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令和6年決算特別委員会文化観光分科会
決算等の説明 【 当局側説明 】 発言日: 10/29/2024 会派名:


○都築スポーツ・文化観光部長
 おはようございます。スポーツ・文化観光部長の都築でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
 それでは、令和5年度のスポーツ・文化観光部関係の主要な施策の成果及び予算の執行実績について説明いたします。
 まず、001決算資料フォルダ内の資料番号05静岡県歳入歳出決算書を御覧ください。
 スポーツ・文化観光部の令和5年度一般会計の歳出につきましては、附144ページ第6款スポーツ・文化観光費、附232ページ第11款教育費のうち第1項総合教育費、附242ページ第6項大学費のうち第1目県立大学・文化芸術大学費、附244ページ第10項私学振興費、附258ページ第12款災害対策費のうち第1項観光施設災害復旧費、第2項空港施設災害復旧費であります。
 続いて、令和5年度の主要施策の成果について説明いたします。
 文化観光分科会フォルダ内の資料番号01主要な施策の成果及び予算の執行実績についての説明書6ページを御覧ください。
 初めに、主要施策の総括についてであります。
 1主要施策の目的を御覧ください。
 スポーツ・文化観光部では、全ての人々が能力を発揮して活躍できる環境を整備するため総合教育会議等を運営したほか、人づくりの推進、私立学校における魅力ある学校づくりの支援、魅力ある高等教育、学術の振興を図る施策を展開しました。
 また、国内外との活発な交流の中で本県の魅力を幅広く発信し世界の人々が憧れる地域づくりを進めるため、文化振興や富士山に関する総合的な取組に加え観光交流、スポーツ交流、富士山静岡空港の利活用など交流人口の拡大に向けた施策のほか、障害に対する理解と相互交流の促進のため障害者スポーツと文化芸術活動の振興を図る施策を展開しました。
 次に、2主要施策の実施状況及び評価と課題についてであります。
 (1)安心して暮らせる医療・福祉の充実、障害のある人が分け隔てられない共生社会の実現を御覧ください。
 スポーツ活動を通じて障害のある人の自立と社会参加を促進するため、障害者スポーツ応援隊による普及啓発や県障害者スポーツ大会等を実施しました。
 また、障害のある人に文化芸術活動の機会を提供するとともに、障害への理解、関心を高めることを目的に障害者芸術祭を開催したほか、ふじのくに障害者芸術ポータルサイトFindartを運営しました。
 次に、(2)子どもが健やかに学び育つ社会の形成のうちア結婚の希望をかなえ、安心して出産・子育てができる環境づくりについてであります。
 幼児期の教育は、人格形成の基礎を培う重要なものであることから、7ページに移りまして、私立幼稚園の自主性や独自性を生かして実施した教員の資質向上や幼小連携の促進に向けた取組を支援したほか、私立幼稚園における人材の確保、定着を促進するため教員の給与改善に係る経費に対して助成しました。
 イすべての子どもが大切にされる社会づくりにつきましては、本県の高校生の37%を占める私立高校への進学希望者の就学環境を整え子育て家庭の経済的負担の軽減を図るため、私立学校における授業料の減免等を支援しました。
 次に、(3)才徳兼備の人づくりについてであります。
 ア文武芸三道鼎立の学びの場づくりにつきましては、地域ぐるみ、社会総がかりの教育の推進のため、総合教育会議、地域自立のための「人づくり・学校づくり」実践委員会及び才徳兼備の人づくり小委員会を開催するとともに、令和4年3月に策定した県教育振興基本計画の進捗状況について令和5年度の取組状況及び令和6年度以降の取組方針を整備した評価書を取りまとめました。
