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委員会会議録

質問文書

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令和6年2月定例会文化観光委員会 質疑・質問
質疑・質問者:遠藤 行洋 議員
質疑・質問日:03/07/2024
会派名:無所属


○遠藤委員
 よろしくお願いいたします。
 今年度この委員会で質問できるのも今日が最後になりました。聞きたいことはたくさんあるのですが、諸般の事情を考慮しまして絞って質問したいと思います。質問は一問一答方式でやります。
 まず、質問の前に意見からです。
 3番委員からも質問がありました障害者スポーツセンターの整備に向けた基本構想についてです。
 村松スポーツ・文化観光部長には一緒に東京都の障害者スポーツセンターに行ったときも基本構想をどうやってまとめようかなと言っておりましたが、短期間によくまとめ上げられたと思います。読ませていただきました。あとはこの構想に基づいて基本計画をしっかりと立てていただきたいなと思います。
 次に、駿河湾フェリーの経営改善戦略も事前に御説明頂きました。以前から駿河湾フェリーは個別にいろいろと協議させていただいて、赤字会社の経営立て直しなので難しいと思いますが、よく経営改善戦略を立てられたと思います。こういったものに対してはコンサルタントを活用したらとアドバイスもしたのですが、自力でつくったとのことでございました。本当に良く練られたと思います。
 ただ、収支予測も読みましたが、甘いかなと思いますので実際にこの予測になるよう頑張っていただきたいと思います。基本構想もこの改善戦略も本当によくまとめ上げたと思います。心から敬意と感謝を申し上げます。

 それでは、質問はスポーツ関係で3つです。
 まずは、文化観光委員会説明資料18ページにあるスポーツまちづくり事業費助成についてです。
スポーツを核とした先進的なまちづくりとは少し漠然としていて分からないです。例えばサッカーを中心としたまちづくりは、旧清水市や藤枝市がやってきましたが、先進的というよりも先駆的な取組だったわけです。先進的なまちづくりとは何を称して先進的というんでしょうか。小山町のモータースポーツは当てはまるのかということもあります。
 そこで、まず1点目、どのような取組を指すのか。次に2点目、支援先の市町には政令市も含まれるのかどうか。3点目、金額を見ますと1件当たり上限450万円で合計が1350万円ということで、割り算すると3件ですよね。この事業について周知をどのようにしていくのか。3点をお伺いします。

○小林スポーツ政策課長
 県では、スポーツがひいては人を元気にするということを生かし、地域と経済の活性化、移住定住の促進、住民の健康づくりなど地域の課題をスポーツを通じて解決することに取り組む市町を支援したいと考えています。この中で先進的とは、例えば新しいDXを使ったアプリの開発や今まであまり取り組んでこなかったスポーツを通じた取組、例えば沼津市のフェンシング、御殿場市の空手を通じた取組などを各地でやっていただけたらと思っています。
 次に、政令市については対象としてございません。
 本事業につきましては、各市町に周知するとともに、4月にある市町のスポーツ担当者向けの会議や企画担当課向けの会議を通じて周知していきたいと思っております。

○遠藤委員
 3点目はそういう認識で年間3件なのかな。

○小林スポーツ政策課長
 件数につきましては、7番委員おっしゃるとおり450万円が上限で3件程度と考えております。

○遠藤委員
 分かりました。市町への周知も含めて支援先が3件ですから、取組を厳選していただきたいと思います。説明を聞きましたが、いまだによく分かりません。またその推移を見ていきたいと思います。

 次に、説明資料19ページにある競技力向上対策事業費の女性スポーツ活動推進モデルについてです。
 これは多分県サッカー協会が主導している育成モデルに乗った形だと思うんです。間違えていたらごめんなさい。多分女子サッカーだけですよね。だから県サッカー協会も絡んでるんだろうなと思います。調べたら実績のある経験者1人を就任させるとのことですが、それにしては予算が大きく2億7000万ですよね。だから具体的にどういう事業なのか、どこに設置してどんな役割を担っていくのかですね。
 特に、女子に特化したユースダイレクターというのはあまり聞いたこともないので、全国でも珍しいケースですよね。初めてかもしれない。だから面白い取組だと思いますが、具体的にこのモデル事業のスキームについて説明していただければと思います。よろしくお願いします。

