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委員会会議録

質問文書

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平成30年9月定例会建設委員会 質疑・質問
質疑・質問者:岡本 護 議員
質疑・質問日:10/02/2018
会派名:ふじのくに県民クラブ


○山ア委員長
 休憩前に引き続きまして委員会を再開します。
 質疑等を継続します。
 では、発言をお願いします。

○岡本委員
 それでは、分割質問方式で数点お伺いしたいと思います。
 まず1つは、先日の台風24号で天浜線がストップしているようです。幸い今回は土砂崩れ等がなかったとお聞きしていますが、台風21号では被害があったということです。また今回は停電が主な内容だとお聞きしています。したがって直接の被害ではないけれども、停電のために遮断機がおりたままで通行ができないと地元からも苦情が来ているということ、これは直接皆さん方がどうこうする範疇ではないかもしれませんが、縦割りだけではなく横の関係も含めて一日も早く復旧させることが大事だと思います。
 今回の場合は中部電力の大きな力によることだと思いますが、今も天浜線はとまっていると思われます。今後の再開のめどについてまずお聞かせをいただきたいと思います。

 次に、伊豆半島の広告物についてお伺いします。
 先ほど御説明いただきましたが、全部で2,200件の違反野立て看板について今皆さん方が御苦労されて是正をしているとのことです。その中の585件は既に是正がされたということですが、これから先々この2,200件のうち残った件数をどの辺まで是正できるのかお伺いします。
 また、引き続き徹底して是正の努力をしていただきたいと思いますが、どうしてもこれに応じない場合はどのように対処していくつもりか教えてください。
 伊豆半島において違反広告物に対する是正や整理ができれば、この地域からいずれ拡大していくことも考えられると思いますので、やはり伊豆半島における是正の対応、取り組みは大変重要だと思います。その辺の見通しを含めてお聞かせいただきたいと思います。

 もう1つ、駿河湾のフェリーについてですが、これから先々県並びに3市町でやっていくということですから、当面運営運航については心配ないと思います。結果的に資料に書かれた金額も含めて県の支出を相当必要とするわけですが、そのときの運航業務はノウハウを持った今までどおりの会社が受け持ってやっていくということです。
 とするならば、赤字でやめると言っている企業ですが、赤字を補塡するから今までどおりそのままやってくれというのとどう違うのか、その中身をお聞かせいただきたいと思います。

○大倉地域交通課長
 天竜浜名湖鉄道についてお答えいたします。
 台風24号の影響によりまして、現在天竜浜名湖鉄道は全線で列車が運休しております。お話にありましたとおり土砂崩れ等の発生はございませんでしたけれども倒木等があり、これについては既に処理が終わっているということでございます。
 なお、お話にありましたとおり停電が続いておりまして、信号機の制御が不能となっております。遮断機がおりたままのため苦情の電話などもかなり来ているということで、職員が現場に出向いて遮断機を固定する作業なども行っているということです。ただ電力の供給がないとどうしても復旧が難しいということで、中部電力からは復旧のめどについてまだお話がないということです。
 したがいまして、まだしばらくは運休が続くものと思われますが、電気が復旧した後は電気設備の点検を行い、試運転をしてから全線再開という流れになります。それには1日程度の時間がかかると見込んでおります。そういったことで大変申しわけありませんが、もう少し時間をいただきたいということでございます。

 それから、駿河湾フェリーの関係でございます。
 エスパルスドリームフェリーが実際の運航のみを行うということになりました。エスパルスドリームフェリーに運航の実務をお願いしたのは、駿河湾フェリーが重要な社会インフラであることに鑑み、来年4月以降も切れ目なく運航していくための当面の措置としてお願いしたということでございます。
 具体的な運航方法や必要経費をどうしていくかについては、9月補正予算案に計上しました駿河湾フェリー運営体制調査検討事業によって具体的に調査検討を行い、今後の進め方や運営の仕方を決めていきたいと考えております。

○尾崎景観まちづくり課長
 伊豆半島における屋外広告物の是正状況でございます。
 8月末までに585件の是正を行いまして、残りは約1,600件ほどでございます。今のところ順調に進んでいるんですけれども、実は今もなかなか指導に応じない、非常に時間が長くかかる屋外広告物の物件も出てきております。しかしながら注意文書を出したりしますと、比較的応じていただけております。文書注意では、こういうことで違反していますよと注意した上で、是正計画書の提出についても求めています。
 ほとんどの方が文書注意に応じていただけるんですけれども、応じていただけない方が数件ございます。その場合には是正命令を行います。是正命令を出しますと、ほとんどの方が対応してくださいます。今のところそれにも応じていただけない方が1件ほどございますけれども、基本的にこのように対応していくことでほとんどの是正が完了しています。県はそのように取り組んでいるんですけれども、市町はまだそこに達していないものですから、その辺は協議会を通じて指導することで2,200件全てを是正できるように今後も努めていきたいと思います。