 また、人づくりの実践活動を促進するため、8ページに移りまして、人づくり推進員が子育て、人づくりに係る助言等を行う地域懇談会開催の働きかけや人づくり推進員のための研修や広報を実施したほか、私立学校におけるいじめ、不登校等の対策強化のためスクールカウンセラーの配置等の取組に対して助成しました。
 イ次代を担うグローバル人材の育成につきましては、日本人学生の海外留学を推進するためふじのくに海外留学応援フェアの開催やふじのくに留学応援奨学金を活用した産学官連携による支援に取り組んだほか、ふじのくに地域・大学コンソーシアムにおける現地人材による海外での留学説明会の開催やデジタルを活用した留学生向けの就職促進プログラムの構築により留学生の獲得と定着の強化を図りました。
 9ページに移りまして、静岡県立大学及び静岡文化芸術大学がそれぞれの強みを生かした質の高い教育・研究活動を展開していくため財政支援を行ったほか、高等教育機関の教育・研究機能の充実とその成果の地域還元を図るため、ふじのくに地域・大学コンソーシアムへの支援を通じ、大学間及び大学、地域との連携強化に取り組みました。
 次に、(4)誰もが活躍できる社会の実現、活躍しやすい環境の整備と働き方改革についてであります。
 障害のある人の自己実現や社会参加、生活向上を図るため、県障害者スポーツ大会やスポーツ教室を開催するなどスポーツに触れ合う機会や親しむ機会を提供したほか、活動を支える環境を整える指導員の養成に取り組みました。
 また、障害のある人の文化芸術活動やその支援者等を支援するため、県障害者文化芸術活動支援センター「みらーと」の運営や企業等が障害のある人の作品を有償で借り受け作者に還元するまちじゅうアートに取り組みました。
 次に、(5)富をつくる産業の展開についてであります。
 アDXによる産業構造の改革につきましては、多様化する旅行ニーズに的確に対応するため、観光デジタル情報プラットフォームの機能向上を図り、旅行者への効果的な情報提供や収集した旅行者データ等の利活用を推進しました。
 イ地域主導型の経済政策の推進につきましては、土肥と佐渡を結ぶ海路と高速道路のルートを黄金KAIDOと位置づけ、中央日本4県との相互交流の活性化を図りました。
 10ページに移りまして、ウ、リーディングセクターによる経済の牽引につきましては、本県の魅力で幸せと感動を呼ぶ観光サービスの創出を促進するため、自然、食、歴史文化などの多彩な観光資源を活用し、テーマ性を持った感動体験ツーリズムを推進しました。
 また、観光需要を的確に取り込み地域経済の活性化を図るため、観光地域づくり法人、DMOの連携強化や観光人材の育成、資質向上に取り組みました。
 次に、(6)多彩なライフスタイルの提案についてであります。
 ア魅力的な生活空間の創出につきましては、食と食文化を生かした新たな観光サービスを創出するため、コーディネーターの配置や屋外等で有名な料理人等がその日限りの特別な料理を振る舞うプレミアムダイニング等を通じて、本県が有する多彩で高品質な食材と文化観光資源を生かしたガストロノミーツーリズムを推進しました。
 イ人の流れの呼び込みにつきましては、県内への来訪や滞在の一層の促進を図るため、自然など本県の魅力ある観光資源を活用したグリーンツーリズムを推進しました。
 次に、(7)地域の価値を高める交通ネットワークの充実、世界に開かれた玄関口の機能強化につきましては、富士山静岡空港の国内線、国際線定期路線の維持拡大を図るため、航空会社に対する運行支援を実施するとともに、航空需要の回復と多様な交流機会の再興に向け運営権者や富士山静岡空港利用促進協議会と連携し団体、個人、ビジネス、教育などターゲットに応じた利用促進などに取り組みました。
 また、多様な交流とにぎわいの拠点化に向け運営権者や空港西側県有地に関心を示した民間事業者と意見交換を行いました。
 11ページに移りまして、富士山静岡空港の脱炭素化を推進するため県、運営権者、航空会社等で構成する空港脱炭素推進協議会において協議、調整等を重ね空港脱炭素化推進計画を作成しました。
 次に、(8)ふじのくにの魅力の向上と発信であります。
