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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成28年12月定例会文化観光委員会 質疑・質問
質疑・質問者:池谷 晴一 議員
質疑・質問日:12/14/2016
会派名:ふじのくに県民クラブ


○池谷委員
 それでは、まず12月補正予算のエコパの関係から質問させていただきます。分割質問方式でお願いします。
 人工芝ですけれども、債務負担行為で工事自体は平成29年度まででございます。そうすると競技が行われるのが2019年になりますので、この間2年間程度トラックが使えない状況になるんじゃないかと思います。サッカーなどでも使っていますけれども、こういう種目はどうなるのかまずお聞きしたいと思います。

 次に、文化観光委員会説明資料の16ページ、富士山静岡空港の運営体制の構築の基本スキーム案の中に業務範囲がございます。更新投資につきましては基本的に運営権者が主体的に実施となっていますけれども、括弧書きで費用負担の一部を県に求めることができるとなっています。括弧書きがどういうケースを想定されているのかお伺いいたします。

 次に、アクションプランの49ページでございますが、公立学校と私立学校の連携の一層の推進がございます。この中に教員の合同研修の促進、そして児童生徒の安全・安心及び生徒指導面での対応など学校現場における課題解決のための情報の共有や施策の検討ということで、進捗状況が丸印ですので計画どおり実施しているということになっておりますけれども、この状況をお聞かせいただきたいと思います。

 同じく、静岡県教育振興基本計画「有徳の人」づくりアクションプラン第2期計画評価書の82ページでございますけれども、一番下に草薙総合運動場の再整備があります。2019年のラグビーワールドカップにも関連してくるわけでございますけれども、進捗状況が丸印で計画どおり進んでいるという評価でございますけれども、静岡市がラグビーワールドカップの公認キャンプ地に手を挙げ、練習会場として草薙総合運動場を使用するということでございます。
 基本的には、交通基盤部の所管になりますが、これに関しまして県サッカー協会から県のスポーツ局に文書が出ております。草薙球技場についてはトイレ、更衣室、シャワー等が古くて、また放送設備や医務室等が未整備という状況の中で、県サッカー協会はいいという話をしたそうですけれども、そういう文書が静岡市以外にもスポーツ団体から出ている状況下では、やはり文化・観光部としても施設整備を進めていかなければならないと考えるところでございますので、その点についての所見をお伺いしたいと思います。以上よろしくお願いします。

○高倉スポーツ交流課ラグビーワールドカップ推進室長
 今9番委員からいただきました質問のうち、まず人工芝の件についてお答えしたいと思います。
 今議会に人工芝の敷設工事の債務負担行為をお願いしております。人工芝の製造ということで2カ年にわたる事業になりますけれども、人工芝を実際に使うのは、試合に使用する前後の2週間ずつ、このときだけトラックの上に人工芝を敷くことになります。使用する前後は多少影響が出るかもしれませんが、これから2019年までずっと人工芝を敷設したままにすることはございませんので御理解いただきたいと思います。

 それからもう1点、草薙総合運動場の球技場の件でございます。
 現在、公認キャンプの申請を8月から12月22日まで受けることで、各自治体において準備が進んでおりますが、静岡市からは草薙球技場を練習グランドとして使いたいというお話がございます。内容について公認キャンプに認められる上でのガイドラインに記載されている施設の基準がございます。
 その点につきましては、トイレ、更衣室等も含めまして老朽化が進んでいることも認識しておりますので、交通基盤部で増築・改修の準備を進めているところでございます。

○板垣空港政策課長
 公共施設等運営権制度導入後の更新投資に対します県の一部費用負担についての考え方についてお答えいたします。
 公共施設等運営権制度を導入した後も空港の設置者としての県の立場は変わりませんので安全・安心に空港が管理運営されることを確保する必要があると考えております。県としましては運営権者に対しまして、管理運営に関し守るべき一定の水準を課す予定にしておりまして、設置者として社会資本である空港の基本機能ですとか、安全性が確保されるように運営権者による機能維持のための更新投資――これは維持補修などになりますけれども――の履行を確実にするために基本スキーム案におきましては、空港基本施設等――滑走路ですとか着陸帯ですとかエプロンとか場周道路などになりますけれども――に係る投資費用負担の一部を県が持つということです。
 具体的な負担割合等につきましては、現在検討させていただいておりまして、関係者の意見も聞きながら今後調整をしたいと考えております。

