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委員会会議録

質問文書

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令和2年12月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:飯田 末夫 議員
質疑・質問日:12/15/2020
会派名:自民改革会議


○飯田委員
 私からは、分割質問方式で2つ質問させていただきたいと思います。
 まず1つは、文教警察委員会説明資料の11ページ、医療的ケアを必要とする児童生徒への対応です。
 昨日も若干質問がありましたけど、少し違う観点から質問させていただけたらと思います。
 障害者差別解消法の施行により、誰もが平等に学ぶ機会を保障するために社会的障壁を取り除くための合理的な配慮が求められていて、これは非常に大事なことだと考えております。
 県内小中学校においても、医療的ケアの必要な児童生徒が在籍していると書いていただいておりますが、その対応に問題があるようでしたら各機関の連携及び問題解決は適切かつ緊急に対処しなければならないと思うところであります。
 その中で、こちらの数字を見てみますと医療的ケア児童数については静東教育事務所管内小学校が12名、中学校ゼロ、静西教育事務所管内で小学生7人、中学生ゼロで計19人と記述があるんですけれども、ここで課題として在籍する市町教育委員会が受入れや対応に苦慮していると記述があります。
 またもう1つ、医療的ケアに従事してもらう看護師が不足していると記述があるわけですけれども、具体的な現状と前年度県及び市町教育委員会として行った支援体制があるのか伺いたいと思います。

○宮ア参事兼義務教育課長
 昨年度は小中学校の実態調査を行い、26人のうち4人が看護師のケアを受けておりまして、15の市町のうち僅か3市町のみが看護師の配置をしていました。主な内容は導尿やたんの吸引になります。各市町教育委員会、また学校では受入れのために必要な衛生環境の整備とか看護師の配置などに取り組んでまいりました。
 一方、今年度は19人のうち14人が看護師による医療的ケアを受けておりまして、9つの市町のうち7つの市町で看護師の配置ができている状況です。
 今年度、小中学校の医療的ケアの連携協議会を立ち上げまして、学校等を支援するための協議を行っています。

○飯田委員
 御答弁ありがとうございます。
 実は、浜松市にも問い合わせてみたところ6人でした。内訳とすると小学校が6人で中学校がゼロだったんですけれども、素朴な疑問として、小学校では数があるのに中学校になるとゼロになるのは、何か理由があるのか伺います。

○宮ア参事兼義務教育課長
 主な医療的ケアの内訳のほとんどは導尿でございまして、自分でカテーテルを入れて尿を出しますけれども年齢が進むに従い自分でできるようになると。最初は看護師とか保護者の付添いでやってもらうんですけど、そこら辺ができると年を追うごとに数が減っていくと考えられます。

○飯田委員
 御答弁ありがとうございます。
 今のを伺って、年齢が上がるとこのケアが必要なくなってくるものだと、1つ分かりました。
 先ほど御答弁頂いた中で、小中学校医療的ケア連携協議会を立ち上げていろいろ共有したり連携していただいているわけですけれども、協議会で協議されたことが説明資料の2(2)小中学校医療的ケアの手引につながってくると思います。
 ここの記述で見えない部分もあるもんですから、小中学校医療的ケアの手引について御説明をお願いします。

○宮ア参事兼義務教育課長
 医療的ケアの手引につきましては、1月に各市町教育委員会に配付するつもりでおりますけれども、内容としましては例えば校内の医療的ケアの安全委員会の立ち上げですとか個別の医療マニュアルの作成、看護師等との連携で、初めて医療的ケア児童生徒を受け入れる場合に前例がないものですから大変困惑する市町教育委員会、学校が多いので、それに対する手引を作成して周知を図りたいと考えております。

○飯田委員
 御答弁ありがとうございます。
 今後、この手引が活用されるように期待したいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 次の質問に移りたいと思います。
 説明資料12ページの令和3年度の静岡県公立高等学校生徒募集計画でございます。
 昨日も静岡市内を歩いてみて、ちょうど年末年始で進学塾とか予備校には必ず冬期講習を前にどこの学校何名みたいな表現が出ていて進学塾で非常に大事になるわけですけれども、進学塾だけではなくて受験する子供さんにとっても非常に重要なことだとも思っております。
 特に、来年度の募集定員が1万9340人で実に1,120人の減で、1,000人以上減らすのは10年ぶりだと伺っておるところです。484学級、そして28学級の減となりますけれども、2つ質問したいと思います。
 前年度において定員割れとなった学校はあるのかどうか。また定時制課程及び通信制課程における前年度の募集状況はどうであったのかが1つ。