○大村スポーツ振興課長
 2億7060万円は競技力向上対策事業全体の予算となっております。説明が不十分なところがございまして申し訳ございません。別冊の令和6年度当初予算主要事業参考資料5ページを御覧頂きますと、女性スポーツ活動推進モデルにつきましては、令和6年度当初予算として1800万円を予定しているところです。
 それから、事業のスキームについて説明します。
 女子サッカー専属のユースダイレクターは、7番委員お見込みのとおり県サッカー協会に設置を想定しているところでございます。県サッカー界に関することですので、静岡県サッカー協会の女子委員会と連携して女子に特化した育成年代の責任者として今回女子サッカー専属のユースダイレクターには活動していただきたいと考えております。
 具体的には、キッズから高校生年代までの女子サッカーの活動全般を掌握し、各年代の連携を深めたり、選手育成、指導者養成、サッカー普及のための環境整備などを担っていただきたいと考えております。

○遠藤委員
 ありがとうございました。分かりました。
 静岡県はかつてはサッカー王国静岡と言われましたが、今はちょっと言えないです。ただ女子に関しては藤枝順心高校の活躍もありますから、女子サッカー王国と言ってもいいと思います。女子のサッカーのさらなる強化、それから将来的にはなでしこジャパンに入れるような選手の育成をぜひ頑張っていただきたいなと思います。

 最後の質問です。これは資料にはございません。
 川勝知事がロサンゼルス・ドジャースの開幕戦を草薙球場でやりたいと発言したことを村松スポーツ・文化観光部長は御存じですか。

○村松スポーツ・文化観光部長
 知事がドジャースを草薙球場にとのお話は直接聞いておりますし、またお正月明けのいろいろな経済界の懇談会等でも知事が初夢ですがという表現でそういったことを発言していたのを聞いております。

