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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和5年6月定例会産業委員会 質疑・質問
質疑・質問者:加畑 毅 議員
質疑・質問日:07/06/2023
会派名:自民改革会議


○加畑委員
 分割質問方式で3点に分けて質問させていただきます。
 まず、第101号議案関係について質問させてもらいます。2番目に収支改善とコスト削減の取組についてというテーマで質問させていただきます。3番目に浄水発生土についてというテーマです。
 まず、第101号議案関係ですけれども、産業委員会提出資料2ページの損害賠償の額の決定と和解について伺います。
 この交通事故の概要について、被害に遭われた方の状況を含めて、まず説明を求めます。
 また、交通事故発生後示談に至るまで1年以上かかっております。長い期間を要しておりますが、この理由を伺います。あわせて、賠償金額が1000万円を超える額になっていますが、その理由について伺います。

○岩井経営課長
 まず、交通事故の概要について御説明いたします。
 東部事務所職員が業務先駐車場から公用車を発進させた直後に、転倒してうずくまっていた荻野光世様に気づかず接触した事故でございます。
 荻野様が御自分の車に戻ろうと駐車場に向かった際に転倒され、加害職員の死角に入ってしまったと考えられますけれども、加害職員が公用車を発進させたことで車底部――車の底の部分に巻き込んでしまい、入通院を含めて治療期間が4か月に及ぶ傷害を負わせてしまったものであります。
 損害賠償額が高額になった理由は、荻野様の治療費と慰謝料が大きいということでございます。
 入通院等の総治療期間が4か月程度で、この傷害に関する治療費が260万円程度、それから慰謝料等につきましては650万円程度で、この中には傷害を負ったことに対する慰謝料、それからこの方は後遺障害が残ってしまったため等級で言うと11級――これは最も重い1級から14級まである中の11級――の後遺障害の慰謝料380万円程度がこの中に含まれております。こうした理由で損害賠償額が高額になっております。

○加畑委員
 今の説明で金額については分かりましたが、1年以上かかったのは交渉期間が長くかかったということなのでしょうか。

○岩井経営課長
 事故が発生してから議案を出させていただくまで時間がかかったことについては、後遺障害の認定に時間がかかったことと相手方の弁護士との交渉に時間がかかったことが理由でございます。

○加畑委員
 ありがとうございました。最初の質問は分かりました。
 2番目の質問にいきます。収支改善とコスト削減の取組についてというテーマで質問させていただきます。
 説明資料6ページに、職員の日々の創意工夫から生まれる業務の改善を経営革新へと高め運営コスト削減と収益確保を図ることで事業収支の改善を目指すとありますが、現在どのような体制でこの課題に取り組んでいるのかまず伺います。
 それから、長期的視野において今後どのように進めていくつもりなのか併せて伺います。

○岩井経営課長
 企業局では、経営を取り巻く様々な課題の解決のため、中堅・若手職員によるボトムアップ型の課題解決型タスクフォースで職員一人一人の発想や工夫を生かした業務の見直しを図っております。
 今年度につきましては、説明資料にもございます浄水発生土対策も含めて全部で9つのテーマを設けて課題解決に取り組んでおります。

○加畑委員
 若手職員の考え方も取り入れてとのことですけれども、長期的な視点において今後もそういう形で進めていくということでよろしいんでしょうか。

○岩井経営課長
 基本的には、経営戦略に基づきまして今申し上げたタスクフォースの取組も含めて、今後60年を見据えた中で事業統合などの施設の合理化による更新費の削減や運営コストの削減、経営戦略では毎年4億円の収支改善を目指していることをうたっております。こうした取組を今後とも着実に進めてコスト削減、収益確保を進めていきたいと考えております。

○加畑委員
 分かりました。ありがとうございます。
 最後の質問にいきます。
 説明資料7ページの浄水発生土の削減について伺います。
 説明の中で、今回の取組について濁度の高い富士川水源の水を濁度の低い芝川水源に混ぜ合わせて供給し浄水発生土の削減を図るということでしたけれども、詳細な説明を伺います。

 また、浄水発生土は産廃処分されるということですが一体化運用することで処分費が年間1億円程度削減されると説明がありました。これについては着実に進めていただきたいと思っておりますが、一方企業局ではこのほかに浄水発生土は産廃処分せずに有効活用することでコスト削減に努めているとのことですけれども、この内容の説明をお願いします。

○小南水道企画課長
 まず、浄水発生土というのは川から取水した水を工業用水として利用する際に、水中に浮遊している物質であるシルト分を薬品で沈めて水をきれいにします。このときに沈んだものが浄水発生土であります。
 説明資料7ページの現状運用にありますとおり、現在濁度の高い富士川水源の取水が多い状況で浄水発生土が年間9,000トン発生しております。処分費は過去3年の平均で1トン当たり1万9600円であり、現在1億7600万円余りかかっております。
 これを今回一体運用して、濁度の高い富士川水源の取水を減らし、濁度の低い芝川水源の水を最大限有効利用することで、浄水発生土を約3,500トン、約6割まで減らすことができます。そうしますと処分費が6800万円余りとなります。このような考え方の下で、濁度の低い芝川水源の水と富士川水源からの水をそれぞれ浄水場へ送り浄水場内で混ぜ合わせまして、現状運用よりも濁度の低い、要は泥の多いものよりもきれいな水をなるべく混合させて浄水発生土の大幅な削減を図っております。

 有効利用につきましては、下水で発生する下水汚泥も産廃ではあるんですけれどもリンや窒素など有効活用しやすい栄養分が入っているため使われますが、浄水発生土は泥でほとんど栄養がない無機質なものになります。
 そのため、なかなか活用が難しいところがあることから、浄水発生土につきましては今いろいろなサンプルを購入希望業者に提供して販路の拡大を図っているところでございます。
 活用方法としましては、園芸土の基礎材――浄水発生土自体には栄養がないので浄水発生土にリンや窒素を混ぜ合わせて園芸土にすること――を考えております。

○加畑委員
 今の濁度の高いというところのくだりで、濁度の低い芝川水源の水を多くして処分費をカットして6800万円になり3割以上カットできるということですけれども、水源の割合を変えることによって富士川と芝川水源共に不具合が起きることが1つ心配でそこをまず聞いておきたいと思います。

 それから、浄水発生土は養分がないので使い道の例が少なくなかなか売れないということですれども、今後どうでしょう、売れるのですか。売れていけば一番よいとは思いますがそのまま残ってしまうとまた問題が発生するのではと思うのですが、その点をお聞きします。

○小南水道企画課長
 まず、濁度の高いものと低いものの混ぜ合わせですけれども、これは厚原浄水場の着水井を改造し、そこで混合させ濁りが一定になるような細工を考えています。

 それから、販路の関係は今業者にいろいろ問い合わせ、何かできないかと依頼しているところです。結局できたものが売れない、また販路が確保できなければ処分が進まないものですから、研究しながら進めているところです。

○加畑委員
 処分費のカットが進んだので、あとは浄水発生土を引き取る側が見つかれば上手くいくということがよく分かりました。私の質問は以上になります。ありがとうございました。

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