 ア、スポーツの聖地づくりにつきましては、国内外から憧れを呼ぶスポーツの聖地を実現するため、スポーツによる健康づくりの推進、スポーツ文化の醸成とスポーツを通じた共生社会の実現、地域特性を生かしたスポーツによる地域と経済の活性化の3本の柱により施策を推進しました。
 スポーツによる健康づくりの推進につきましては、高齢化社会における県民の健康づくりや地域の交流促進のため、スポーツイベントや高齢者、幼児を対象とした教室などを開催しました。
 スポーツ文化の醸成とスポーツを通じた共生社会の実現につきましては、パリ2024オリンピック・パラリンピック出場候補選手や各競技団体の強化活動への支援を行ったほか、静岡県パラスポーツ推進協議会の提言を受け令和5年8月にふじのくにパラスポーツ推進コンソーシアムを設立し、官民連携してパラスポーツの環境整備の促進や普及、広報などパラスポーツの推進を図りました。
 地域特性を生かしたスポーツによる地域と経済の活性化につきましては、大規模国際大会のレガシー施設である日本サイクルスポーツセンターで自転車競技のレガシー大会や地域住民の健康づくり事業の開催、小笠山総合運動公園エコパでの合宿誘致など地域スポーツコミッションによるモデル事業に取り組みました。
 また、12ページに移りまして、令和5年4月に県域を対象としたスポーツ大会、合宿誘致を行うスポーツコミッションShizuokaを立ち上げ、推進戦略の策定やウェブサイトの構築などスポーツを核とした地域づくりに取り組みました。
 イ文化芸術の振興につきましては、東アジア文化都市2023静岡県の下、多彩な文化芸術イベントを展開し本県の魅力を広くアピールしたほか、アーツカウンシルしずおかによる地域資源の活用や社会課題への対応を図る住民主体の創造的な活動を支援するとともに、ふじのくに芸術祭2023を開催し広く県民に芸術作品の発表や鑑賞機会を提供しました。
 また、県立美術館や地球環境史ミュージアムの展示や体験型講座、グランシップにおける公演やSPACによる舞台芸術の公演など県民が文化芸術に触れる機会や、子ども向けの芸術鑑賞や体験の機会を拡大する取組など文化芸術を振興する仕組みの充実に取り組みました。
 世界遺産富士山につきましては、ユネスコ世界遺産センターへ提出した保全状況報告書に基づき適切な保存管理及び顕著な普遍的価値を後世へ継承する取組を進めるとともに、安全で快適な富士登山のため登山道の混雑箇所への安全誘導員の配置など安全対策に関する取組を行ったほか、13ページに移りまして、富士山世界遺産センターでは富士山に関する調査研究や企画展、常設展示などによる情報発信を行いました。
 文化財の保存活用につきましては、静岡県文化財保存活用大綱で目指す県民総がかりでの文化財の保存と活用を計画的に推進するため、市町の文化財保存活用地域計画の作成支援のほか、文化財の指定、修繕費等の助成やしずおか遺産制度等による文化財の効果的な活用の推進、ふじのくに文化財保存・活用推進団体の認定、表彰等に取り組みました。
 また、県民に身近に文化財に触れる機会を提供するため、市町や文化財所有者、保護団体の協力を得ながらふじのくに文化財オータムフェアやふじのくに民俗芸能フェスティバルを実施しました。
 静岡県埋蔵文化財センターにおいては、国、県の開発事業に伴う発掘調査を実施するとともに、文化財に誇りと愛着を持つ県民意識を醸成するため文化財の展示、講演会や体験学習などの学びの場を提供しました。
 14ページを御覧ください。
 (9)世界の人々との交流の拡大、世界クラスの資源を生かした観光交流の拡大についてであります。
 令和5年度の本県の観光交流客数は1億3960万人で、前年度比111.8%、平成31年度、令和元年度比94.9%であり、県内旅行消費額は7890億円となりました。
