本会議会議録


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令和6年6月定例会厚生委員会 質疑・質問
質疑・質問者:杉山 盛雄 議員
質疑・質問日:07/01/2024
会派名:自民改革会議


○杉山(盛)委員
 それでは、1問だけお伺いします。
 厚生委員会説明資料28ページの令和5年度静岡県立病院機構の実績についてですが、令和5年度の決算において、病院機構については、地方独立行政法人に移行後初めての赤字だったと報告がありました。物価高騰やコロナの補助金の減少が大きな要因だと思うわけですけれども、これは経営改善の取組が必要であると同時に、特に病院別に見ますとこども病院の赤字が大きいと、県としてこの改善策としてはどのようなことを考えているのか、お聞かせ頂きたいと思います。

○藤森医療局長
 2番委員御指摘のとおり、病院について診療報酬による公定価格となっていることから、がんセンターをはじめとして県内どこの病院も近年物価、特に薬剤の高騰など大変厳しい状況にあります。
 このような中、県立病院機構ではシステム活用による廃棄薬品を減らしたり、診療材料の共同購入の範囲を広げたりする取組を行っております。
 また、県立総合病院では、入院患者の平均在院日数の短縮なども引き続き取り組んでいるところでして、光熱水費におきましてもESCO事業という外部委託の経費削減事業などを行っています。そして今年度から新たな中期の計画期間の新たな取組として、総合病院やこころの医療センターでは手術待ちや休棟の解消の取組、それから、こども病院では県内医療機関訪問による紹介患者の獲得などを実施することとしております。
 特に御指摘のこども病院にございましては、少子化の状況も加わり大変厳しい状況にあります。そこで県でも今後検討会を設置しまして、県内の小児医療の在り方を明らかにしながら、引き続きこども病院の経営改善についても助言していきたいと考えております。

○杉山(盛)委員
 ちょっと分かったような、分からないような説明ですけれども、いずれにしても今回初めての赤字でありますから、いろいろな要素が折り重なって、そのような状況になったんだろうと推察いたしますが、どこの施設にしても少子化だとか、いろいろな薬剤の値上がりだとかは当たり前のように想像できるわけですから、突然そういう状況になったということではないと思いますんで、やはり先んじて様々な手を打っていくことが必要な気がするんですね。ですから今の説明の内容は理解はしますけども、それに対する対応の仕方が少し遅い。そして、もちろん想像できるような経営改善の計画はもっと早くやっていかなければいけなかったんではないかなと思いますので、要望して終わります。

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