソーシアムが出展事業者を選定することを想定しております。
○天野(多)委員
ということは、まだ参加企業は決まっていないのでしょうか。
地域の人がみんな知らないということを聞きまして、どうなっているのと苦情に近いような質問を受けたものですから質問しました。
ちなみに、企業を決めるに当たって選定基準などはございますか。
○佐田お茶振興課長
コンソーシアムが出展事業者を決めると考えておりますので、特に県で指定はしておりませんが、出展ブースの出展料と装飾費等の2分の1を補助対象として助成することを想定しており、ある程度出展経験がある事業者が選定されると想定しております。
○天野(多)委員
次の質問に移ります。
新規就農に関してお伺いします。
静岡県では新規就農者が年間大体300人ぐらいいると聞きました。新規就農の仕方として大体半分は法人に就職されもう半分が独立されたりと伺っているのですが、もうちょっと具体的に内訳が出ていれば教えてください。
○尾崎農業ビジネス課長
新規就農者300人の内訳は後継者が28名、自立就農が101名、企業が12名、法人就職が172名となっております。
○天野(多)委員
就農に当たって必要になるのが農地です。自分も新規就農したことがあるので、農地が非常に手に入れにくかった経験があります。
そういう中で、自立で農業を始める方はどのような形で土地を手に入れられるのか教えてください。
○尾崎農業ビジネス課長
県ではがんばる新農業人支援事業を行っています。受入農家で約1年間研修して、その受入農家が研修生の農地を一緒に探していただく形で支援しております。
○天野(多)委員
事業の対象者に後継者は入らないのでしょうか。
○尾崎農業ビジネス課長
その中には後継者は入っておりません。
○天野(多)委員
がんばる新農業人支援事業で研修生として入った農家と一緒に探すとありましたが、実際使える農地がどんどん減っていて一旦農業を辞めてしまうとなかなか土地が使いにくい。特に静岡県はお茶やミカンが中心となっていますので、一旦耕作放棄地になった農地のお茶やミカンの木を撤去してというと、非常に使いにくくお金もかかってくると思います。そういったところの補助はあるのでしょうか。
○尾崎農業ビジネス課長
新規就農者育成総合対策事業費助成の中の経営発展支援事業において機械のリースへの補助を行っております。また経営開始支援としまして、経営開始資金を交付し月12万5000円を上限に年間150万円の支援も行っております。
○天野(多)委員
新規就農者育成総合対策事業については、後継者は対象となっていないと以前聞いたことがあります。後継者はそのまま土地とか全部あるからいいよねというイメージになりがちなんですけれども、例えばおじいちゃんがやっていたものをお孫さんが、お父さんが一回手放したものを子供さんが受け継ぐとなると、機械なども使えなくなっていたり土地も使えない状況になっていたりするのですが、後継者の場合は支援は受けられないのでしょうか。
○尾崎農業ビジネス課長
後継者も使うことは可能ですが、条件がありその条件を満たせば支援は可能になります。
○天野(多)委員
どんな条件でしょうか。
○尾崎農業ビジネス課長
これまで親がやっていた農業からさらに作物を増やすとか、発展したものという条件がクリアできれば対象になります。
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