 本県が誇る食と食文化に触れるガストロノミーツーリズムや、大河ドラマの放送を契機とした歴史文化資源を活用した旅行商品造成などテーマ性を持った誘客促進に取り組んだほか、水際対策の緩和後急速に回復しつつあるインバウンド需要を本県に取り込むため、本県を目的地とする団体ツアーを催行する海外の旅行会社に対する支援金の交付や海外のインフルエンサーによる情報発信等を行いました。
 また、観光業における人手不足の解消を図るため、民間サイトを活用した繁忙期の人材確保や求職者と宿泊事業者のマッチングに取り組みました。
 続いて、スポーツ・文化観光部の主要な施策について説明いたします。
 15ページを御覧ください。
 政策管理局についてであります。
 部内の人事、予算、経理など施策の円滑な運営を図るほか、関係各課と連携を図りスポーツ・文化観光施策の企画調整、広報計画の取りまとめ、総合計画等の進捗管理を行いました。
 V企画政策課の2(2)東静岡周辺地区整備関係につきましては、東静岡駅南北が一体となった駅周辺地区の整備を目指し、南口県有地のさらなる活用を図るため静岡市との県・市連絡調整会議により情報共有や調整等を行ったほか、16ページに移りまして、静岡県立大学と連携しにぎわいの創出につなげるイベントを実施しました。
 17ページを御覧ください。
 スポーツ局についてです。
 まず、スポーツ政策課であります。
 2(1)サイクルスポーツの聖地の実現に向けた取組につきましては、サイクルスポーツの聖地創造会議の意見を踏まえながら第2次静岡県自転車活用推進計画に基づきサイクルスポーツ施策を推進しました。
 20ページを御覧ください。
 (3)大規模国際スポーツ大会のレガシーを活用したスポーツによる交流の促進につきましては、東京2020オリンピック・パラリンピック大会やラグビーワールドカップ2019日本大会の成果を後世に継承すべく、自転車競技のレガシー大会やラグビー全国中学生大会の開催、支援等を行いました。
 21ページを御覧ください。
 (4)スポーツコミッションによるスポーツ交流推進体制の整備につきましては、国内外に向けた本県スポーツの魅力発信や地域資源を活用したスポーツ交流を推進したほか、県域を対象としたスポーツ大会、合宿の開催調整等を行うスポーツコミッションShizuokaを令和5年4月に設立し、22ページに移りまして、スポーツコミッションShizuoka推進戦略の策定やウェブサイトの構築などスポーツを核とした地域づくりに取り組みました。
 また、24ページから25ページにありますとおり、大規模国際大会のレガシー施設である日本サイクルスポーツセンターと小笠山総合運動公園エコパを活用するため、スポーツコミッションによるモデル事業を展開しました。
 29ページを御覧ください。
 次に、スポーツ振興課であります。
 2(1)幼児から高齢者まで幅広い世代にわたる生涯スポーツの振興につきましては、しずおかスポーツフェスティバルや県民スポーツレクリエーション祭など誰でも参加できるスポーツイベントの開催のほか、30ページに移りまして、生涯スポーツの全県展開に向けスポーツ・レクリエーション推進検討会議を開催し、関係団体や市町との連携強化に取り組みました。
 31ページを御覧ください。
 (3)トップアスリートの活躍によるスポーツへの関心喚起と理解促進につきましては、国際大会や国民体育大会をはじめとする各種全国大会において、トップアスリートやジュニア選手の育成強化に対する助成を行うなど本県の競技力向上に向けた取組を行いました。
 32ページを御覧ください。
 (5)障害の有無にかかわらないスポーツ振興につきましては、34ページに移りまして、パラスポーツの振興を図るためのコンソーシアムを設立し環境整備、アスリート強化、裾野拡大に取り組んだほか、パラスポーツに関する相談、情報を一元化するため令和5年11月に県総合社会福祉会館にパラスポーツ情報センターを設置しました。
 37ページを御覧ください。
 次に、文化局についてであります。
 まず、文化政策課であります。
