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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成26年12月定例会産業委員会 質疑・質問
質疑・質問者:遠藤 行洋 議員
質疑・質問日:12/16/2014
会派名:ふじのくに県議団


○遠藤(行)委員
 分割質問方式でお願いします。
 まずは、こちらの総合計画後期アクションプラン評価書案290ページ、再生可能エネルギー等の導入促進のところで、工業用水道事業に係る共用水路や管理施設を対象に小水力発電導入の可能性を検討していると書いてあります。可能性を検討しているというのは非常に抽象的でよくわからない。可能性を検討するというのはどういうことなんでしょうか。

 それとあわせて、水の利活用についてどのような検討をされているのか。

 それと、いつもこの委員会で私は質問しているので、またかと思われるかもしれないですけど、確かに工業用水道事業は将来非常に厳しい状況が予想されます。水を使った新しい事業展開について検討するのではなくて実施に踏み切る時期に来ているんじゃないかなと思うんですけれども、その点の御所見をお伺いしたいと思います。

○竹内経営課長
 まず、小水力発電についての検討と具体的な内容でございますが、小水力発電につきましては、本年度は企画広報部のエネルギー政策課で小水力発電の導入可能性調査をやっておりまして、これによりまして企業局の関連施設の3カ所を今調査中でございます。調査の中では平均の流量や落差、出力といったもろもろの条件を調べて可能性が高いと思われるところを選別して、本当に採算が合うのかどうかについても今後さらに詳細な検討をしていくということで考えております。
 また、交通基盤部で太田川ダムで小水力発電について実施する方向で調整しているということで聞いておりまして、太田川ダムは我々もお金を出して遠州水道のもとになっておりますので、採算が合えば我々も一緒に参画をしていきたいと考えております。

 それから、水の利活用であります。
 今よく話をいただきますのは柿田川の水です。駿豆水道の水が余っているというお話が出ますけれども、駿豆水道につきましては経済産業部で進めております食の仕事人が県内に360人いらっしゃいますので、その方に柿田川の水を使って料理などをやっていただけないかということで利用アンケートをとりました。実際にはそのうち60程度のところから返答がありまして、そのうち30弱のところからは興味があるということで実際に使ってみたいという申し出がありました。
 そういったところにつきましては、清水町商工会で500ミリリットルのペットボトルで柿田川の水をつくって売っておりますので、それを1ケース提供して使っていただくということもやっています。使われる皆さんからもっと大容量で安い水をということでやっぱりお話がありまして、清水町商工会に投げかけをしたんですが、500ミリリットルのペットボトルは今のところ変えるつもりはないと言われまして、これについては今のところ新たな進展がないということでございます。

 それから最後の工水、水道について非常に状況が厳しいということで新たな利用ということでありますけれども、工水、水道につきましてはそれぞれ個別の事業法で工業用水に使う、水道に使うと決まっております。例えば余っている水道水をどこかの工場に我々がパイプで送るということは今のところ法律上規制があってできません。そういうところがクリアされれば、例えば飲料メーカーが進出してくるということであれば、そこに余っている水道水を送るとかそういうことも可能になると思いますが、現時点では新しい水の利用については具体的な案を持ち合わせておりません。以上であります。

○遠藤(行)委員
 多分県庁の中だけでは限界もあると思うんですよ。今、竹内経営課長がおっしゃったように新しい事業は全く考えてないと言うんですが、水の利活用についても柿田川の水を使って料理しませんかみたいものでは、何のPRにもならないと思うんですよ。レストランで柿田川の水で料理をつくっている仕事人がいると言っても30人ぐらいでしょう。全然利活用につながっていないですよね。それから具体的に新たな事業も全く見通しがないと。
 提案ですけれども、皆さんの中で知恵がないのだったら例えば外部の広告代理店に投げるとか、あるいは代理店の民間の力を利用するなどして新しい事業展開をするとか、そういうことも考えてもいいんじゃないかなと思うんですね。代理店というのはすごくノウハウを持っていますよ。そこで多少お金はかかるかもしれませんけれども、企業局はもう少しもうける企業局に変化しないといけないと思うんですね。県だからといって公共性なんていう時代じゃなくて、もうけるという時代になっていると思います。
 ぜひ民間の力、民間のアイデア、民間の知恵を活用してこの将来的な利活用について検討していただきたいと強く要望します。

 もう1つの質問ですが、けさ、ふじのくに県議団の田口議員と田内議員が多分お邪魔したと思いますが、非常に憤りを持って控室に戻ってまいりました。湖西工水の値上げに関してですが、この辺については田口、田内両議員がずっと取り組んでいる課題なので、私はその代弁者ということになります。
 彼らが言うには、以前から我々が会派として要望していることやお願いしていることを全くやっていないにもかかわらず、値上げを先行させるとはどういうことなんだと。値上げをする前にやるべきことがあるんじゃないかというのが彼らの主張でございます。だから、我々が示した要望事項に手をつけないでなぜいきなり値上げをするのか、その辺について見解を伺いたいと思います。

○竹内経営課長
 湖西工水の料金改定でございますけれども、現在の状況といたしましては昨年――ちょうど1年前になりますけれども、ユーザーの皆さんに決をとりましたところ8事業所で値上げは反対であるという返事をいただきました。それ以降1年をかけて各8事業所を回って御理解をいただく説明をしてまいりました。現状としましてはもう一度その8事業所を含めた全ての事業所に対して平成27年度の3月26日から新しい料金にするという案でいかがでしょうかというアンケートを再びとっております。あさって18日にはその集計ができるという状況でございます。
 田口議員、田内議員からは料金改定につきまして、まずやることがほかにあるでしょうということで、具体的に言われましたのは包括外部委託であるとかコンセッションであるとか、要は企業局全体のあり方を見直すことが先じゃないかというお話をいただきました。
 我々も今、業務の一部について外部委託をしております。通常の昼間の維持管理は県職員がやっていまして、夜間ですとか休日、それから土曜日につきましては外部委託を24時間でやっております。それを県職員が維持管理に携わらないで平日も全て外部委託にした場合、どれぐらいのお金がかかるのか委託を受けている会社に見積もりを出していただいたところ、全ての浄水場で割高になってしまうということで、現段階では物価高等がありまして、委託料が値上がりをしている中でどうしても今我々がやっているよりも高い金額になってしまうことがわかりました。当面は今の形でやりたいということで、検討を続けていくと申し上げました。以上であります。

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静岡県議会事務局議事課

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