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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成28年6月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:大石 哲司 議員
質疑・質問日:07/12/2016
会派名:ふじのくに県民クラブ


○大石(哲)委員
 分割方式でお願いいたします。
 小中学校に2学期制が取り入れられて10年と少し、2004年からですから12年。やはりデメリットのほうが多くて、従来の3学期制に戻す流れが今起こりつつあるように聞いていますが、県内ではどのような状況にあるのか。それから県教育委員会として、何か考えがおありだったら教えてください。

○林義務教育課長
 小中学校の2学期制について御質問をいただきました。
 2002年度――平成14年度に学校週5日制が完全実施されまして授業時数を確保するために2学期制は全国的にも拡大いたしまして、8番委員御指摘のとおり本県においても広がりをみせたところであります。一方で導入から約10年が経過いたしまして、2学期制からまた3学期制に戻していく動きもございます。
 現時点でありますが、平成28年度において県内の公立小中学校506校のうち214校、パーセンテージで言うと42.3%が2学期制となっております。中学校においては264校のうち89校、33.7%が2学期制となっております。
 ここ数年、2学期制の学校数は横ばいでございましたが、本年さらに小学校で9校、中学校で6校が3学期制に戻している状況にあります。
 8番委員御指摘のとおり、メリット、デメリットがございます。2学期制のメリットという点では、導入当初指摘されていたように、授業時数が確保できること。また成績処理の回数が減りますので時間的なゆとりが生まれる。子供たちの教育活動にじっくりと長期的に取り組むことができるというメリットが指摘される一方、デメリットとしては、裏腹のところではありますが成績をしっかりと把握する機会が減ってしまう。
 特に、中学校で3学期制に戻す動きが強いのは進路指導の関係でございまして、入学者選抜のための調査書を作成するためには、12月の段階で成績表を処理していくことが必要になるんですが、2学期制になりますと2学期制の中で成績処理を講じなければならないということもあって、メリット、デメリット両方勘案した中で、どちらがよいか御判断いただいていると考えます。
 県教育委員会としては、どちらがいいということは明確にお示しはしておりませんが、2学期制、3学期制両方のメリット、また地域の教育活動であるとか、それぞれ学校の実情に応じて適切に御判断いただく必要があろうと考えております。

○大石(哲)委員
 2学期制にしてよかった点は、例えば終業式が1回減る程度だというアンケートもあるようです。そもそも夏休みとか冬休みとかそういう既存のルールを変えないで、学期だけを変えるのはちょっと無理があったのかなと思います。私の考えです。

 それから、説明資料の6ページの健康診断結果ですが、一番下の表を見ると、50歳代になると在職者の中で女性の割合が急に減るんです。この世代はそもそもこういう割合だったのか。20歳代、30歳代、40歳代は女性が多い。だけど50歳代になると突然この世代は女性が少ないんですが、これはこの世代はそもそも男性のほうが多かったのか。それともやっと40歳で子育ても終わって、これから管理職になっていただくような女性が急に減っちゃうというのは何かもったいないような気がするんですが、これについてどうお考えか教えてください。

○林義務教育課長
 教職員の在職者の状況について御質問いただきました。
 8番委員御指摘のとおり、特に小学校は在職者数全体のうち女性の割合が多うございます。各学校種の中で女性が一番多いのは小学校でありまして、また校種が上がるにつれてその男女比が逆転していく状況にあります。
 一方で、年齢別に見ますと、女性の職員の中には50歳代になりますと定年を前に退職される方が見られるようになってまいります。理由といたしましては小学校は特に女性職員が多いんですが、一方で子供と一緒になって活動する時間が長く、元気な子供たちと一緒に過ごすことに非常に体力的な負担を感じやすくなってしまうと。また御家庭の事情でありますが、子育てが終了したり、ある程度そういった家庭の事情の中で金銭的な余裕ができることが見込まれることから、女性の勧奨退職者数がふえる傾向にあると捉えています。
 とはいえ、女性も長くやりがいを持って活躍できるような職場環境の改善充実に取り組んでいく必要があろうと現況私は考えております。