 2(1)世界に誇れるしずおかの文化芸術の振興につきましては、東アジア文化都市として中国、韓国の選定都市との交流を図ったほか、年間を通じて本県の多彩な文化芸術イベントを展開し本県の魅力を広くアピールしました。
 また、39ページに移りまして、地域連携プログラムとして地域活性化や観光振興につながるイベントを開催する市町や民間団体に対する支援を行いました。
 56ページを御覧ください。
 次に、文化財課であります。
 58ページのエ文化財行政費につきましては、県文化財保護審議会において新たに3件の文化財を県指定文化財に指定し、貴重な文化財の保護に努めました。
 また、60ページに移りまして、(エ)しずおか遺産の活用推進につきましては、有形、無形の文化財を地域の魅力振興に生かすしずおか遺産を新たに2件認定しました。
 69ページを御覧ください。
 富士山世界遺産課であります。
 2(1)富士山の適切な保存管理につきましては、富士登山における安全対策としてSNSにより気象情報や登山道の状況などの安全情報を提供するとともに、遭難防止啓発動画の制作及び配信、登山道の混雑箇所への安全誘導員の配置などの安全対策を実施しました。
 また、70ページに移りまして、県内関係者が富士登山の課題を整理、共有し解決策を検討することを目的に静岡県安全快適な富士登山推進会議を設置しました。
 79ページを御覧ください。
 総合教育局についてであります。
 まず、総合教育課であります。
 2(1)社会全体の意見を反映した教育行政の推進につきましては、総合教育会議を開催し知事と教育委員会が本県教育の課題等について協議したほか、81ページに移りまして、(イ)県教育振興基本計画の推進にあるとおり、静岡県教育振興基本計画の進捗状況について外部有識者の意見を踏まえ評価書を取りまとめました。
 87ページを御覧ください。
 大学課についてであります。
 88ページの(ウ)大学のグローバル化を支援する体制強化につきましては、県内高等教育機関が一丸となってグローバル人材の育成に取り組むふじのくに大学グローバル化プロジェクトを実施するため、ふじのくに地域・大学コンソーシアムに専門人材を配置し、県内外の日本語学校の留学生を対象に県内大学への進学フェアを2回開催するなど留学生の獲得に向けた広報活動を行いました。
 95ページを御覧ください。
 私学振興課であります。
 96ページの2(1)幼児教育の充実から105ページの(8)国際的な学びと地域学の推進までのとおり、教育条件の維持向上、保護者の経済的負担の軽減及び学校経営の健全性の向上を図るため私立学校に対して各種助成を行いました。
 109ページを御覧ください。
 観光交流局についてであります。
 110ページの2(1)多彩な観光資源を活用したしずおかサステナブルツーリズムの推進のうち、ア、ガストロノミーツーリズム推進事業費につきましては、本県の多彩で高品質な食材と観光資源を融合し来訪者への感動体験の提供を図りました。
 具体的には、(イ)ガストロノミーツーリズム推進事業のとおり静岡の食と食文化に精通したコーディネーターを設置して各地域の観光資源の掘り起こしや商品造成等を行うとともに、ランディングページの作成やSNSなどによる情報発信、メディア向けのファムトリップを実施しました。
 116ページを御覧ください。
 カ中央日本4県連携による誘客促進につきましては、佐渡と土肥を結ぶ海路と陸路のルートを黄金KAIDOとネーミングし周遊イベントの実施やツアー商品の造成支援を行うなど中央日本4県における観光誘客を一体的に促進しました。
 124ページを御覧ください。
 (3)戦略的なインバウンド施策の推進のうち、ウ静岡ツーリズムビューローとの連携によるマーケティング活動につきましては、126ページに移りまして、(ウ)インフルエンサー等による情報発信のとおり本県の主要市場である韓国市場や欧米豪市場に向けて海外のインフルエンサー等による情報発信を実施したほか、(オ)ランドオペレーターへの営業強化のとおり国内ランドオペレーターへの営業を強化するため県内宿泊施設との商談会等を実施しました。