○遠藤委員
 1月5日の静岡商工会議所賀詞交歓会での発言です。1月5日には前日の1月4日のオンライン会議欠席のニュースで各マスコミは対応に追われておりましたので、ほとんどマスコミのフォローはされていません。ですから会場にマスコミもほとんどおりませんでした。もしかしたら1月4日のオンライン会議欠席がなければこれが結構大々的にマスコミに取り上げられ、県、ドジャース戦誘致へみたいな見出しが踊っていたかもしれないと思います。
 正確に一字一句たがわず知事の発言から関係する部分だけ紹介します。どのような形で述べられたのか。知事の発言です。知事の顔を思い浮かべながら聞いてください。
 私は、これは皆様方の御賛同を得られればと思いますが、草薙の球場、あそこは野球の聖地なんですね。沢村投手とベーブ・ルースが対決し、三振を取ったわけです。ベーブ・ルースを抜いたのは誰でしょうか。そうです、大谷翔平さんです。ですから何と今年のメジャーのですね、開幕戦が韓国で行われると。何でうちではないのかと私は思っておりまして、何とか大谷翔平さんがいるドジャースを静岡県に招きたいと思っています。そして、あそこの球場で投げていただいて。皆さん行かれましたでしょうか。ベーブ・ルースと沢村投手の銅像が建っているんですよ。野球の神様ベーブ・ルースを抜いたのは翔平さんです。それを抜いたんですから、あそこに銅像を建てたいと思うんですよ。野球の神様を抜いたこの選手がプレーするのは最高だと思うんですが、御賛同頂けますでしょうか。会場から大きな拍手。ありがとうございます。賛同多数として皆さんとともにここを野球の聖地にしていきたい。あの球場は野球の聖地としての存在価値がある。それをするのに一番効果的なのはドジャースの開幕戦を迎えること。岸田会頭何とぞ御尽力のほどよろしくお願い申し上げます。県としても野球ファンとともにそういうことが可能になるようにやっていきたい。御賛同賜りましてありがとうございました。
 場所はグランシップ大ホール・海、参加者は820人、立錐の余地もないぐらい静岡の経済界、財界の方がいました。そこで今のような発言をしたわけです。公の場で知事がこういう発言をした。これは立派な公約ですよ。12月定例会本会議におけるリニアの部分開業についての知事発言が、くらし・環境委員会で県の公式見解であるか尋ねられた際、くらし・環境部から議会で答弁したので、県の公式見解になると考えているとの答弁がありました。
 その論法からすると、この知事の発言は県としての公式見解だと取られても仕方ないと思うんですよ。では県がドジャース戦の誘致に向けてこれから動くのか。ドジャースが草薙球場に来て、大谷翔平選手が投げたらみんな応援しますよ。当委員会にだって反対する委員は誰もいないでしょう。だけど現実的に考えて無理です。
 私はスポーツの現場で仕事をしてきて思いますが、こういうスポーツのイベント、特に海外のチームを招いてというのはあり得ない話ですよ。私が言いたいのは、これは今日本人で一番有名な、人気のある大谷翔平選手の名前を使った政治利用だと思われても仕方がないと思う。
 今定例会でも、知事は何回も言っていますよ。常時公人、いついかなるときでも不適切な発言はしない。知事としての職責の重みを十分感じながら言動には細心の注意をする。1月5日の発言はどこが重みのあるものですかね。本会議でも1番委員が質問の中で地価が上がりますよなんて悪徳不動産のようなことをいうのはどうかと発言されました。これだってそうですよ。820人の前でできもしないことを言ってそこにいる人たちを喜ばせて、そして大谷翔平選手の名前を政治利用する。
 私はこれまでずっとスポーツを仕事としてやってきており、こういった発言を公の場でするのは本当に許せない。ここで村松スポーツ・文化観光部長には答弁を求めません。答えようがありませんからね。こういったことがもう今までも再三再四あるわけです。こういった軽い発言をして、もし新聞に県、ドジャース戦誘致へなんて書かれたら村松スポーツ・文化観光部長、どうするんですか。はっきり言って迷惑ですよね。だってそんなことできるわけないですから。
 ですから、これからはこういうことにしっかりと目を光らせて、二度と軽はずみに、もう皆さんが喜ぶようなそういうことを言わないように皆さんで知事に対して諫言していただけたらと思います。
 やはり村松スポーツ・文化観光部長に答弁頂きたいと思います。よろしくお願いします。

○村松スポーツ・文化観光部長
 私も1月5日にグランシップにいた820名の1人でございまして、7番委員御指摘の発言をきちんと聞いておりました。今おっしゃられたとおりの発言だったと認識しております。それが政治利用かどうかという点は、いろいろと捉え方があると思いますので答弁いたしませんが、この件についてはほかのところでも知事が少しお話してるのも事実でございます。
 そんな中で、大谷選手、ドジャースと言っていますが、過去にアメリカの大リーグは日本に来て試合をやっています。これは7番委員も御承知かと思います。ですので県も過去にどこでどういう形でやっているか、誰が主催者なのか等調べております。客観的事実として明らかなのは、全てドーム球場で行っていることです。
 そういった意味では、7番委員御指摘の知事の提案については、スポーツ・文化観光部としても実は知事から受けており、きちんと調べ、過去はこういった状況でやっています、仮にもし草薙球場でやるとしたらこういった点などが課題になりますのでクリアしないとなかなか難しいなどと知事とはコミュニケーションを取ってやっております。いろいろと御心配をかけておりますが、当部としてもしっかり対処していこうと考えております。

○遠藤委員
 ありがとうございました。答弁を聞いて少し安心しました。私もずっとスポーツをやってきており、スポーツ政策、スポーツへの施策というのは県議会議員としてもある種ライフワークだと思っております。これからも皆さんと力を合わせてスポーツで本県を元気にしていきたいと思いますので、ぜひとも御指導、御鞭撻を賜りながら精いっぱい頑張ります。どうぞよろしくお願いいたします。どうもありがとうございました。

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