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委員会会議録

質問文書

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平成29年9月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:江間 治人 議員
質疑・質問日:10/03/2017
会派名:自民改革会議


○江間委員
 それでは、一括質問方式で2点お伺いします。
 最初は、公立学校教員採用選考試験結果を拝見させていただきまして、昨年に比べて志願者数、受験者数ともに減っているということで、景気の動向もあわせて非常に影響のあるところではないかなと思います。これは仕方がないとしても、実は教科ごとの募集というか受験者数を見ますと、教科によって倍率に格差があり、特に気になる英語に関しては倍率が非常に低いと。定員の問題もあるかもしれませんが、やはりこれからだとグローバル人材を育成する中で、これだけ英語教員に人気がないことが危惧されるのではないかなと思います。その原因とか、改善すべき点等があったらお願いしたいと思います。

 それから2つ目の質問になりますが、確かな学力の育成ということで、私も代表質問で質問させていただきました。時間の関係で突っ込みが足りなかったなと思っておりますけれども、改めて教えてもらいたいと思います。
 まず総合計画後期アクションプラン評価書案の75ページを見ますと、平成25年度から29年度までの学力調査の全国の平均点を上回る科目等の数字が出ておりますが、小学校はばらばらなんですけれども、中学校へいくと全部100%を超えております。これについては私もある程度評価していると代表質問でも申し上げましたけれども、何で小学校ではこんなばらばらだったり、ゼロ%のときがあったりしたのに、中学校になったら100%になってしまうのか、この辺について理由、分析等がありましたら教えていただきたいです。
 それから関連的な質問になって申しわけありませんが、平均点を上回る、前後する点数をとる静岡県の児童生徒が、私は劣る学力では全くないと思いますけれども、さらに上を目指す必要があるのか。優秀な児童生徒として認められるのか、この5年間の結果について御感想をぜひいただきたいです。

 それから最後に、代表質問でも申し上げましたけれども、学力というのは子供たちの能力、それもある一時点を摘出したものであって、やっぱりその子の能力とは違う部分がいっぱいあります。ただし学力を下支えするのは必ずあるということで、個人的には子供たちはよく寝てよく食べる、自然に触れ合う、それから友達、仲間といっぱい遊ぶ時間ですね。大人でもそうですけれども、やっぱり会議だけやっていてもだめで、夜一杯飲んで遊ばないと本当のコミュニケーション能力はつかないと思います。それから好奇心を持つことがすごく大事で、それが自信にもつながる。代表質問でも申し上げましたが、大人が子供の成長を妨げないことが、子供たちのポテンシャルを上げていく下支えとなると思います。技術だけじゃなくて、ポテンシャルを上げていくことが大事だと思いますが、最後の質問に関してはぜひ教育長の御意見を賜りたいと思います。以上よろしくお願いします。

○太田義務教育課人事監
 教員採用選考試験の受験とりわけ英語についての倍率の低下について御意見いただきました。
 教育学部においても、静岡大学では他県から入学してくる教育学部の学生が半分ほどいたりということで、受験者も若干減っているところであります。大学との連携の中で、できる限り受験していただく方策を今模索しているところです。
 あと、社会科等はさまざまな学部で免許がとれるんですけれども、国語とか英語はなかなか免許がとれる学部、学科が少ない中で、先ほどおっしゃられたように、景気がよくなると文学部とか外国語学部の人たちが優先的に民間企業にとられてしまっている部分があるのかなと思います。教育学部に限らず、理系の学部もそうなんですが、外国語学部とか人文系の学部についても、オリエンテーションとかガイダンスを進めながら、受験者を募っていきたいなと思っております。細かな分析が十分にはできていないんですけれども、受験者の出身学部を見ると、そういった傾向があるかなと捉えております。

○宮ア義務教育課長
 全国学力・学習状況調査についてでございますけれども、中学校がなぜ高いかということで、静岡県では小学校、中学校の連携を大変重視しておりまして、例えばある地区では、幼小中の連携会議もございますし、一緒になった研修も充実しています。せっかく国で50億円かけて実施している学力・学習状況調査でございますので、これをできるだけ生かそうということで、PDCAサイクルをしっかり確立することでこれまで取り組んでまいりました。その成果が出ているということであればよろしいのかなという考え方でおります。

○木苗教育長
 教育長の木苗です。きょうは一日いろいろとお話しいただきましてありがとうございました。
 皆さん御存じのように、私は静岡県立大学にいたんですけれども、実は最後の三、四年は高校へ行って、理系なものですから、結構高校生相手に講義をしたり、あるいは三島市では確か小中高の校長先生200名ぐらいにもお話ししたことを思い出しました。そういうことで県教育委員会とは無関係ではありませんでした。
 私は教育長になるなんて全然思ってもいなかったんですけれども、お話をいただいて、それじゃ静岡県の教育はどうなんだろうと随分自分なりに勉強したのと、それから教育長会議が年に3、4回ありますので、私は第3分科会の専任者をやっているんですけれども、文部科学省とかいろいろでやっている中で、じゃあこれからの日本の教育はどうあるべきか、それから静岡県はどうあるべきか整理しておりました。
 ただ、静岡県を見てみると、先ほど来いろいろお話がありますように、やはり幼稚園から小学校へ行くときに、小1ギャップ、小1プロブレムということで不登校になる。小学校から中学、中学から高校に行くと多分不登校の生徒が4,000人ぐらいいると思うんですね。これがまだ余り手をつけられていないこともありますので、この辺も含めて今いろいろと考えているところです。
 それから先ほど来、小学校のとき成績が悪くても中学校、高校になるとだんだんよくなってくる、元気になると。静岡県の人はキャッチボールもボール投げも下手だけれども、だんだん上がってくると。実はゆうべ国体から帰ってきたんですけれど、その前もインターハイにも行ってきました。そういう中でアスリートの若い連中ですから頑張ってくれていますし、いつも話もするんですけれども、そういう意味では感動を覚える機会を子供たちにできるだけ与えてやりたいと思っています。
 教育で言いますと、幼稚園から小学校、小学校から中学校、中学校から高校までは今までやってきたんですが、別個でやっている大学は静岡県にも19大学あります。四大と短大とありますが大学生は19大学、3万9000人いますので、これを使わない手はないということでしずおか寺子屋もそうですし、それから県立大学では海外と相当いろいろやっています。高校生もカリフォルニア大学サクラメント校へも去年から送っておりまして、それをもっと広げていこうと考えています。
 そういうことで、自分がここまできたのも、皆さんのいろんなアドバイス、あるいはいろいろなお力添えをいただいてきたものですから、今度は私がいい意味で恩返しすると。ただそれだけじゃなくてあすの静岡を背負って立つ人たちを育てなきゃいけない。静岡県の中だけじゃなくて、海外へもどんどん行って、外からも静岡県を見てもらって、そして行く行くは静岡県でも頑張ってほしいということで動いているところです。
 十分ではありませんけれども、県教育委員会がこうやって応援してくれますし、それから1つ僕は現場主義で年に10回は小学校、中学校、高校、特別支援学校も回っています。建物を建てることになったら、まずそこへ行って、自分で見て、こうしようねと、課長、参事もみんなそういうことで私を誘ってくれますので、やっております。
 ぜひ、委員の皆様方におかれましても、今後ともいろんな面で厳しい御助言をいただいて結構ですけれども、一緒にやりましょうというんじゃないんですが、またこれからも御助言賜りたくよろしくお願いいたしまして、まとまりのない話になって済みませんが、一つよろしくお願いしたいと思います。本日はどうもありがとうございました。

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