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委員会会議録

質問文書

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令和5年決算特別委員会文化観光分科会 質疑・質問
質疑・質問者:杉山 淳 議員
質疑・質問日:10/31/2023
会派名:ふじのくに県民クラブ


○杉山(淳)委員
 決算審査意見に対する説明書33ページと38ページの内容について一問一答方式でお願いします。
 まず、33ページの大学生等学びの継続支援事業費助成についてです。
 主要な施策の成果及び予算の執行実績についての説明書88ページにも関連しますが、結果的に約10%の執行残ということでした。不用残の多い大学、不用残の状況や実習費用助成などの実際に使った中身が書いてありましたが、給付金額と食堂チケットや実習費用などへの補助でそれぞれどのぐらい使われたのかを教えてください。

○本橋大学課長
 県内高等教育機関におきましては、申請数33校において現金給付と実習費用の助成、食堂チケット給付を行いました。
 実習費用助成につきましては、実習がある大学で2年間で6万円かかる費用に対して1年間分の3万円を支援しております。8人を対象に3万円掛ける8人という助成をある大学で行いました。
 食堂チケットの配付につきましては、学食の1食分を440円とカウントし、約1か月分に当たる20日分のチケット配付を64人に対して行いました。
 残りは全て現金給付として使用しました。約5万円をベースにして、申請者が少ない大学では5万円だけではなく10万円といったように弾力的にある程度金額を刻みながら実施しました。現金給付は、大学において迅速に行えること、また学生の要望に合わせていろいろなことに使えることから要望が高く、いろいろな大学で行いました。

○杉山(淳)委員
 ありがとうございました。
 執行残は仕方ないわけですが、学生食堂はどこにもあるので、もう少しメニューができたりすれば有意義に使われ、成果も良かったのではないかと思っております。

 次に、決算審査意見に対する説明書38ページの空港隣接地域賑わい空間創生事業の関係です。
 事業主体が島田市、牧之原市、吉田町と県になっており、明許繰越しが多かったと指摘を受けている事業です。各事業主体によって偏りがあるのでしょうか。どこの連携がしっかりできていて繰越しにならず、どこの事業が主に繰越しになっているのかなどを教えてください。

○瀧口空港管理課長
 繰越しは基本的には8番委員がおっしゃられたように補助金の繰越しで、金額を上げているのは牧之原市と吉田町になります。
 工事の進捗によって工期に不測の遅れが生じた、あるいは資材の調達がうまくいかなかったために繰越しとなっており、特に連携が取れていなかったわけではございません。

○杉山(淳)委員
 資料の審査意見に対する説明欄に、県事業執行に当たっては事業主体となる島田市、牧之原市、吉田町と連携し事業の進捗状況を把握し、効率的な予算執行管理に努めていくとあったので質問させていただきました。内容は分かりました。

 次に、主要な施策の成果及び予算の執行実績についての説明書106ページの観光地ワーケーション受入促進事業費助成のマッチングイベントの開催についてです。
 私の地元の静岡市では、用宗の施設が観光施設として出ていますが、ワーケーションというのは観光施設と宿泊施設が一体となっているのが望ましいと思います。宿泊施設は清水区となっていますが、他県の人が来て参加するには移動が大変な距離ではないかと思います。こちらについて何か課題があったら報告頂きたいです。

○山田観光政策課長
 結論から申し上げますと、宿泊施設と観光施設の関係で遠かった、行きにくかったといった意見を参加企業等からは受けてございません。
 また、静岡市の宿泊施設、観光施設については、ワーケーションを熱心に進めている同市とも相談して施設を選定しており、特に問題なく終了いたしました。

○杉山(淳)委員
 ありがとうございました。
 次の質問に移ります。

 説明資料135ページの航空物流推進事業費についてお伺いします。
 富士山静岡空港航空貨物トライアル輸送事業ですが、本県の物を他県に持っていくときに本県が負担するなら販路拡大ですが、北海道から、例えばスイーツを本県に持ってくるのは本県の事業としてやむを得ないものなのかどうなのか説明をお願いします。

○小野空港振興課長
 航空ビジネスにおきまして主要な収入源となるのは基本的には旅客輸送、そして補完するものとして貨物輸送があります。
 静岡空港におきましても、航空貨物の利用促進は就航路線の安定化を図るものと同時に本県の経済活動に大きく寄与することとして取り組んでまいりました。
 このような中、航空貨物におきましても、旅客の利用促進と同様にイン・アウト双方の需要をバランスよく伸ばしていくことが路線の成長に大きく寄与すると考えており、この考え方のもと就航先からの航空貨物についても誘致を図りました。

○杉山(淳)委員
 意義はあるとのことですが、本県の地域経済で言えば、本当は本県のものを北海道や九州などに運んだほうがもっと成果があると思うし、一方で地産地消が言われていますので本事業が北海道からスイーツだけを運んでいるものだったら一考していただきたいと要望させていただきます。

 次に、説明資料114ページの誘客推進事業費などの執行残についてです。はっきりどの事業とは言えないんですが、自分なりの考えを言わせていただきます。
 県観光協会の場所の関係です。
 同観光協会は静岡市駿河区内の水の森ビルの中にあります。静岡駅の目の前のビルの中ですので大変家賃が高いところだと思います。一般的に観光協会は会員さんがお金を出して運営されているところだと思いますが、同観光協会の家賃の部分に県からの補助が入っているかどうかをお伺いいたします。

○山田観光政策課長
 駅前の水の森ビルの中にある県観光協会の事務所は、県が借り受けて同観光協会に無償で貸し付ける形をとっております。

○杉山(淳)委員
 県観光協会は別のところに事業を委託したり、訪問者が141人しかいないことなどから静岡駅前にある必要性を全然感じません。もっと家賃の安いところでもいいのではないかと思います。県が借りたとのことですが、ぜひ経費の節減を考えていただきたい。決算の関係でいうと相当な金額、恐らく静岡市内でも家賃が高いところではないかと思います。同観光協会に対して県がビルを借りて無償で貸し出す是非は決算上出てこないかもしれないのですが、検討されたのでしょうか。

○山田観光政策課長
 県観光協会は平成17年から水の森ビルに入っています。8番委員もおっしゃいました観光案内機能について、旅行者のアクセスのしやすさから本県の観光情報の発信にふさわしい場所として水の森ビルを指定しております。
 また、国際交流協会と一体となって本県の観光施策あるいは交流拡大施策を担っていただくという目的と経費のバランスを考えて現在の場所に設置されているものと理解しております。どこに置くべきかは将来的には様々な関係者、利用者の意見等を聞きながら研究してまいりたいと思います。

○杉山(淳)委員
 今日は決算特別委員会の分科会なのでこのぐらいにしますが、うちの会派の事業の見直しの中で、高い家賃でどうしてもそこでなければだめというところ以外は――要望になりますが――ぜひ早めに移転していただく。特に委託を発注する機能を持っているところは別に静岡駅前の一等地のビルになくてもよいし、さらに観光案内はそれぞれの市町の観光案内所がやるべき話で、県観光協会が水の森ビルの2階でやる必要も感じていません。次回の常任委員会でもう少し深く質問させていただきます。以上で終わります。

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