○植田交通基盤部理事(地域交通担当)
 駿河湾フェリーの関係で、赤字補塡との違いについてお答えします。
 駿河湾フェリーにつきましては、鈴与グループから申し出があった後に経費の内容についてさまざまな観点から県として検討を加えました。その中でリース料にかかる経費が非常に大きく、それは鈴与本体が船体を保有しエスパルスドリームフェリーに貸している分です。おそらく取得経費の償却に使っていると思うんですけれども、その経費が非常に多かったです。それがなくなるとかなり負担については減ります。そして報道にありますとおり20万人分の収入があれば経費を賄えるという試算が出ました。
 ただ、これは県としての試算ですのでそれを補強するために、9月補正でお願いしている調査費等も使っていきたいと思います。また駿河湾フェリーだけで今まで営業していましたけれども、今後は文化・観光部が中心となっている観光施策と連動して誘客することになれば、ある程度の誘客増は目指していけると思っております。

○小澤都市局長
 屋外広告物の関係で、どうしても応じていただけない場合の対応についてお答えいたします。
 最終的には刑事告発を視野に入れております。ルール上行政代執行ができることになっておりますので、行政代執行を念頭に刑事告発を行っていく取り組み方針で考えております。

○岡本委員
 それでは関連してお尋ねします。
 最初の天浜線ですが、まだ少し時間がかかるということなのでどこまで可能かわかりませんが、できるだけそういう状況を、もちろん中電も含めて住民の皆さんにしっかりと伝えられるように考えていただきたいと思います。
 ちょっと脱線するかもしれませんが、こういう場所に全部発電機を設置するのはなかなか難しいとは思いますが、例えば先日の北海道の地震の映像を見ると全部真っ暗でした。信号機も消えていました。静岡県の場合は今回このように停電しましたが、もちろん全部ではありませんが重立った信号機はずっと動いていました。重立った信号機には発電機がついているんです。そして停電すると30秒以内に発電機のエンジンが回って、何時間か信号をそのまま点灯できるようになっています。たしか北海道はそれが1基もなかったと思います。
 ただ、それと同じものを踏切に全部つけるのは不可能に近いと思いますが、少なくともそういう努力はこれからしていかなければならないと思いますし、さっき言ったように縦割りだけではなくて民間企業になりますが横の連携もしっかりとって、住民が困らないような環境をつくっていただきたいと要望しておきたいと思います。

 それから屋外広告物ですが、できるだけ代執行に至らないように丁寧にやっていただきたいと思いますし、市にもできるだけ一緒にやってもらうことが必要だと思います。例えば県はオーケーだけど市はそうではないよというんじゃなくて、全部が同じレベルで進んでいくことができる工夫や努力をしていただき、これが整然と行われて次のステップに移れる体制をつくっていただくように要望しておきたいと思います。

 もう1つ、駿河湾フェリーについては先ほどお話ししていただきましたように、要はこれだけのお金を今回予算で投じるというなら、単純にそのお金をそのまま今までの企業に補助金として出せばいいんじゃないかと思うんです。リースはなくしてもいいって言うんだから、なくした上でそのまま予算の分だけを企業にお任せして、当面オリンピックならオリンピックまでの運営をする、その後どうするかという計画を出してもらってやっていくことでいいんじゃないかと単純に思うんですが、もう一度お聞かせいただきたいと思います。

○植田交通基盤部理事(地域交通担当)
 来年の3月31日をもってエスパルスドリームフェリーが撤退ということで申し入れがありまして、その後さまざまな交渉をしております。その中でやはりリース料だけではなく、今後の設備投資等も会社としては考えていかなければならないこともあり、鈴与グループとして撤退を決定したというお話がありました。
 そういった交渉をする中で、実運航だけは当面の措置としてやっていただく事になりました。今回2500万円を支出しますけれども、今後効率的な運航体制ができるように経費として使って、いい仕組みをつくっていきたいと思っております。

○岡本委員
 フェリーについての状況は理解できます。しかし本会議の質疑でもありましたが、どうしても経営的なものを行政側が進めることになるとなかなか心配があって、むしろ今までは民間に委ねていくケースが多かったと思うんですね。今回はその逆のケースです。効率のよいものを進めていくといいながらもだんだん膨らんできて、結果的には持ち出しがふえていくことは決していいことではありません。乗客をふやすことも重要ですが、ここはしっかりと経営感覚を持ちながら、また必要に応じて民間企業のアドバイスもいただきながらしっかり運営、経営していただくように強くお願いしておきたいと思います。

