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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和4年2月定例会文化観光委員会 質疑・質問
質疑・質問者:大石 健司 議員
質疑・質問日:03/09/2022
会派名:無所属


○大石(健)委員
 一問一答方式でお願いします。
 まず、文化観光委員会説明資料7ページのスポーツ・文化観光部組織定数の概要のうち、しずおか型ガストロノミーツーリズムの推進についてお伺いいたします。
 後期アクションプラン案検討のときにも、このガストロノミーという言葉が非常に分かりにくいという話が出ました。
 説明資料28ページにも出ていますし、主要事業参考資料の11ページにガストロノミーツーリズムの解説もつけていただいておりますけれども、やはりこの名称については、国や県が使っている中で、この説明以外に県民や業界に向けて、また外に向けて言う言葉としてサブタイトルがあってしかるべきかなと思います。例えば美味探訪であるとか、静岡美食再発見とか、静岡極上グルメツアーとか、静岡の歴史を食べ尽くせとか、そういうのを僕も考えてみました。そういうことを考えたほうがいいと思うんですけれども、定着するまでずっとこのままこれでやっていくのか伺います。

○川口観光政策課長
 しずおか型ガストロノミーツーリズムの表記につきましては、地域の食文化や食の活用もさることながら、料理人、生産者が連携したSDGsの取組を入れる仕組み、観光と組み合わせながら質も確保していく仕組みも特徴になりますので、それをもってしずおか型という言い方をしておりますが、6番委員御指摘のとおり、例えば新潟県であると新潟美食旅といった名前があります。 今後、情報の発信であるとか本県のガストロノミーツーリズムの発信に当たりましては、静岡県の特徴も踏まえながら、取り組む側と訪れる側双方に印象に残る名称となるように県内で議論を広めて発信には留意してまいりたいと考えております。

○大石(健)委員
 よろしくお願いします。
 私はこの言葉を知りませんでしたので、友達や周囲に聞いたところ、やはり誰一人分かりませんでした。ガスから始まる言葉がおいしいものを食べる意味に通じないものですから、静岡元気旅みたいな元気のいい名前、サブタイトルをつけていただくことを要望いたします。

 それと関連して、主要事業参考資料の11ページを御覧ください。
 ガストロノミーツーリズム推進事業費4000万円とある中で、僕は読み方を間違えていたんですけれども、これは経済産業部の扱いだけど関係があるので載せているわけですが、「食の都」づくり推進事業費の中で大学と提携した料理人等の育成が新規であり、スペインバスク地方の食の町で有名なサン・セバスチャン料理専門大学で研修とあります。
 それがガストロノミーツーリズム推進分として、こちらの事業とリンクしているという書き方がされているので伺いますけれども、この御時世に県が料理人を育成するためにスペインに人を派遣する事業――当然産業委員会でも話が出ているとは思いますけれども――どうしてガストロノミーツーリズム事業費と関わってくるのか。この関連性がいろいろ突っ込みどころ満載なんですけれども、教えてください。

○川口観光政策課長
 ガストロノミーツーリズムの推進に当たりましては、料理人や生産者がサービスの提供に関わっていただくことが重要になってまいります。
 したがいまして、料理人の果たす役割が大きくサン・セバスチャン――ガストロノミーツーリズムの先進地になりますが――実地見聞をして成功事例を肌で感じてきていただいて、本県にその知見を持ち帰って中核となって活躍していただきたいという趣旨です。人材育成事業として現地に行って、レシピを共有化している地域の取組であるとか、料理技法をどのように広めていくと料理の質が高まるかといった研修も含めて海外の先進事例を学ぶ事業と承知しております。

○大石(健)委員
 料理人をサン・セバスチャン料理専門大学に派遣すること自体が我々県議会議員に説明がされていないので、どのぐらいの人数をどのくらいの期間で、どういう資格を持って帰ってきて、その人たちがどうしてガストロノミーツーリズムの中に組み込まれて県の観光施策に生きてくるのかという説明がないと。この金額もそうですよね。議案説明書90ページの経済産業部マーケティング課のところを見ると、(ウ)食の都づくり推進事業費として確かに4450万円の計上があります。その説明が食の都づくり仕事人と連携し食の魅力発信を行うとともに、人材育成や食のSDGsの推進体制を構築しガストロノミーツーリズムを推進すると。何かよく分かったような分からないような説明があるんですよ。その金額が4450万円と計上されているにもかかわらず、皆さんの出された資料の中のガストロノミーツーリズム推進分が3490万円で、マーケティング課が出している予算より1000万円弱少ないんですよ。
 ということは、しっかりと皆さんがこの事業について話を進めて、幾らの予算でやるかも全部詰めて、そのうちこの分がガストロノミーツーリズムと関わっていると判断して3490万円という数字をここに書かれていると思うんですけれども、私の認識がおかしいのか、どうして数字が合わないのか教えてください。

○川口観光政策課長
 主要事業参考資料11ページに食の都づくり推進事業費ガストロノミーツーリズム推進分という記載があります。「食の都」づくり推進事業費自体は4450万円ですが、幾つかメニューがございまして、その中でガストロノミーツーリズムに資する部分3490万円を抜き出して記載させていただいたところです。

○大石(健)委員
 ここまでしっかり差し引きまで入れて書くのであれば、料理人のサン・セバスチャン料理専門大学が幾らかかって何人で行くか。SDGs料理店認証制度の創設、運用が幾らかという内訳も分かっているということですよね。それを教えてください。