○伏見私学振興課長
 公立学校と私立学校の連携についてお答えいたします。
 公私立の連携につきましては、昭和50年から静岡県公私立高等学校連絡協議会を設置しておりまして、これは教育長を会長、文化・観光部長を副会長としまして、各公私立の校長などが委員になっているものでございます。この中で教員研修を初めとするさまざまな分野におきまして、公私立間の連携を図っておりまして、ことしの10月現在で49事業の連携を図っております。
 具体的には、研修においては、総合教育センターで行っております研修、私学協会で行っております教科ごとの研究を行う教育研究部会など公私双方で行っている研修にお互い参加できる形にしております。
 また、児童生徒の安全面とか生徒指導の面につきましては、県内10地区に生徒指導地区研究協議会を設置しておりまして、その中で生徒指導上の諸問題の情報交換、協議などを行っておりまして、生徒指導とか安全教育の充実を図っているところでございます。

○池谷委員
 人工芝の関係で聞きたいんですけれど、多分第1種公認をとっていると思います。そういう点について影響は出ないのかということと、ラグビーワールドカップ2019が終わると2週間ぐらいで元に戻っちゃうという理解でよろしいのかお聞きいたします。

○高倉スポーツ交流課ラグビーワールドカップ推進室長
 人工芝については、製造いたしまして使用するときだけ設置するということで、既存のトラックには影響がでないことになっております。

○池谷委員
 所管事務調査ということでお願いしたいと思います。
 下田市が2020年東京オリンピックのサーフィン競技会場の招致を国に要望したという報道がございましたけれども、招致に係る現状と県の対応についてまずお聞きいたします。

 次に、県の東京観光案内所がリニューアル5周年でございます。
 この案内所の現状がどうなのか、また費用がどのぐらいで効果はどの程度あると見込んでいるのかお聞きいたします。

 次に、富士山の関係ですけれども、やはり冬山登山をする方がおりまして、遭難とか滑落事故が後を絶たない状況でございます。登山道は当然ながら閉鎖されるわけですけれども、冬山登山そのものを禁止することにはなっていないと思います。
 この事故を防ぐ対応策をどう考えておられるのかお聞きいたします。

 次に、ツアーバスとかガイドの手配を行う仲介業者――ランドオペレーターというそうですけれど、全国に864社あるという報道がございました。このランドオペレーターが入ってきますと、バス運賃、最低料金割れとか、特定の土産物屋に連れていったり、あるいは高い値段で販売する、商品販売をツアー客に強いるトラブルが発生しているようでございます。
 外国人登山客のマナーについても、こういう皆さんがしっかりとツアー客の皆さんに指導しているのかという疑問もあるわけですけれども、ランドオペレーターに係る県内の状況と対応についてお聞きいたします。

 最後に、空港の関係ですけれども、これも報道にありました。
 航空機のオーバーランに備えた滑走路端安全区域という基準があるようですけれども、全国では69の空港が基準を満たしていないということで、69の空港の中には富士山静岡空港も入っています。滑走路端安全区域、安全確保についてどういう考え方かお伺いいたします。以上よろしくお願いします。

○山本スポーツ交流課長兼オリンピック推進室長
 下田市の2020年東京オリンピックのサーフィン競技会場誘致の現状と県の対応についてお答えいたします。
 サーフィンにつきましては、12月7日に国際オリンピック委員会――IOCの理事会で会場が決まりまして、千葉県の釣ケ崎海岸が正式にサーフィン競技会場として承認を受けております。
 下田市については、11月24日に自民党に再度プッシュして要望書を提出した事実がございます。競技会場に選ばれない場合でもサーフィンが盛んな地域ということで、東京オリンピックに関連した内閣府が進めるホストタウンに申請してございますので、競技会場ではないんですけれどこれからサーフィンの選手のキャンプ誘致を進めることで、県も取り組みを支援していきたいと考えてございます。

