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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成21年決算特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:大石 裕之 議員
質疑・質問日:11/05/2009
会派名:民主党・無所属クラブ


○大石(裕)委員
 3点ほど質問させていただきます。
 説明資料の59ページの漁業取り締まりの推進ですが、先ほど16番委員からも質問がありましたけれども、漁業秩序の維持確立を図るという意味で、被害額がどれぐらいなのか。それでこの予算を使ってそれがどのように改善されたのか。なかなかイタチごっこで大変だというのはわかるんですが、その数字をちょっといただきたいと思います。

 それから陸上巡視によるシラスウナギ及びアサリの採捕にかかわる取り締まりを実施したということなんですが、これはシラスウナギの罰則を、たしかこの20年度に強化されたんだと思うんですが、それによってシラスウナギの価格とか量とか、そういったものが適正に維持されるようになったのかどうなのか、そこの結果を教えていただきたいと思います。

 それと、次に7ページのしずおかブランド日本一の推進ということの中の事業内容で、しずおか夢逸品市場の運営とありますが、これはキミサワさんに協力していただいてということですけども、この開催方法とこれをやられた後、どういう効果があったのかとか、総括をどうされているのかというのをお聞きしたいと思います。

 そして観光局ですが、90ページの観光局の資料で、目的の部分で質の高い商品やサービスが提供される観光産業の健全な発展を目指すということですけれども、観光局は人づくりであったり消費者の視点での事業は、非常にある意味充実しているというふうに理解をしております。
 もともと生活・文化部にあったということも、そういったところが影響しているのかなとも思いますけれども、今、産業部に入っている中で、産業として観光産業、特に旅行代理店みたいな、中小の小さな旅行代理店のことを私は言っているんですけれども、地元の旅行代理店を育てるとか、活性化させる。それが県の観光、また観光産業を活力あるものに、大きくしていくということだと私は思っておりますので、そこら辺の視点でどのように今取り組まれたのか。その辺の総括みたいなものでも結構ですが、お聞かせ願いたいと思います。以上です。

○鈴木水産資源室長
 漁業取り締まりの関係についてお答えいたします。
 密猟の被害額についてですが、検挙されて初めてどれだけ密猟があったのかということがわかるものですから、なかなか全体を把握するということは非常に難しいんですが、過去に検挙された事例から言いますと、アワビ、サザエなどの密猟は、いわゆる漁業による漁獲量と匹敵するぐらいあったということが、研究の中の推計でまとめられています。したがいまして、億の単位の被害に及ぶということが考えられます。

 それからシラスウナギの許可制の件でありますけれども、当初、漁業法が改正されまして知事許可漁業としてシラスウナギの採捕を取り上げる予定でありましたけれども、現在は知事許可漁業とはせず、調整規則の中で養殖のために必要な量を最低限とらせるという特別採捕の許可で認めております。
 何よりも養鰻業の振興を図るためには、県内の養殖業者が必要とする種苗を必要量だけ供給、採捕する。特に鰻資源が近年、枯渇に近いほど減少しておりますので、不必要にとらせないということで、ルールの周知に努めているところでございます。以上です。

○木マーケティング室長
 しずおか夢逸品市場の運営につきまして御説明申し上げます。
 このアンテナショップでございますけれども、ここに書いてありますように19年6月から東京の目黒区自由が丘で、それから横浜にございます港南台店は19年11月からということでアンテナショップを運営しております。
 これにつきましては静岡の特産品が、日常価格で購入できる新しいタイプのアンテナショップという形で位置づけておりまして、開設後、かなりの食材を売り上げております。キミサワの中では店舗内の40%がこの県産品で占められておりまして、かなり誘客効果も高まっているというふうに伺っております。
 平常的に県産品を売っておるわけでございますけども、自由が丘店につきましては毎月、県内の業者、五、六業者が出店いたしまして、自分たちの商品を直接売って反応を見るということを実施しております。これによって、どういう商品が首都圏で売れるのかということをつかんでいるところでございます。
 実際の売り上げでございますけれども、20年度で対前年と比較しまして、キミサワで10%ほど伸びているというお話を聞いておりますし、そういった面で業者は民民の関係で、アンテナショップを運営しているというふうに総括しております。
 出店者も出ておりますし、実際に反応をつかめます。なおかつフードフェア実行委員会の中に幹事会がございまして、それらの結果について各団体の皆様に報告しているということでございます。以上でございます。

○池谷観光政策室長
 産業としての観光業ということでございますけれども、観光というのはやはり旅館業、あるいは観光産業、それぞれやはり産業としての視点というのが重要だと思います。
 そうした中で、バブル経済の中で非常に巨大な投資をして、経営に行き詰まっているような旅館もございますが、そうした中で、やはりサービス業として経営を革新していかなきゃいけないということで、こちらは私どものほうではなくて、商工振興室のほうで、62ページにもございますけれども、サービス産業の生産性向上というような取り組みもしております。これらもこれから順次、ちょっと遅まきではございますけれども、拡大しながら産業振興という形で、観光産業を振興していきたいというふうに考えております。
 それから旅行業についてでございますけれども、私どものほうでは第3種の旅行業について登録業務等を行っております。こちらも非常に昔はマスツーリズムという形で、グループ、団体を送ってもうけてるというような形でやっていたんですが、非常に経営が厳しいという中で、一方、うちは着地型の商品というんでしょうか。地元で新しい観光商品をつくっていくという、必ずしももうかるものではございませんけれども、少しずつやっぱりそういうものを育てていこうということが、旅行業界のほうでも取り組みが始まっております。
 そうした中で私どもとしても、そういう旅行客を送るだけではなくて、自分たちの地域で商品をつくっていくという、そういう形での支援をこれからもやっていきたいというふうに考えております。以上です。

○大石委員
 ありがとうございました。
 シラスウナギの件に関しましては、本当に養鰻をやっていらっしゃる方々は非常に苦労をされているという状況もあるものですから、ぜひ今後もその辺の取り締まりを含め、しっかりやっていただきたいというふうに思います。

 そして観光局のほうなんですが、旅行代理店の方々の何人かと話をすると、どうしても大手のほうに意識がいってらっしゃるというようなところで、ひがみも含めてかもわかりませんけれども、そういう声がよく聞かれます。やっぱり地元の皆さんも、今、一生懸命苦労されてやっている状況の中ですから、しっかり育てていっていただきたいというふうな意識がありますので、ぜひそこら辺も含めて、今後の展開を期待しておりますので、よろしくお願いいたします。以上、要望で終わります。

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