 2つ目といたしましては、募集のことばかりではなくて、生徒が対前年度比1,120人減、28学級減となると教職員については採用や配置が今後どのように影響するのか伺います。

○本多高校教育課長
 2点の御質問にお答えいたします。
 まず1点目、前年の定員割れの高校の状況でございます。
 全日制の公立高校でございますけれども、分校と市立高校を含む93校中52校が定員割れでございます。募集定員で見ますと2万460人の募集に対し合格者数が1万9507人、953人の定員割れでありました。
 定時制、通信制の前年の状況でございますが、定時制では20校中17校が定員割れで、募集定員で見ますと1,256人の募集に対して合格者が873人、383人の定員割れでございます。通信制につきましては――これは静岡中央高校の1校でございますが――1,000人の募集に対して最終的に346人の入学でございます。

 もう1つの募集減による教職員の配置とか採用への影響でございますが、教職員の定数は公立高等学校の適正配置及び教職員定数の標準等に関する法律、いわゆる標準法で計算式等が決まっています。生徒数が減少すると、どうしても教員数についても減少せざるを得ないです。
 来年度につきましては、あらかじめこうした減少数を見込んで採用計画を立て今年の採用試験を実施しています。採用数はそちらに合わせています。
 また、教員数が減少することによる影響は少なからずありますけれども、早めに該当校の校長にはその旨をお伝えして来年度の教育課程の作成など学校の教育活動にできる限り支障が出ないよう配慮しながら進めています。
 今年10年ぶりと10番委員からございましたが、28クラス減で、昨年が13クラス減、今年度の頭が14クラス減で倍近い数字ですけれども各学校にとりましては1クラス減で、県全体の規模は大きいですけれども各学校に与える影響はこれまでのクラス減と変わりがないと思います。

○飯田委員
 御答弁ありがとうございます。
 私も昔のことしか知らないんですけど、昔伺ったところですと1学級減ると先生が自動的に2人減るというお話もあったと思うんです。
 浜松市では特に、具体的に言うと浜松北高校の10クラスがずっと減っていなくて、今度から1クラス減った影響がいろいろあるだろうと思うわけです。今いろいろ実情を伺いまして、今後の公立高校の再編というか普通科をどうするかとか言いたいこともあるものですから、それについてはまた改めて質問してまいりたいと思います。特に受験する生徒に影響が及ばない形で対応をお願いしたいと思います。

 もう1つ、生徒募集について学校ごとに生徒確保対策に努められたと思うんですけれども、また様々に努力していますけれども、各学校が行っている魅力ある学校づくり推進事業について県教育委員会としてどのように受け止めて支援をしていくのか伺います。

○本多高校教育課長
 10番委員御指摘のように、中学生とか保護者から選ばれるために学校の魅力化を図っていくことは大変重要であると考えておりまして、これまでも学校の魅力化に関しては学力向上に重点的に取り組むコアスクールをはじめグローバル教育、実学の奨励など魅力ある学校づくり推進事業を基に各学校が主体的に取組を進めていただいております。 それで一定の効果も出てきておるのかなと考えています。
 ただ、昨年度の大きな募集定員割れを考える中で、私ども教育委員会としても今年1つ課題として見えてきましたのが、各学校でそれぞれ魅力化に取り組んでいただいているけれども生徒に選ばれるところにつながってないところで、広報活動に課題があるのかなと今年改めて認識したところです。
 例えば一例でございますけれども、今年の高校1年生にアンケートを取った際に志望校を決めるときにどういうものを見るかと。当然学校の説明会とかがあるんですけれども、学校案内とかホームページを見たということがすごく多いんですけれども、例えば学校のホームページを見ますと、今の子たちは8割方がスマホで見るんですけれども学校のホームページがスマホ対応していなかったとか、あと県の広報アドバイザーに学校のパンフレットを見てもらいますと、中学生向けにも文字だけが多くて学校のいいところが全然伝え切れてないよねと、中学生が見たい案内ではないよねと御指摘も頂いたところでございます。
 今年は、特にホームページのスマホ化対応であったり、広報アドバイザーを活用して学校案内を改善したりと、各学校の広報活動を重点的に支援して各学校で取り組んでいただいている魅力化を県民の方、中学生にストレートに伝えられる取組を重点的に支援しています。
 また、魅力ある学校づくり推進事業は今年で3年目を迎えますので、これまでの成果をしっかりと検証しながら来年に向けて改善、見直しを図ってさらに学校の魅力化につなげていきたいと考えております。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

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