 132ページを御覧ください。
 (7)観光デジタル情報プラットフォームの利活用のうち、ア静岡県観光デジタル情報プラットフォームの推進につきましては旅行者データを蓄積、分析し事業者のマーケティングに活用するための観光デジタル情報プラットフォームを運用しました。
 また、133ページに移りまして、(イ)観光アプリを活用した県内周遊促進のとおり観光アプリTIPSを活用し県内全域を対象としたデジタルスタンプラリーイベントを実施するとともに、イベントで得られた旅行者のデータを分析し事業者への説明会動画を作成するなど県内の観光分野におけるデジタルマーケティングを推進しました。
 138ページを御覧ください。
 空港振興局についてであります。
 まず、空港管理課であります。
 2(1)空港の機能と利便性の向上につきましては、平成31年4月から公共施設等運営権制度を活用した運営体制に移行したことに伴い、運営権者が適正かつ確実に事業を実施していることを確認するためモニタリングを実施しました。また空港の安全運用を図るため、滑走路端安全区域(RESA)の確保に向けた調査設計及び工事を実施しました。
 143ページを御覧ください。
 空港振興課についてであります。
 2(1)航空ネットワークの充実と利用拡大につきましては、富士山静岡空港の利用を拡大するため、航空会社に対する運航支援や、144ページに記載のとおり富士山静岡空港利用促進協議会と連携した利用促進に関する事業に取り組みました。
 146ページを御覧ください。
 (2)空港の機能と利便性の向上につきましては、富士山静岡空港利用者の公共交通アクセスを確保するため、新静岡バスターミナル及びJR島田駅とのアクセスバスの運行委託や西部及び中東遠地域乗合タクシーの運行への支援を行いました。
 以上が主要な施策の成果の概要でございます。
 続きまして、令和5年度予算の執行状況について説明いたします。
 152ページを御覧ください。
 初めに、歳入決算状況であります。
 歳入は152ページから156ページにかけて記載してあります。
 部全体の歳入合計は156ページを御覧ください。
 合計にありますとおり令和5年度のスポーツ・文化観光部における歳入決算は、予算現額196億8568万4000円に対し調定額190億2558万5000円余、収入済額190億2102万5000円余であります。予算現額と収入済額との比較6億6465万8000円余の減は、事業費の確定や繰越しなどによる国庫支出金の減によるものであります。
 157ページを御覧ください。
 次に、歳出決算状況であります。
 歳出は157ページから166ページに記載してあります。
 部全体の歳出合計は166ページを御覧ください。
 合計にありますとおり令和5年度のスポーツ・文化観光部における歳出決算は、予算現額567億4107万9000円に対し支出済額548億5216万7000円余、翌年度繰越額6億8767万8000円、不用額12億123万3000円余で執行率は96.7%であります。
 翌年度繰越額の主な要因は、162ページ下段の空港施設整備事業費において計画、設計に関する諸条件の調整等に日時を要したことによるものなどであります。
 不用額の主な要因は、同162ページ中段の地域観光支援事業費や観光施設整備事業費における事業費の確定等によるものであります。
 170ページを御覧ください。
 次に、工事明細表についてであります。
 工事ごとに契約額、支出済額、工事期間、契約方法等を記載しており、工事の執行実績は172ページから173ページのとおりであります。
 最後に、決算審査意見に対する説明についてであります。全体会フォルダー内の資料番号01決算審査意見に対する説明書の35ページから42ページにかけて記載のとおりであります。
 私からの説明は以上でございます。御審査のほどよろしくお願いします。

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