○川口観光政策課長
 大学と連携した料理人等の育成につきましては、300万円と承知しております。

○大石(健)委員
 桁が違ったのでほっとしました。300万円だったら、まあありかなという感じです。
 要望ですけれども、その辺も今コロナが収まり切らない中、また外国に人を出すと。多分300万円だったら1人か2人だと思いますが、県の迎賓館みたいなものがあってそこでツアーを組んでそういう料理人をつくるならまだしも、どうやって選ぶか分からないものを県として支援して、それがガストロノミーツーリズムと関わっていますというのは非常に説明不足だと思うので、県民やマスコミや我々が理解できるしっかりとした説明を検討していただくことを要望いたします。

 次に、説明資料の27ページです。
 県立大、文芸大の就職内定状況ですけれども、卒業予定者の内定率として、県大も文芸大も今年の予定も含めて5年分書かれています。これは毎年波を打っているように減ったり増えたりしているんですよ。コロナの影響もある中頑張っていらっしゃるのは分かるんですけれども、この数字の流れをどう認識していらっしゃるかを教えてください。

○手老大学課長
 一部報道にもありますように企業の採用意欲はかなり高まっておりまして、今年度県立大学では学部計で0.7%減となっているものの、最終的には例年並みの98%から99%台の高い内定率になるものと見込んでおります。片や文芸大では昨年同時期で83.9%。こちらはやはりコロナ禍の影響で低水準となった前年度においても懸念されたのですが、結果として最終的に92.6%で、90%以上の確保ができております。今年度は現時点で6ポイント増加しておりまして、最終的にはコロナ禍前の水準程度まで回復するものと見込んでおりますが、この波につきましては、特段の理由として承知しているわけではありません。
 ただ、両大学とも文系の学部があり就職する業界が幅広いこと、県大につきましては看護学部とか薬学部とかは就職率がかなり高く、そういう学部構成の違いもあります。コロナの影響は目立ってありますけれども、それ以外の波につきましては、文芸大はデザインという特殊な学部もございまして、そちらの就職状況に関しても経済状況によって波もありまして、最終的なものにつきましては、現時点ではコロナ禍前の水準まで盛り返せると考えております。

○大石(健)委員
 ありがとうございます。
 すみません、私の質問が間違えました。内定率の波ではなくて、私の聞きたかったのは県内、県外就職率です。
 毎年上がったり下がったりしていて、令和3年に関しては恐らくコロナがはやったので、やっぱり地元に就職しようという人が増えたんじゃないかなと思っているんです。
 内定率は令和4年3月卒の見込みが書いてありますが、県内、県外就職率は書いてないので、今の時点で大体どんな感じか教えてください。

○手老大学課長
 県内、県外の就職率につきましては、昨年度の数字しか出しておりません。現時点で県内外の就職率については統計上取れないところです。県内、県外就職率の増減についてですけれども、6番委員がおっしゃったように昨年3月の県内就職率の伸びの要因につきましては、コロナ禍の影響で県内就職を選択肢とする学生の割合が増えたことによるものと考えております。こちらも経済状況等により年によって多少の増減はあるんですけれども、総じて県立大学では約6割、文化芸術大学では約4割が県内に就職という数字となっています。
 特に、文芸大のデザイン学部については希望職種の関係から大都市圏での就職活動を希望する学生が多いことから、県内就職率は4割程度の水準になっているところです。

○大石(健)委員
 分かりました。
 両大学とも就職率はずっとこの5年間90%、県大に至っては95%以上取っていて非常にいいと思います。今静岡県に求められているのは、大学生というか若者が東京や中京圏に行ってしまうことが問題なので、よそから来た人も含めて県大と文芸大に来てくれた方々にそのまま県内で就職してもらう数、割合を増やすことがやっぱり若年人口の流出を防ぐ意味でとても大事だと思います。この数字が少しでも上がるように特色のある授業や学校運営をしていただきたいと要望いたします。

 説明資料30ページのふじのくに安全・安心認証(宿泊施設)制度をお願いします。
 前回も伺ったと思いますけれども認証の状況で、補助申請が2,112件で37億5145万円あったけれども、交付が881件、金額も半分以下に2月28日現在で収まっているということです。なかなか狭き門かなと思うんですけれども、前回もこういう話をしてなるべく認めてあげようという話だったと思うんですが、現状についてどう思われますか。

○川口観光政策課長
 昨日の状況で申し上げますと1,421件で、現在作業を進めている状況です。中には申請書の到着遅れだとか、どのようにしたら拾い上げることができるか調整に時間等がかかる、あとは金額誤りの書類不備とかいろいろ要件はありますが、作業の流れも上がってきておりますので、引き続きなるべく多く交付決定できるような姿勢で現在手続を進めております。

○大石(健)委員
 私どものところへの連絡の大部分がこの件なものですから、今回も補正で決めた以上はまた同じようなことにならないように進めていっていただきたいと思います。

 説明資料32ページの空港関連施策についても伺います。
 新規で、国際線チャーター便補助について1便当たり40万円とのことですけれども、ほかの空港の先行事例というか、費用対効果として見込めるからだと思いますが、今のもくろみというか考えをお聞かせください。

○石ヶ谷空港振興課長
 令和2年3月から現在、全便欠航中の富士山静岡空港国際便の再開に向けてのプロセスといたしましては、定期便としての運用、運航復活をする前に安全・安心面での様々な確認などを目的として試行的にチャーター便の運航を想定して見込んだ制度であります。
 これまでも国際チャーター便の支援は行っておりますが、定期便未就航地を対象としたものでありまして、このような既存路線を想定したものは補助対象外としておりました。
 このため、未就航地へのチャーター便支援、また従前からの定期便への運航支援制度とは別に既存定期路線における国際チャーター便への運航補助を行う予算を今回計上したものであります。
 なお、このチャーター便につきましても、定期便と同様に運航経費の削減につながる支援を行うことで、国際便の運航を促進し富士山静岡空港の復活につなげていきたいと考えたものであります。

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