 それでは次の質問に移りますが、まず1つは委員会説明資料4ページと48ページの浜松市沿岸域防潮堤整備についてお尋ねします。
 これは、今日までずっと皆さん方の御努力で順調に進んできていると理解をしております。
 今回第125号議案で提案された内容についてですが、まず1つは工事の内容がどんなものなのかいま一度お聞かせをいただきたいと思います。例えば13メートルの防潮堤がところによっては15メートルということで、今かさ上げもしているわけですが、第125号議案にある工区にはそういう部分も入るかどうかもあわせてお聞かせをいただきたいと思います。
 そしてもう1つは、既に工事は始まっていますが、2020年3月までに完了ということになっております。この工期に対して本当に心配がないかどうかいま一度お聞かせいただきたいと思います。

○中野河川海岸整備課長
 浜松防潮堤の工事内容及び工期についてお答えいたします。
 今回お諮りしている工事内容についてですが、中田島工区にございますCSG製造プラントを撤去した後の約800メートルの区間において、撤去した後の地盤高から標高15メートルまでの築堤工事と、この箇所から西側に約4,200メートル区間におきまして実施する標高13メートルから最大15メートルまでのかさ上げ工事を含んでございます。それが延長約5,000メートルということで、今お諮りしているところでございます。
 全体的な工期でございますが、この契約による全体延長17.5キロのうちの約93%に当たる16.2キロが着手済みということになりまして、残る工区は西側にあります舞阪プラント跡地の築堤1カ所及び天竜川のすぐ西側の1カ所の計2カ所という形になります。
 ということで、これにつきましても年度内に順次発注する準備を整えておりますので、2019年度末の完成を目指してコスト縮減を引き続き図りながら、この工期を守るということで工事の進捗を図っていきたいと考えております。

○岡本委員
 よくわかりました。大変な事業だと思いますがぜひ工期に間に合うように御努力をいただきたいと思います。

 もう1つ関連して、15メートルのかさ上げ部分もここに入っているということでしたね。例えばその部分は浜松市側が負担すると書かれていますが、どういう計算をするんでしょうか。単純にその部分だけでいいのでお聞かせいただけますか。

○中野河川海岸整備課長
 13メートルから15メートルまでのかさ上げにつきましては、浜松市の費用で工事を行うわけですが、既に13メートルまでできているところがございますのでその上に1メートルないしは2メートルのかさ上げをしていくことになります。
 既に完成している工区のところどころに工事用の車路、進入路を設けながら、長いので工区分割をして残りの1メートル、2メートルは順次CSGをつくりながら築造していく形の工事工程を考えています。

○岡本委員
 わかりました。もともとの13メートルは県の事業でやるわけですから、その部分は県で負担してそれ以上のものは浜松市がやってくださいと。だから基本部分については市に一部の負担をしてもらうことはないという理解でいいですね。
 戻りますが、工期にぜひ間に合うようにお願いしたいと思います。

 それから、先ほども6番委員からお話がありましたので若干重複するかもしれませんが、スポーツ拠点としての遠州灘海浜公園の整備についてお尋ねをしたいと思います。
 既に資料もいただいておりますが、まずビーチバレーとビーチテニスの施設をこの公園に整備すると言われていますので、それはそれとしてぜひこれから進めていただきたいと思います。それに関連して先ほども御報告がありましたように、8月末に浜松市議会から改めて野球場整備の申し入れがありましたけれども、この公園そのものは実際にはこれらを含めてまさにスポーツの拠点となり得る場所だと考えています。野球場を含めてランナーズステーション、サイクルスポット、トレッキングステーション、シャワー等々を含めたいろんな施設がここにつくられることで、まさにスポーツの聖地として期待されるということだと思いますので、まずそういう位置づけで基本計画をつくるべきではないかと思うんですが、これについて改めてお聞かせいただきたいと思います。

○森見公園緑地課長
 県が平成28年5月に公表しました遠州灘海浜公園基本構想では、篠原地区を防災スポーツエリアと位置づけ、導入が望ましい公園施設としてプロ野球公式戦の開催を視野に入れた野球場のほか多目的広場、マラソン及びサイクリングコースの発着所、シャワー室などを備えたスポーツ文化交流館などを提案しております。
 今後、公園基本計画を策定することをお認めいただいた場合には、より多くの県民の皆様に御利用いただける施設となるよう、地元浜松市と協力して計画を策定してまいりたいと思っております。

○岡本委員
 ぜひ、認めてもらえるような努力をしていただきたいと思います。

 最後にお話がありましたように、野球場の整備及び計画策定も含めて、浜松市と一緒にやっていく理解でいいですか。もう一度お願いします。

○森見公園緑地課長
 用地の取得は浜松市にやっていただくことになっておりますので、浜松市と一体となって事業も進めてまいりたいと思っています。

○岡本委員
 理解いたしました。とにかく改めて要望が来ているわけですし、県もその姿勢を持っていると思いますので、特に浜松市と連絡を密にして、一日でも早く実現できるように強くお願いして終わりにしたいと思います。

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