○大石(哲)委員
 確かに50歳代になって子供と一緒に体を動かすのはきつくなる世代かもしれませんが、やはりここまでやってきてくれたんだから、もう1つ何か夢を持ってほしい。ここから先に行っても教頭になれない、校長になれないと思っちゃうと勧奨退職するのかなと思うんです。

 せんだって、私の知り合いが授業参観に行ったら、自分の子供の担任がなかなか授業をやりに来てくれないと言うわけです。なぜかというと隣のクラスの生徒がけんかをしていて、そこの担任が採用されたばかりの20歳代の女性なんです。それで手に負えないからよその担任が手伝いに行って仲裁して事なきを得たと。だけど授業の半分ぐらいをその仲裁に費やしたと。だから2クラスが授業を半分休んじゃった。
 だから、20歳代の女性が休職する割合が多いというのは、あるのかなと思うんですが、一部始終わかっているからといって、それをとめに入った男性の先生が帰ってきて自分のクラスで全て言うわけですよ。実は隣のクラスでこんなことがあってと。私はこれのほうが問題で、それだから女性の先生がやめてしまうというか休んじゃう。
 危機管理の研修はどのように進められているのか、教えていただけますか。

○林義務教育課長
 学校現場における危機管理についての質問いただきました。
 危機管理と申しましても、さまざまな事案がございます。例えば児童生徒の交通事故であるとか非行事案といった生徒指導事案が起きた場合、あるいは自然災害が起きた場合にどのように対応していくのか。さまざまな危機管理に対応する必要が生じることがあろうと思います。
 それぞれに応じた対応の仕方については、各種の研修の中でしっかりと系統的に教職員に身につくように取り組んでいるところです。
 例えば、初任者の研修の中にも防災教育あるいは危機管理、生徒指導というカテゴリーの中で、これをしっかりと体系的に身につけていく研修を各年代に応じて計画的に行っているところでございます。

○大石(哲)委員
 若い先生を育てていくということで、先輩の先生が仲裁に入るのはいいんだけど、それはそれでないしょにしておいてほしかったと思いました。

 私の地域に教職員住宅がございます。施設の管理がされていないようだったものですから、昨年度の暮れに御相談して対応してもらったんですが、余りにも放置されていると思うんですね。使われていない。
 聞いたところによると、教職員住宅は高校単位で設けられている。県内に設けられている教職員住宅の実態はどのようになっているか教えていただけますか。

○南谷福利課長
 初めに、県立学校の教職員住宅については静岡県公舎管理規程がございまして、その管理については校長が所管しております。現在67校の校長が149棟737戸の住宅を管理しているところでございます。
 具体的には、入退居に関すること、修繕に関すること、維持管理に関することなどがございます。予算につきましては各学校からの予算要求に基づき福利課で一括して予算を要求し、各学校に配当しております。また緊急に修繕等を要する場合については、速やかに福利課に相談するように指導しているところでございます。

○大石(哲)委員
 入居されている割合はどうなんですか。私の確認するところでは、私が見た教職員住宅は入居者が1割以下に思えたので、それで放置される状態が起こると思うんです。草がひどいとか植木が剪定されてないとか入居者から管理者、校長などにクレームが行けば対応できると思いますけど、今の入居率はどのぐらいですか。

○南谷福利課長
 入居率の関係でございますけれども、平成27年度末現在、保有戸数が912戸、入居戸数551戸でございますので、入居率につきましては60.4%でございます。

○大石(哲)委員
 こんなに成績がいい教職員住宅は見たことないんですけどね。身近に2棟あるんですけど2棟とも1割以下です。外国人の先生というか派遣の先生が住んでいるぐらいです。
 1つの学校単位で住宅があるのが問題かもしれない。要するに学校の上下関係がそのまま住宅に来ちゃうんです。先輩、後輩とか例えば教頭がいれば教頭が上に来たとかという話になると思います。学校から住宅が決まるのが問題かと思っています。
 時々住宅を巡回して、管理の状態を見ていただくような制度をつくっていただきたいと思いますが、どうでしょうか。

