• 携帯電話向けページ
  • Other language
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • 組織(部署)から探す
  • リンク集
  • サイトマップ
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > 静岡県議会 > 委員会会議録 > 質問文書

ここから本文です。

委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成22年12月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:大石 裕之 議員
質疑・質問日:12/02/2010
会派名:民主党・ふじのくに県議団


○大石(裕)委員
 私からも質問させていただきます。
 総合計画ということですので、各論のことを細かいことを言っても――言いたいことあるんですが、言ってもしようがないので、2つだけ言わせていただきます。
 まず1つ、家庭における食育の支援というところで、朝食摂取状況調査を実施するということになっておりますが、これの調査方法、そしてどういう規模でやられて、それをどう生かしていくのか、その辺のアクションプランというか、そこら辺の内容を少し教えていただきたいと思います。

 そして、近年教師の皆さんのいろんな不祥事、犯罪、もしくはわいせつ事件等、よくマスコミ報道されておりますが、それに対する教師の方々への対策といいますか、そういったものがこの中でははっきりとは見受けられませんので、それに対しての御認識をお伺いしたいと思います。

○中澤事務局参事兼学校教育課長
 朝食摂取状況調査でございますが、これは今までも行っておりまして、それを引き続き行っていきたいと考えていますが、これは毎年10月から11月のある期間での朝食調査をいたしております。小学校、それから中学校、そして高等学校、また幼稚園につきましても調査をかけております。この調査は2種類ありまして、1つは朝食の摂取率を求めるものでございます。もう1点は、その内容でございます。つまりバランスのよい朝食をとっているかという点、この2点について求めていくものでございます。そして、この後この結果をもとにしまして、いろいろなことに取り組んでいくわけですが、1つは実際に子供たち、そして家庭へ働きかけていくということで、リーフレットを小学校の5年生と中学校の1年生に渡します。そのリーフレットに実は自分で記入するようになっていて、自分の朝食をもう一回見詰め直すというような働きかけをしています。
 それからもう1つは、これは全学校で食に関する指導の学校の全体計画――これがまだすべての学校でできてるわけではございませんが――これの作成率を上げていくように働きかけてまいります。以上です。

○水元事務局参事兼学校人事課長
 御指摘のあった不祥事の対応のことについてでございます。
 こちらのほうの計画の中にそのことを特出ししてはいないんですけれど、この前もいろんな校長会等で話をさせていただきました。心身のバランス関係を含めて折々、いろんな場面でそういうような教職員との面談を行い、あるいはまた情報提供をというようなことで、それに基づいて人事担当が各学校等を回って、また対応を一緒に協議するというようなことも行っております。
 それから、もう1つは、近年のところを踏まえますと、教員ばかりではないところもあります。いろんな職、臨時的な任用の講師がそういう不祥事を起こしているというようなところもあるものですから、今具体的にその講師の任命あるいは研修について、その対応をもっと密度の濃いものにしていかなければならないというようなことを考えております。
 それから、時代の中で、今は校内の研修だとか、いろんな面で県のほうでつくった研修資料が用いられてるんですけれど、内容そのものは社会的な情勢も含めて変化をしているものもあります。それから、もう1つは、今ではセクハラだったり、それからパワハラ的な、そういうようなところについての要素もあるものですから、いろんなことを含めて研修資料をもう一度現状に合うものに、あるいはより効果のあるものに見直すということを行ってるところでございます。以上です。

○大石(裕)委員
 ありがとうございました。教師の皆さんの育成の部分なんですが、総合計画の中にもいろいろあります。子供の心の健康問題、教職員の対応能力の向上とかありますけど、こういうのも教師の皆さんの心がしっかりしてなきゃ当然できないことであります。また安全・安心な教育環境の確保ということで、家庭、学校、地域との連携のもと危機管理のための教育を推進し、災害や事故、犯罪等から子供を守る安全安心な教育環境を確保するということですけど、教師自体が犯罪を犯してしまうということもあるという状況ですので、私はある意味、非常事態のような感じがしておりまして、やはり講師の方であろうと何であろうと、こういった仕事に就かれるということには高いモラルと仕事の矜持みたいなものが重要であるというふうに思っております。スポーツ選手なんかでも一緒ですけど、いい指導者と出会うと自分がアスリートになれるというようなことがよくあります。学校も同じで、よい先生との出会いというのは、子供としっかり向き合ってくれる先生という出会いが有徳の人を育てるんだというふうに根本的なところで私は思っておりますので、そういう犯罪や破廉恥的なセクハラであったり、そういったことがある教師が近くにいた、もしくは担任であったりしというのは、子供にとっては非常に大きな衝撃であり、いろんな意味での大きなストレスになってしまうだろうというふうに思います。そういうものが特に最近多いという中で、教育委員会としてそういうものをどうなくしていくのかという方針は、ある程度明確に示すべきだと私は思っております。それが全く欠けている、ないというのは、私は非常にちょっとなぜというふうに思ったわけであります。ただ、これはなぜかというと、何をやったからすぐできたということじゃないと思うんですよね。時間がかかることですから、だからこそ常日ごろからやっていかなきゃいけない、そんなの基本方針に載ってしかるべきじゃないかと私は思っています。例えば、そういうことをなくすのはやっぱり先輩教師とか教頭、校長とか、昔だったらそういう方々と時間をかけて接して、若いときから教育されてきてという積み重ねで一人前の先生になれるということがあったと思うので、それが今大分なくなってきてしまったというような状況もあろうかと思います。
 そういった中でふじのくに学びの宝箱がありますよね、これも委員会でも話もしましたけど、例えば退職した教員とかスポーツ指導者なんかの人材情報データベースもできるわけですよね。そういったものを先生方も活用して、自分たちの自己研さんをできるというような、そういった形もまた1つの方法ではないかなとも思いますし、そういった学校の中での、上の人間が下の人間を育てていくというような風土ももう一回再構築しなきゃいけないんだというふうに思っておりますが、そういったものをもう少し積極的に、今の現状を憂いていれば、私は表に出してやるべきだと思っておりますけど、そこら辺のお考えをもう一度お聞かせください。

○安倍教育長
 大石委員からお話があったとおりだと思います。私も今お話を聞いていまして、やはりこれだけ不祥事がありましたので、教育委員会としてどういう形で先生方のモラルとか健康面とか、そういうものを総合的に考えていくかということは、いま一度検討してみたいなと思います。これは一学校人事課の問題だけではなくて、教育委員会で言えば福利課のメンタルヘルスとか、あるいは業務量の効率化とか、いろいろな視点からやはり考えなければいけないことでもありますし、また採用のところでの工夫はないかどうかということもありますので、これは私なりに今の御指摘を踏まえまして、少し多角的にやっぱり整理をする必要があろうかなと思いますので、またしかるべきときに、それについてはお示しをしたいなというふうに思っていますので、よろしくお願いしたいと思います。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp