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委員会会議録

質問文書

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令和3年2月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:飯田 末夫 議員
質疑・質問日:03/09/2021
会派名:自民改革会議


○飯田委員
 それでは、一問一答方式で質問させていただきます。
 捜査支援体制の強化についてお伺いしたいと思います。
 御説明頂いたとおり、刑法犯認知件数が平成15年から18年連続で減少していること、また総数としては4分の1以下になっていることは評価したいと思っております。
 しかし、各委員から御指摘があったとおり、特殊詐欺など巧妙かつ複雑化していること、そしてストーカー、DVなど人身安全関連事案は増加していること、また殺人、強盗など重要凶悪事件やひき逃げ、あおり運転等ニュースでも大きく取り扱われる事案など県民が不安に感じる犯罪は依然として発生していると感じております。そんなことからも警察に期待する県民の声は高まっているとも感じているところです。
 そのような中、前述のような社会的反響の高い事件事故に対して全国的に防犯カメラ、ドライブレコーダーなどの画像やスマートフォン、パソコンの情報解析によって犯人のスピード逮捕につながったという報道もよく目にしているところです。
 聞くところによりますと、警視庁では解析情報を専門的、部門横断的に行う通称SSBC――捜査支援分析センターがあって、県警察においても刑事企画課の捜査支援室が同様の業務を行っていると承知しているところです。
 そこで、県内の犯罪捜査における防犯カメラ等の画像やスマートフォン等の情報解析などを行っている捜査支援業務の現状とこれまでの実績についてまず伺います。

○平井刑事企画課長
 現状は、刑事企画課に捜査支援室を設置して、犯罪捜査における防犯カメラなどの画像やスマートフォンの解析などの捜査支援分析業務を行っております。
 実績については、令和2年中は捜査本部を設置して検挙解決しました菊川市におけるブラジル人夫婦被害の殺人等の事件や強盗、あるいは連続発生する強制わいせつ等約50件の事件現場に出動し防犯カメラ画像の収集及び分析を行ったほか、各警察署から依頼された防犯カメラ画像の分析や精査を約130件、スマートフォンやパソコンなど電子機器のデータの解析を約720件行い、被疑者の特定や犯行の立証などに結びつけております。

○飯田委員
 御答弁ありがとうございます。
 幾つか解決に結びついているので非常に頼もしいと思っております。今後も駅や店舗をはじめとして個人宅等における防犯カメラの設置、先ほども可搬式防犯カメラの貸与によって地区での取り入れが広がっているとお話も頂きました。
 実は私の地元でも可搬式防犯カメラを貸与頂いて、その後連合会で独自に購入して防犯カメラを設置した話も聞いておるところです。
 そのように防犯カメラの設置が増えてきて、また車にもドライブレコーダーの設置が進んでいますけれども、その他スマートフォン等の情報通信技術の活用は一層進んでいくことが予想されます。こうした画像や情報の収集、解析が犯罪捜査にも一層必要不可欠にもなってくるのではないかと考えているところです。
 この点につきましては、令和元年9月の定例会で我が会派の木内満議員が代表質問でも取上げさせていただきました。その際警察本部長から、県警察といたしましては引き続きビッグデータ、AI等を活用して先進的な捜査支援を行っている都道府県警察への職員の派遣、研修、受講等により捜査員の分析能力向上等を図るとともに、捜査支援室の体制の強化も進めてまいりたいと考えておりますと御答弁を頂いております。
 改めて、捜査体制の強化に向けたその後の見解をお伺いできたらと思います。

○平井刑事企画課長
 平成20年に刑事企画課内に捜査支援室を設置して以降、携帯電話やパソコンなどの電子機器のデータ解析を行う係に加えて、新たに平成31年に防犯カメラの画像収集を行う係を設けるなど犯罪情勢を踏まえつつ体制の強化を図ってきたところであり、刑事事件のみならず生活安全部門や交通部門などが取り扱う事案にも出動、支援を行うなど活動の幅を広げております。
 今後も、部門横断的な捜査支援が継続されますよう装備資機材の整備や人材育成などに努め、社会情勢の変化に対応すべく捜査支援体制の充実強化に取り組んでまいりたいと思っております。

○飯田委員
 御答弁ありがとうございます。
 冒頭申し上げたとおり、皆さんが昼夜を分かたず懸命に安全・安心に寄与していただいていることが抑止力となって刑法犯認知件数も減ってきていると同時に、捜査の中での検挙率の向上に結びついていると考えております。改めて申しますけれども、事件事故の早期解決は県民の誰もが望んでおるところであります。そのための体制強化は引き続き、前向きかつスピーディーに進めていただきたいと要望させていただきまして質問を終わりたいと思います。

○増田委員長
 ここでしばらく休憩します。
 再開は13時15分とします。

( 休 憩 )

○増田委員長
 休憩前に引き続いて、委員会を再開します。
 質疑等を継続します。
 では、発言願います。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

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