○関観光振興課長
 東京観光案内所の現状、それから費用、効果等につきましてお答えいたします。
 今年度約2350万円の委託費を支払っておりまして、5名の職員、お茶インストラクター2名の体制で交代で対応しております。営業時間につきましては10時から17時までで、年末年始を除き無休で対応させていただいているところです。
 案内件数は、平成26年度は1日当たり56件、平成27年度は63件、今年度に入りまして71件で増加しております。また案内業務のみではなくマスコミへのプレスリリース、エージェントへの情報提供、それ以外にもリニューアル後に各市町観光協会が案内所内でPRイベントをやっております。
 そういったものに対する支援もやらせていただいておりまして、情報提供、情報拠点として一定程度の効果を上げていると認識しております。

○松浦富士山世界遺産課長
 夏山登山以外の登山につきましてお答えいたします。
 夏山登山以外の登山につきましては、平成25年度にガイドラインを作成してございまして、3つのルールを掲げております。万全な準備をしない登山者の登山禁止、登山計画書の提出、携帯トイレの携帯の3つでございますけれども、静岡県、山梨県でガイドラインの周知を図ることで、夏山登山以外における事故の防止について啓発を行っているところでございます。
 山梨県側では、9月に地元の自治体から抑止効力の実効性を高める方策を検討するよう山梨県知事宛てに申し入れがあったところでございますけれども、私どもも山梨県と足並みをそろえながらガイドラインの一層の周知と冬山登山の危険性を、例えば映像などを使ってお伝えしていくとか周知の強化に努めていきたいと考えております。

○小坂観光政策課長
 ランドオペレーターに関する御質問をいただきました。
 既存の法制度でございますけれども、ランドオペレーターに関する規制は特にございません。先ほど9番委員から全国に864社あるという情報もございましたけれども、現在県内に何社ランドオペレーターが存在するのか明確に把握できていない状況でございます。
 県では、第1種の旅行業者を除きまして、第2種、第3種、また地域限定旅行業者、旅行業者代理業者の登録を行っておりまして、旅行業者に対する総括的な苦情の窓口も設けておるところでございますけれども、これまでのところ特定のランドオペレーターに対する苦情は直接聞いていない状況でございます。
 現在、国では有識者のメンバーによりまして、新たな時代の旅行業法制に関する検討会が立ち上がっておりまして、その中で現在規制のないランドオペレーターに係る制度の創設についても検討が進められていると聞いております。この中では、まずランドオペレーターに旅行業者の登録を促すこと、また登録していないランドオペレーターについては新たなカテゴリーを設けて登録制とすることが検討されており、今後行政の指導が可能になると聞いております。
 県としましては、今後とも旅行者の安全・安心が図られるように、国の制度改正を注視いたしまして、今後ランドオペレーターへの指導が可能となりますよう国と連携して対応していきたいと考えております。

○大橋空港運営課長
 RESAの対応について御説明申し上げます。
 まず、富士山静岡空港の現況でございますが、富士山静岡空港の滑走路はトリプルセブンの大型機まで対応できる2,500メートルの滑走路となっております。現在就航している航空機はほとんどが小型旅客機のため、長さとしては余裕があると認識してございます。
 次に、RESA――滑走路の端からの安全区域でございますが、滑走路端の90メートルから240メートル確保することとされており、富士山静岡空港では西側は確保できておりますが、東側が確保できない状況となっております。
 全国の空港における課題であると認識しております。国では現在、空港の情報を収集して整備方針を取りまとめるとしておりますので、富士山静岡空港においても整備方針に沿って対応を検討していきたいと考えております。

○池谷委員
 1点だけ質問します。
 富士登山のガイドラインの関係ですけれども、前回の文化観光委員会でも質問しましたけれど、外国人のマナーが非常に悪いものですから、そういう点の配慮と言いますか、対応をお聞きしたいと思います。

○松浦富士山世界遺産課長
 外国人への対応でございますけれども、夏山期間中に外国人の登山者を対象にしたアンケート調査を実施しています。約500名の方にアンケートに答えていただいておりますけれども、登山情報についてどのような形で仕入れているかという設問があるんですが、インターネットを通じていろいろ情報を集めていることが確認できております。
 したがいまして、登山を計画した時点で9番委員から御指摘ございましたマナーの問題ですとか、あるいは装備の問題とかをよく御承知いただけるように、効果的な啓発に努めてまいりたいと考えております。

○田内委員長
 ここでしばらく休憩とします。
 再開は13時30分といたします。
( 休 憩 )

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