○南谷福利課長
 教職員住宅の管理につきましては、さまざまな手引を学校に配付しております。その中でも雑草のぐあいであるとか、施設の修理の必要性といったものは当然翌年度に予算要求していただくことになっておりますので、定期的に見ていただく。
 それから、入居者に関するさまざまな指導もございますので、例えばチラシ等の入居者にお知らせすべき内容等も定期的に配付しております。少なくとも何カ月かに1回は教職員住宅の状況について確認するように、引き続き指導してまいりたいと考えております。

○大石(哲)委員
 アンケートとか、いろいろと学校の先生方の過労につながってはいけませんから、上手にやっていただきたいと思います。

 最後に、磐田市で行われているスポーツ部活についてお聞きします。
 5月13日から開始ということですので、ちょうど2カ月ぐらいたったと思いますが、説明資料にもございましたが、2カ月たって参加人員の移動はあったんでしょうか。

○福永理事兼健康体育課長
 現在、こちらで把握しているところでは、若干加入希望者がいると聞いているんですけど、基本的には数字は変わっていないところが現状でございます。

○大石(哲)委員
 じり貧じゃないということでうれしいですね。
 この事業は、磐田市へ委託しているということですが、磐田市民でも送迎は御父兄がやっているようですので、磐田市以外の県民の方、例えば隣接する市町からスポーツ部活に参加することは可能でしょうか。

○福永理事兼健康体育課長
 8番委員御指摘のとおり、現在磐田市に委託しておりまして、現状では基本的に磐田市の中学校の部活動の子供たちを対象にしているところでございます。
 ただ、ラグビーに関しましては、もともとヤマハ発動機のラグビースクールを母体にしていまして、その中には浜松市の子供さんとか袋井市、掛川市の子供さんも入っておりますので、そういったスクールの子供さんと磐田スポーツ部活の子供さんが一緒に練習している状況でございます。
 その辺は、今後磐田市と調整しながら、周辺の子供さんたちはどうするかということはあるんですが、基本的には学校単位の部活動をどう補足していくかということになるんですが、現状その辺の対策について、今後どうしていくかを検討していくことになっております。

○大石(哲)委員
 今の流れで行くと、夏休みの事業もあるし、これからサーフィンとかトランポリンの募集は磐田市内だけの募集なのか。市の外にはPRしていかないのか。

○福永理事兼健康体育課長
 現時点では、磐田市の子供さんたちを対象として考えているところでございます。

○大石(哲)委員
 先ほどのラグビーとの絡みでいくと、サーフィンやトランポリンは磐田市内に限らなくても何か手はありそうな感じがするんですね。地域でこういういい取り組みをしているのをPRしていきたいと。
 部活動の指導者について、以前ほかの委員会でも言ったんですが、卓球を一度もやったことない先生が抽せんで卓球部の顧問になっちゃったということもありました。指導者がよければ伸びる子もいるし、好きになる種目もあると思うものですから、何か手だてを考えていただきたいと思いますが、何か希望的なお話を聞かせていただけますか。

○福永理事兼健康体育課長
 子供さんたちの保険とかそういった部分を磐田市が負担していますので、そういった部分をどうしていくかという問題が1つございます。
 その辺について、これからトレセン的な形や教室的な形でやるものについては、実質磐田市で動いていただいているところがございますので、これから検討していきたいところではございます。

○大石(哲)委員
 保険のようなことだったら、ここに通わせようという御父兄なら、そのくらいのことは話をすれば理解していただけると思いますので、いきなりでは難しいと思いますけど2年目、3年目には少し門戸を開くような形でやってほしいと思います。
ありがとうございました。以上で終わります。

○長澤財務課長
 先ほど、6番委員から御質問いただいた答弁で、1点訂正させてください。
 繰越事業の関係で、新しい労務単価に置きかえをしたのかという御質問をいただきましたけれども、このうち県立高校老朽校舎対策事業費、新居高校の1件につきましては、2月に入ってからの契約でございますので設計の変更をし、新たな労務単価で契約し直してございます。

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