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委員会会議録

質問文書

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令和3年2月定例会危機管理くらし環境委員会 質疑・質問
質疑・質問者:阿部 卓也 議員
質疑・質問日:02/18/2021
会派名:ふじのくに県民クラブ


○阿部委員
 一括質問方式で何点かお聞きします。
 6番委員からも出た放射線防護施設についてお聞きしますが、実は平成26年度に私が総務委員会にいるときに取り上げて議論しているのでよく覚えております。6番委員が確認された中で、この補正がついて残りを整備する施設は数少ないとの言い方をされましたが、多分はっきりしていると思うんですよね。施設の種類は2種類あって、1つは要配慮者施設、いわゆる要援護者ですね。老人福祉施設や病院など人の介助がなければ移動ができない方の施設にこの補正をつけることによって幾つ分の幾つになるのか。それからまた防災拠点施設の整備率が幾つ分の幾つになるのか、この数字をまずお聞きしたいと思います。

 それから、これらの各施設について防護施設を造ってもその施設の中に放射線が入り込む隙間があったりいろんな形で放射線が入り込んではいけないので、その気密性や施設の精度、機能をきちんと検査する体制はどうなっているのか確認したいと思います。

 最後に、原子力災害避難計画がこの地域にあるはずですが、これらの放射線防護施設の避難計画における位置づけを確認しておきたい。というのは平成26年度に私が議論した中で原子力安全対策課長からプルーム通過時の一時的な退避所という答弁を受けていますが、現状もプルーム通過時の一時的な退避所という位置づけなのか。もしくは先ほど申し上げた動けない要援護者の入居施設については、ある程度の期間避難所との位置づけで考えているのか。この位置づけをきちんとしておかないと避難計画を遂行していく中で混乱が生じると思います。これを再確認させていただければと思います。

○神村原子力安全対策課長
 まず1点目の整備数ですが、やらなければならない社会福祉施設や病院についてははっきりしておりやり尽くしている状況です。残り少ないと申しましたのは、在宅の要配慮者の方々が一時的に避難していただくものです。浜岡地域の広域避難計画は県外までの避難となるため、まずは在宅の要配慮者の方々、特にPAZ圏内――5キロ圏内の方々を中心に確実に一時退避先を確保することとしておりまして、その観点で対象人数を絞り込んでどこの施設を整備すべきかを関係市と相談しながら進めております。数少ないことは認識しているんですけれども、残っているのはどこだけですというのがはっきりしてないのが実情であります。はっきりしている防災拠点や福祉施設で対策すべきとしているものはやり尽くしているのが現状であります。

 2点目の気密性の精度につきましては、今回施設の新設はあまりなく、基本は既存の建物について気密検査として全部窓を閉めて空気を送り込んでどこで漏れているかをチェックし、漏れているところを例えばサッシを二重にしたり開口部を閉めるなどいろいろなことをして気密性の確保対策をします。その対策をした後に気密試験を実施して、建物全体として外との差圧がどれだけ生じるかの基準値を満たしているかの試験を施工業者に義務づけておりまして、それを確認することで気密性の検査をしているところであります。

 最後の3点目避難計画への位置づけでありますが、平成26年度に答弁したように、プルーム通過時の一時退避という考え方は変わっておりません。プルームが通過したらすぐ逃げるわけではなく、まずは一時的に退避し、要配慮者の方々の搬送手段がちゃんと確保されていないと、逆に移動してもらうことによって体調が異変してしまいますので、搬送手段の確保までの時間を稼ぐ施設でありまして、ここにいる方々はずっとここで避難してもらうものではないのは当時から変わらない考え方であります。

○阿部委員
 細かく突っ込むと非常に長くなるので、要望だけ申し上げます。
 整備数について今明快な答えが出なかった中で、PAZはちゃんとやるけどUPZまではきちんと把握してないということだと思うので、今後県として原子力避難計画を立てる中で非常に重要なことになると思います。対象地の要援護者がどのぐらいいらっしゃって、どの人たちにどの程度の安全な所に避難していただくのか、また最後の答弁につながりますけれども、その後どういった形で避難していただくかについて市としっかりと話をしていただくことが重要だと思います。またもう1つだけ、気密性の精度の検査体制も聞きましたが、定期的な検査をしないと精度が悪くなっていて実際に事故が起きたときに役に立たなかったでは話になりませんので、そういった体制づくりもしっかりして予算執行していただきたいと要望して終わります。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

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